皆さんの意見を参考に人気要素をコンパクトにまとめた平屋プラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :92.33㎡(27.93坪)
  • 部屋数  :3LDK
  • 玄関   :北入り
  • 間口(幅):11.375m
  • 奥行(縦):9.1m

プランポイント

平屋を検討している方に「何が欲しいですか」と聞くと、返ってくる答えは驚くほど似ています。広めのLDK、独立した洗面所、ウォークインクローゼット、パントリー、そしてウッドデッキ。この27.93坪のプランは、その希望を集めて、無理のない坪数に収めたものです。全部入れて28坪弱。詰め込みすぎない加減が、このプランの見どころですね。

ポイント①|27.93坪に、人気の要素をひととおり収める

延べ面積92.33㎡。3LDKで、LDKは17.6帖。主寝室7.5帖にWIC3.5帖、洋室5.2帖が2つ、洗面所3.1帖、パントリー1.5帖、そして南東にウッドデッキ。

一つひとつは特別なものではありません。でもこれを28坪弱に全部収めるとなると、話は別です。

成立している理由は、それぞれのサイズを欲張らなかったこと。パントリーは1.5帖、脱衣室は1.5帖。必要な機能だけを与えて、大きさは抑える。この加減が効いています。

ポイント②|洗面所3.1帖を独立させて、脱衣室と分ける

北西に浴室2帖、脱衣室1.5帖。そしてその東に洗面所3.1帖。

脱衣室が1.5帖と最小限なのに対して、洗面所は3.1帖と広めです。この配分が面白いところで、洗面台のまわりにゆとりを持たせています。

朝、家族が並んで身支度をする場所。誰かが入浴していても使える場所。使う頻度で言えば、脱衣室より洗面所のほうがずっと高いんですよね。頻度の高いほうに面積を配るのは、理にかなった判断です。

ポイント③|主寝室7.5帖とWIC3.5帖を、西側にまとめる

南西に主寝室7.5帖、その北にWIC3.5帖。

WICが3.5帖というのは、28坪弱の家としてはしっかりした広さです。しかも位置が洗面所のすぐ南なので、洗って干した衣類をここにしまえます。

主寝室は南面に窓があり、朝の光が入ります。玄関からは最も遠い位置なので、静かに休める場所ですね。

ポイント④|LDK17.6帖を、南東に開く

LDKは17.6帖。建物の真ん中から南東の角までを、ひと続きに使っています。

キッチンは中央に縦向き。東へ進むほど、食卓、くつろぐ場所へと役割が移ります。南面には掃き出し窓が並び、その外にウッドデッキが広がります。

キッチンの南にはパントリー1.5帖。小さいですが、冷蔵庫の隣という位置なので、実際の使い勝手は数字以上です。

ポイント⑤|洋室2つに、それぞれ洋服入を付ける

北側の中央に洋室5.2帖が2つ。どちらにも「洋服入」と書かれた収納が付いています。

WICが主寝室側にあるので、子ども部屋の衣類は各部屋で管理する形ですね。ファミリークロークに集約するプランも多いなかで、これは分散型の考え方です。

5.2帖という広さは、机とベッドを置いてゆとりが残る寸法。2部屋が同じ大きさなので、どちらを選んでも不公平になりません。

ポイント⑥|玄関を北東に置いて、LDKへ短くつなぐ

玄関は北東の角。ホールを経て、すぐ南がLDKです。

コンパクトな家では、玄関からLDKまでを短くすることが面積の節約になります。廊下と呼べる長い通路がないので、通るためだけの床がほとんどありません。

そしてホールから西へ進めば、洋室2つと水回り。玄関を起点に、生活の方向がきれいに分かれています。

検討するなら、ここは確認を

  • 収納の配分:WIC3.5帖が全体の柱で、あとはパントリー1.5帖と各室の洋服入。玄関にシューズクロークがないので、靴やベビーカー、外遊びの道具の置き場は別に考えておく必要があります。玄関土間を広げられないか、相談しておきたいところ。
  • 28坪弱という面積:4人家族なら、決して余裕のある広さではありません。いまお持ちの物の量と照らし合わせて、収まるかどうかを確認しておきましょう。
  • 脱衣室1.5帖:脱ぐことに絞った寸法です。室内干しをするなら、洗面所3.1帖のほうに物干しを設けられるか聞いておきたいですね。
  • 子ども部屋が北向き:洋室2つとも北に面しています。日中の明るさは南のLDKに劣るので、窓の大きさと位置を確認しておきましょう。
  • 建築面積が敷地に載るか:間口11.375m×奥行9.1m。28坪弱でも、平屋なのでその面積がそのまま必要です。駐車する台数まで見込んで、敷地に載るかを確かめておきましょう。

こんなご家族に向いています

  • 平屋で、人気の要素をひととおり入れたい方
  • 建築費を抑えつつ、機能は削りたくない方
  • 洗面と脱衣を分けたいご家庭
  • お子さんが2人までのご家族
  • 横長の土地をお持ちの方

まとめ|全部入れるコツは、一つずつを小さくすること

要望を全部入れようとすると、坪数が膨らみます。パントリーは3帖欲しい、脱衣室も3帖、シューズクロークも……と積み上げると、あっという間に35坪を超えます。

このプランは逆の発想です。要素の数は減らさず、一つひとつのサイズを詰めた。パントリー1.5帖、脱衣室1.5帖。小さくても、そこにあれば機能します。

「あれもこれも」と思ったときは、諦めるかどうかの前に、「どこまで小さくできるか」を考えてみてください。案外、思っているより小さくて足りるものですー。

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家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

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