

概要
- 延べ面積 :121.72㎡ 36.82坪
- 部屋数 :4LDK
- 玄関 :東入り
- 間口(幅) :8.19m
- 奥行(縦) :8.19m
プランポイント
バイクを家に入れたい。そう思っても、車が入るビルトインガレージほどのスペースは取れない。そこで諦めてしまう方が多いのですが、実はそこまで要りません。この36.82坪の総二階は、5.7帖のガレージをつくりました。5帖前後あれば、バイクや自転車をいじって、アウトドア用品を置いて、趣味の部屋として十分に成立します。
ポイント①|5.7帖のガレージに、手洗いを付ける
東側の玄関のすぐ南に、5.7帖のガレージ。中にバイクが描かれています。そして手洗いも完備されています。
この手洗いが効いていて、油で汚れた手のまま室内に入らずに済みます。作業のあとにそのまま洗える。ガレージを「作業する場所」として使うなら、これは外せない設備ですね。
車を入れるとなると幅3m、奥行5.5mは必要です。でもバイクなら、この半分以下で足ります。全部か無しかではない、という選択肢がここにあります。
ポイント②|LDK側から、愛車を眺められるようにする
ガレージはLDKと壁一枚で接しています。ここに大きな窓を設ければ、リビングに座ったまま愛車が見えます。
外の駐車場に置いていると、見ようと思ったら外に出るしかありません。でも室内から見えるなら、日常の景色の一部になる。
そしてガレージは玄関ホールにも面しているので、外からも中からも入れます。出かけるときも帰ってきたときも、動きが短く済みます。
ポイント③|LDK16帖を、数字以上に感じさせる
LDKは16帖。36坪台の家としては、決して広い部類ではありません。
でもこのプランは、南にウッドデッキを続け、東の吹抜けで2階とつなぎ、隣室との境を曖昧にしています。壁で閉じずに、どこかへ抜けていく形をつくっている。
帖数で測れる広さと、体感する広さは別ものです。LDKに面積を割けない場合は、外や上とつなげることで補える。この考え方は、坪数に制約のある計画でとくに役立ちます。
ポイント④|パントリー3帖を、キッチンの背面に
キッチンの西に、3帖のパントリー。36坪の家としては、しっかりした大きさです。
ここに食品ストックと家電をまとめれば、キッチン側の背面には余裕が生まれます。アクセントのタイルを貼ったり、小物を飾ったり。見せる部分と隠す部分を分けられるわけですね。
そしてまとめ買いをしても、置き場に困りません。3帖あれば、箱買いした飲料もそのまま置いておけます。
ポイント⑤|2階にユーティリティ6.0帖という、大きな余白
2階の東側に、6.0帖のユーティリティ。用途を決めていない部屋です。
吹抜けに面しているので、1階の気配が伝わります。室内干しにも、子どもの遊び場にも、作業スペースにも使える。
6帖という広さは、使い方が固定されないまま持つには思い切った面積です。でも趣味を家で楽しむという主題の家なら、この余白があとから効いてきます。
ポイント⑥|主寝室7.7帖に、書斎2.2帖を添える
2階の南西に主寝室7.7帖、その東に書斎2.2帖。北側には洋室5.2帖が2つ。
書斎は机ひとつ分の広さですが、扉が閉まります。ガレージが「手を動かす趣味」の場所なら、こちらは「こもる趣味」の場所ですね。
性格の違う趣味の場所が、1階と2階に1つずつ。加えて用途未定のユーティリティ6帖。趣味を家で満喫する、という主題が徹底されています。
検討するなら、ここは確認を
- 収納の配分:パントリー3帖、WIC2帖、各室の洋服入。ユーティリティ6帖も物置として使えば余裕はありますが、それでは用途未定の意味がなくなります。何を置くかを決めておかないと、6帖がまるごと納戸になりかねません。
- ガレージの排気とにおい:バイクを室内に入れる以上、ガソリンのにおいと排気は避けられません。玄関ホールと壁一枚で接しているので、換気設備と気密の確認は必須です。
- ガレージの構造とコスト:バイクが入る開口を壁に設けるため、その部分の構造補強が必要になります。扉を閉められるようにするかどうかでも、費用は変わってきます。
- LDK16帖という広さ:吹抜けとデッキで補っているとはいえ、床としては16帖です。大きなソファやテーブルを置きたい場合は、家具の寸法を入れた図面を描いてもらうと確実です。
- 間口8.19m×奥行8.19m:総二階の正方形で、建築面積は抑えられています。ただしガレージへの進入路とデッキを含めた外形で、敷地に載るか確認しておきましょう。
こんなご家族に向いています
- バイクや自転車をいじるのが趣味の方
- アウトドア用品の置き場に困っている方
- 家の中に作業できる場所が欲しい方
- 用途を決めない予備の部屋を持ちたい方
- 敷地が小さく、総二階でまとめたい方
まとめ|趣味の場所は、小さくても成立する
家に趣味の空間をつくりたいと相談すると、たいてい「予算的に難しい」という話になります。ガレージなら車が入る大きさ、書斎なら4帖以上。そう考えると、確かに難しい。
でも必要な広さは、やりたいことによって変わります。バイクなら5帖台、こもって読み書きするだけなら2帖台。それで足りるなら、無理のない範囲に収まります。
「何が欲しいか」の前に「そこで何をするか」を具体的にしてみてください。必要な寸法が見えてくると、諦めなくていい選択肢が出てきますー。
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