
概要
- 延べ面積 :106.00㎡(32.06坪)
- 部屋数 :4LDK
- 玄関 :南入り
- 間口(幅):11.83m
- 奥行(縦):9.1m
- 収納率 :15.24%
プランポイント
LDK22.7帖に、和室4.5帖。引き戸を開ければ27帖を超える一続きの空間になります。ただ、この間取りの面白さは「27帖の広さ」そのものではありません。開けたり閉めたりできること。つまり27帖にも、22.7帖にも、4.5帖の個室付きにもなる。可変であることのほうが価値です。
ポイント①|LDKと和室を、引き戸ひとつでつなぐ
南側の中央に4.5帖の和室。北隣がLDK22.7帖です。あいだは引き戸で仕切られています。
開ければ27帖。年末に親族が集まるとき、来客が多いとき、子どもが走り回るとき。開放して使えます。
閉じれば独立した4.5帖。客間として泊まってもらう、子どもを昼寝させる、静かに過ごす。使い方が切り替わります。壁でつくった部屋にはできない芸当ですね。
ポイント②|和室を、玄関ホールの隣に置く
和室は南東の玄関ホールにも面しています。つまりLDKを通らずに、直接この部屋へ通せる。
来客を和室に案内して、LDKは見せない。あるいは開放して一緒に過ごす。そのときどきで選べます。
そして客間として使うときは、玄関から近いほうが便利です。夜遅く帰った来客が、家族の生活空間を通らずに部屋へ入れますから。
ポイント③|LDK22.7帖の中心に、大きなカウンターを据える
キッチンは中央北寄り。その南に、ダイニングテーブルと一体になったカウンターが横長に伸びています。
このカウンターがかなり大きく描かれていて、4〜6人が座れそうな寸法です。食事だけでなく、勉強や作業にも使える。
キッチンに立つと、南のリビング、南東の和室、西の個室方向まで見渡せます。22.7帖という広さでも、把握できる位置に立てるのがいいところです。
ポイント④|個室を西と北東に分ける
西側に主寝室6.5帖とWIC2帖、そして南西に洋室5.2帖。北東にもう一つ洋室4.5帖。
和室を含めて4LDK。個室が家の周縁に散っていて、中央のLDKを囲む形です。
主寝室と子ども部屋が同じ西側にありますが、あいだにWICを挟んでいます。収納を間仕切りに使うと、音が伝わりにくくなるんですよね。
ポイント⑤|水回りを北側に一列で
北側には、トイレ、洗面所、脱衣室1.5帖、浴室2帖。西から東へ並んでいます。
洗面台が脱衣室の外に出ているので、入浴中でも歯磨きや手洗いができます。そして洗面所はLDKにも面しているので、キッチンから数歩。
脱衣室が1.5帖と絞られているぶん、洗面所にゆとりがあります。使用頻度の高いほうに面積を配る、という判断ですね。
ポイント⑥|シューズクローク2帖と、南東の玄関
南東の玄関に、2帖のシューズクローク。ホールを経てLDKまたは和室へ。
2帖あれば、靴に加えてベビーカーや外遊びの道具も入ります。玄関がすっきりしていると、来客を迎える印象が変わります。
そして玄関からLDKに入ると、正面に和室と南の窓。入った瞬間に奥行きが感じられる見せ方になっています。
検討するなら、ここは確認を
- 収納率15.24%:WIC2帖、シューズクローク2帖、各室のクローゼット。32坪の家としては十分な数字です。ただしファミリークロークとパントリーがないので、洗濯物と食品ストックの置き場は考えておきたいところ。キッチンの背面収納の容量を確認しておきましょう。
- 和室に押入がない:客間として泊まってもらうなら、ふとんの置き場が要ります。図面上は見当たらないので、押入を足せるか相談しておきたいですね。
- 開けたときの音とにおい:27帖の一続きにすると、キッチンのにおいも和室まで届きます。客間として使う日と、開放する日で切り替えるなら、引き戸の気密性も確認しておきたいところ。
- 22.7帖の冷暖房:和室を開けると27帖です。エアコン1台では効きにくいので、容量か台数を検討しておく必要があります。断熱仕様とセットで相談を。
- 敷地にこの外形が収まるか:11.83m×9.1mの平屋なので、32坪ぶんがそのまま地面を占めます。どこまで建てられるかと、車を何台停めるか。この2点を土地選びの段階で押さえておきたいですね。
こんなご家族に向いています
- 親族や友人が集まる機会の多いご家庭
- 客間として使える和室が欲しい方
- お子さんが小さく、目の届く畳スペースが要る方
- 広いカウンターで食事や作業をしたい方
- 平屋で4LDKを検討されている方
まとめ|広さより、変えられることに価値がある
27帖という数字は確かに立派です。でも一年のうち、27帖をフルに使う日が何日あるでしょうか。年に数回かもしれません。
大事なのは、その数回のために27帖を用意しておけることと、普段は22.7帖と4.5帖に分けて使えること。この可変性です。
大きな空間に憧れるとき、「いつもその広さが要るのか」を一度考えてみてください。引き戸1枚で切り替えられるなら、普段の使い勝手を犠牲にせずに済みますー。
保存・コメントもこちらから
こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください
- 提案されたプランに、どうもピンとこない
- 担当者と感覚が合わず、モヤモヤしている
- 「他の可能性」をプロの目線で知っておきたい
- SNSで集めた情報が多すぎて、整理できない
- 完成したあとの暮らしが、うまく想像できない
家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。
ご相談メニューと料金は、リンク先のページでご確認いただけます
イメージギャラリー





コメント