一言では表現できない!めちゃめちゃ多機能プラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :104.34㎡(31.56坪)
  • 部屋数  :3LDK
  • 玄関   :南入り
  • 間口(幅):12.74m
  • 奥行(縦):9.1m
  • 収納率  :11.20%

プランポイント

「この家、どんな家ですか?」と聞かれたときに、一言で答えられない間取りがあります。31.56坪の平屋であるこのプランがまさにそれで、家事室があって、シューズクロークがあって、ファミリークロークがあって、畳コーナーもある。しかも洗面と脱衣が分かれていて、トイレは2か所。よくばりに見えて、実はひとつずつに理由がある。そういうプランです。

ポイント①|19帖のLDKを真ん中に置いて、機能を周りに配る

延べ面積104.34㎡(31.56坪)の平屋で、LDKが19帖。間口12.74m×奥行9.1mの横長の箱の、ちょうど中央から東寄りをLDKが占めています。

多機能なプランでよくある失敗は、あれこれ足した結果、家の中心が痩せてしまうことなんですよね。この間取りは逆で、まずLDKに19帖を確保して、そこから届く範囲に機能を配っていく形になっています。

だから部屋数は3LDKのまま。増えているのは「部屋」ではなく「役割を持った場所」のほうです。ここが多機能プランとしての作り方の差だと思います。

ポイント②|玄関からLDKに入るまでに、シューズクロークと家事室がある

東側の玄関を上がると、ホールを経てLDKへ。その途中の北東側に3.0帖のシューズクロークと家事室が並んでいます。

シューズクロークが3帖あると、靴だけでなくベビーカー、アウトドア用品、お子さんの外遊び道具まで受け止められます。外で使うものが玄関から先に入ってこないので、それだけで室内が散らかりにくくなるんですよね。

家事室が玄関のすぐ近くにあるのも面白いところで、宅配の受け取りや通販の荷ほどき、書類の整理といった「家の中に持ち込む前にやっておきたいこと」がここで完結します。

ポイント③|洗面所と脱衣室を分けた。朝の渋滞対策として

北側の水回りは、浴室2帖 → 脱衣室2.5帖 → 洗面所、という並びです。脱衣室に洗濯機が入っていて、洗面台は独立した洗面所のほうにあります。

この分け方の効果は、朝と夜にはっきり出ます。誰かがお風呂に入っていても、洗面台は使える。歯磨きや身支度と、入浴・着替えがぶつからないんですよね。ご家族の人数が多いほど、この2〜3分の待ち時間の解消が効いてきます。

洗面所のすぐ隣にトイレがあるのも、来客時に脱衣室を見せずに済む配置です。

ポイント④|ファミリークローク3.5帖が、洗う場所と寝る場所の途中にある

家の中央に3.5帖のファミリークロークがあります。位置が絶妙で、北側の脱衣室・洗面所と、西側の個室ゾーンのちょうど間。

洗濯物の流れで考えると、脱衣室で洗って、干して、数歩でファミリークロークにしまう。そして朝はここで着替えて出ていく。衣類の移動距離が、家の中でいちばん短くなる場所に置かれています。

各部屋にクローゼットを分散させるより、通り道に大きな1か所を置いたほうが、しまう手間はずっと減ります。廊下と接しているので、個室からのアクセスも悪くありません。

ポイント⑤|畳コーナー2帖とトイレ2か所という、細かい気配り

LDKの南西側に2帖の畳コーナーがあり、その隣にもうひとつトイレが設けられています。

畳コーナーは、お子さんのお昼寝、洗濯物をたたむ場所、来客時の腰かけと、使い方が固定されない場所です。2帖という小ささがちょうどよくて、これ以上大きいと「部屋」になってしまい、閉じたくなるんですよね。

トイレを2か所にしたのは、南西の個室ゾーンから北東のトイレまでが遠いから。31坪の平屋は横に長くなるので、端から端までの移動が意外と負担になります。夜中に起きたときの距離を考えると、この2つ目は効いてきます。

ポイント⑥|南面をまるごとテラスにする

南側は、玄関ポーチから続くタイルのテラスが建物の幅いっぱいに広がっています。LDKからも畳コーナーからも、掃き出し窓を開ければそのまま外に出られる形です。

平屋の良さは、全部の部屋が地面とつながっていることなんですよね。この間取りはそれを最大限に使っていて、内と外の境目がかなり緩やかになっています。洗濯物を干すのも、椅子を出してお茶を飲むのも、ここで済みます。

検討するなら、ここは確認を

  • 収納率11.20%:量は控えめですが、配置が良いので実際の使い勝手は数字ほど悪くありません。シューズクローク3.0帖とファミリークローク3.5帖が要所を押さえているので、「どこにしまうか迷う」場面は少ないはずです。ただし押入れ的な大物置き場は手薄なので、布団や季節家電の行き先は決めておきたいところ。
  • 間口12.74mが要る:横に長い平屋なので、敷地の幅がそれなりに必要です。両隣との離れを含めると、間口15m前後は見ておきたいところ。旗竿地や間口の狭い土地では、この形はそのまま載りません。
  • 西側の個室の日当たり:洋室2つと主寝室が西に寄っているので、午前中の光は入りにくくなります。寝室として割り切るなら問題ありませんが、お子さんが日中に使う想定なら窓の取り方を検討したいですね。
  • 廊下が南北に通っている:面積としては大きくありませんが、通るためだけの場所ではあります。ここに本棚やニッチを足せるかどうか、設計段階で相談しておくと無駄がなくなります。
  • トイレ2か所のコスト:配管も便器も2つ分です。31坪でこの設備量なので、建築費は同じ坪数の標準的なプランより上がります。その配分に納得できるかどうかが、選ぶかどうかの分かれ目になります。

こんなご家族に向いています

  • 平屋に住みたくて、間口の広い土地を確保できる方
  • ご家族の人数が多く、朝の身支度が重なりやすいご家庭
  • 外で使う道具(アウトドア、スポーツ、園芸)が多い方
  • 家事をひとつの流れでまとめたい方
  • 将来、階段の上り下りをしなくていい暮らしを考えている方

まとめ|多機能は「足す」ことではなく「配る」こと

この間取りを見ていて感心するのは、機能を足しているのに窮屈になっていないところです。LDK19帖という中心をまず決めて、そこから届く範囲に家事室・シューズクローク・ファミリークローク・畳コーナーを配っている。だから増えたぶんが邪魔になりません。

多機能な家をつくろうとすると、つい部屋を増やしてしまいがちです。でも本当に必要なのは部屋ではなく、「この作業をここでやる」と決められた場所のほうなんですよね。

一言で言い表せない家というのは、裏を返せば、暮らしのいろいろな場面をちゃんと想像してつくられた家ということです。ご自身の一日を朝から順に追いかけてみると、どの場所が要るのかが見えてくるかもしれませんー。

この間取りをInstagramで見る

保存・コメントもこちらから

こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください

  • 提案されたプランに、どうもピンとこない
  • 担当者と感覚が合わず、モヤモヤしている
  • 「他の可能性」をプロの目線で知っておきたい
  • SNSで集めた情報が多すぎて、整理できない
  • 完成したあとの暮らしが、うまく想像できない

家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

間取りのセカンドオピニオンを相談する

ご相談メニューと料金は、リンク先のページでご確認いただけます

イメージギャラリー

R
R
R
R
R
R
R
R
R

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


TOP