大人も個室を持つ時代 副業してる夫婦にオススメプラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :98.95㎡(29.93坪)
  • 部屋数  :3LDK
  • 玄関   :北入り
  • 間口(幅):10.01m
  • 奥行(縦):11.375㎡
  • 収納率  :8.36%

プランポイント

図面に「父室(2帖)」「母室(2帖)」と書かれています。子ども部屋ではなく、大人の個室です。しかも夫婦それぞれに一つずつ。副業や在宅ワークが当たり前になって、大人にも「一人でこもる場所」が要る時代になりました。この29.93坪の平屋は、そこに正面から応えています。

ポイント①|2帖の個室を、夫婦それぞれに用意する

家の中央に、父室2帖と母室2帖が縦に並んでいます。どちらも机と椅子が描かれた、こもるための小部屋です。

2帖というのは、机ひとつ分。決して広くありません。でも扉を閉められる、という一点で意味がまったく変わります。

リビングの隅にワークスペースを設ける方法もありますが、オンライン会議の声はどうしても家族に届きます。逆に家族のテレビの音も入る。壁と扉があるだけで、その両方が解決するんですよね。

ポイント②|2つの個室を、隣り合わせに置く

面白いのは、父室と母室が別々の場所ではなく、隣り合っていること。

同じ壁を共有しているので、配線や空調をまとめやすい。工事の面では合理的です。そして玄関ホールに近い位置なので、LDKを通らずに入れます。

夫婦が同じ時間帯に仕事をしても、互いの声は聞こえません。かといって家の端と端に離れているわけでもない。ちょうどいい距離感に置かれています。

ポイント③|LDK19.8帖を、西から南に広く取る

LDKは19.8帖。建物の西側から南にかけてを占めています。

キッチンは北西に縦向き。そこから南へ、ダイニング、リビングと続きます。南面の掃き出し窓の外には、長いウッドデッキが伸びています。

大人の個室を2つ確保しながら、LDKに19.8帖を残しているのがこのプランの上手さです。個室は2帖ずつ、合計4帖。この程度なら、LDKを削らずに収まります。

ポイント④|主寝室7帖と子ども部屋2つを、東側に

北東の角に主寝室7帖。南東に洋室4.6帖が2つ並びます。あいだを廊下が通り、その脇にトイレ。

寝るための部屋と、仕事のための部屋を分けているのがポイントですね。主寝室で仕事をすると、切り替えができなくなります。2帖でも別の部屋があることの意味は、そこにあります。

子ども部屋2つは南向き。日当たりのいい面を子どもに渡しています。

ポイント⑤|水回りを北西にまとめる

北西には、浴室2帖、脱衣室2帖、洗面所、トイレ、そしてパントリー1帖。

洗面所が脱衣室と分かれているので、誰かが入浴していても洗面台が使えます。在宅で仕事をする人がいる家では、日中に水回りを使う頻度が上がるので、この分離は効いてきます。

パントリー1帖はキッチンのすぐ北。食品ストックの置き場としてはもちろん、脱衣室への通り道も兼ねています。

ポイント⑥|玄関を北の中央に置いて、動線を三方に分ける

玄関は北の中央。シューズクローク0.7帖とホールを経て、西へ行けばLDKと水回り、南へ行けば父室・母室、東へ行けば主寝室と子ども部屋。

ホールを中心に三方向へ分岐する形です。仕事の来客があっても、父室・母室は玄関から近いので、生活空間を通さずに案内できます。

在宅で仕事をする家では、この「仕事の動線」と「生活の動線」を分けられるかが意外と重要なんですよね。

検討するなら、ここは確認を

  • 収納率8.36%:父室と母室に4帖を使ったぶん、収納はかなり削られています。パントリー1帖とシューズクローク0.7帖、各室のクローゼットのみ。ファミリークロークもありません。この数字で暮らすには、造作収納を最初から予算に組み込むか、屋外に物置を置く前提が要ります。
  • 2帖という広さ:机と椅子でほぼ埋まります。書類や資料を置く棚をどこに付けるか、壁面の使い方まで含めて図面に描いてもらうと確実です。本や機材が多い仕事なら、2帖では足りないかもしれません。
  • 窓と換気:2帖の個室に長時間こもるので、窓の大きさと換気の経路は確認しておきたいところ。オンライン会議で背後に映る範囲も、意外と気になる部分です。
  • 父室・母室の将来:お子さんが独立したあと、この2部屋をどう使うか。逆に、働き方が変わって不要になる可能性もあります。壁を撤去して一室にできる構造か、聞いておくと柔軟です。
  • コンセントと通信環境:仕事のための部屋なので、電源の口数とインターネット回線の配線は設計段階で決めておきたいところ。あとから増やすのは壁を壊すことになります。

こんなご家族に向いています

  • ご夫婦とも在宅で仕事をされる方
  • 副業や趣味で、こもれる場所が欲しい方
  • オンライン会議の音を家族に聞かせたくない方
  • 3LDKの平屋に、仕事部屋を足したいご家族
  • 寝る場所と働く場所を分けたい方

まとめ|個室は、子どものためだけのものではない

家づくりの打ち合わせでは、子ども部屋をいくつ取るかは必ず話題になります。でも大人の個室は、なかなか議題に上りません。書斎が欲しいと言っても、「余裕があれば」と後回しにされがちです。

でも働き方が変わった以上、大人にも扉の閉まる場所が要ります。しかも夫婦それぞれに。2帖ずつでいいなら、合計4帖。30坪の家でも十分に収まる面積です。

ご夫婦で一度話してみてください。それぞれが一人になれる場所は、いまの家にあるでしょうか。なければ、新しい家では2帖だけでも確保する価値がありますー。

この間取りをInstagramで見る

保存・コメントもこちらから

こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください

  • 提案されたプランに、どうもピンとこない
  • 担当者と感覚が合わず、モヤモヤしている
  • 「他の可能性」をプロの目線で知っておきたい
  • SNSで集めた情報が多すぎて、整理できない
  • 完成したあとの暮らしが、うまく想像できない

家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

間取りのセカンドオピニオンを相談する

ご相談メニューと料金は、リンク先のページでご確認いただけます

イメージギャラリー

鳥瞰図
内観イメージ

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


TOP