
概要
- 延べ面積 :100.20㎡(30.31坪)
- 部屋数 :3LDK
- 玄関 :西(東)入り
- 間口(幅):12.74m
- 奥行(縦):8.19m
- 収納率 :13.22%
プランポイント
ファミリークロークをどこに置くか。脱衣室の隣、あるいは寝室の隣。だいたいこの2択で考えられます。でもこの30.31坪の平屋は、もっと思い切ったことをしました。4帖のファミリークロークを、家のど真ん中に据えたんです。北の子ども部屋からも、東の主寝室からも、西の水回りからも、南のLDKからも近い。全員が等距離にいる収納です。
ポイント①|ファミリークローク4帖を、家の中心に置く
建物の中央、東西に長い形で4帖のファミリークロークがあります。
北側は洋室5.4帖、南側はLDK19.7帖、西へ進めば洗面所と脱衣室、東へ進めば主寝室と洋室。まさに家の交差点です。
各部屋にクローゼットを分散させると、洗濯物を4か所に配って歩くことになります。1か所に集めても、それが家の端にあれば結局遠い。中心に置けば、誰にとっても近い。単純ですが、これが一番効きます。
ポイント②|脱衣室3帖から、数歩でしまえる
北西に浴室2帖と脱衣室3帖、そして洗面所。
脱衣室が3帖と広めなので、洗濯機を置いて室内干しをしてもゆとりがあります。乾いたら、洗面所を抜けて数歩でファミリークロークへ。
洗う、干す、しまう。この3つがすべて建物の北側で完結します。しかも「しまう」の場所が中心にあるので、そのあと各部屋へ配る必要もありません。
ポイント③|LDK19.7帖を、西から南に広く取る
LDKは19.7帖。西の端から南面へ、L字に回り込む形で広がっています。
キッチンは西端に縦向き。そこから東へ、ダイニングテーブル、L字のソファと並びます。南の窓の先には、幅の広いウッドデッキ。
LDKの北側がファミリークロークなので、キッチンに立っていても収納がすぐそこ。洗濯物をたたみながら料理の様子を見る、といった並行作業がしやすい配置です。
ポイント④|個室3つを、北と東に配る
北中央に洋室5.4帖、北東に洋室5.4帖、南東に主寝室6.8帖。
子ども部屋2つは同じ5.4帖ずつ。きょうだいで差がつきません。どちらもファミリークロークに隣接しているので、朝の身支度がここで済みます。
主寝室6.8帖は東の端。玄関からもっとも遠く、LDKとも壁で隔てられています。静かに休める位置ですね。
ポイント⑤|トイレを2か所。西と東に分ける
トイレは北西の水回りに1か所、北東の個室ゾーンに1か所。
間口12.74mの横長の平屋なので、端から端まで12m以上あります。東の主寝室から西のトイレまで歩くのは、夜中には少々遠い。
そして西のトイレは玄関からも近いので、来客が生活空間の奥に入らずに使えます。どちらの1か所にも、はっきりした役割があるわけですね。
ポイント⑥|玄関を西に置いて、動線を三方に分ける
玄関は西側。シューズクローク1帖とホールを経て、東へ行けばLDK、北へ折れれば水回りです。
帰宅してすぐ手を洗いに行ける動線があり、そのままファミリークロークで着替えることもできます。玄関からLDKまでにホールを挟んでいるので、扉を開けた瞬間にリビングが見えることもありません。
シューズクロークが1帖と控えめなのは、外で使うものが多くない前提でしょうね。ここは家族の持ち物によって判断が分かれる部分です。
検討するなら、ここは確認を
- 収納率13.22%:ファミリークローク4帖が全体の柱です。標準的な数字ですが、中心にあるぶん実用性は高いはず。ただし家族全員の衣類をここに集めるので、一人ずつの区画をどう分けるか、棚とハンガーパイプの割り付けまで詰めておきたいところ。
- クロークが通路を兼ねる可能性:家の中心にあるため、人が通り抜ける場所になりやすい配置です。着替え中に人が通らないよう、建具の位置と鍵の有無を確認しておきたいですね。
- シューズクロークが1帖:靴以外はほとんど入りません。ベビーカーやアウトドア用品をお持ちなら、屋外に物置を置くか、玄関土間を広げられないか相談しておきましょう。
- 大物の置き場がない:ふとん、季節家電、スーツケース。この3つの行き先が図面上に見当たりません。ファミリークロークの上部を棚にできないか、早い段階で相談したいところ。
- 間口12.74mの敷地:東西に長い建物なので、それを受け止められる幅が要ります。建ぺい率と駐車台数を確かめたうえで、敷地の図面に重ねてみてください。
こんなご家族に向いています
- 洗濯物をしまう手間を、家族全員ぶん減らしたい方
- 家族それぞれが自分で身支度できるようにしたい方
- お子さんが2人のご家庭
- 主寝室と子ども部屋を離したい方
- 平屋で3LDKを、横長の土地に建てたい方
まとめ|収納は、真ん中に置くと全員が近くなる
ファミリークロークの位置を決めるとき、たいていは「洗濯機の近く」で考えます。しまう人の動線を短くするためです。
でもこのプランは、使う人全員の動線を考えました。中心に置けば、誰から見ても遠くない。しまう人だけでなく、取り出す人も楽になります。
収納の場所を決めるときは、「誰が何回そこへ行くか」を数えてみてください。しまうのは一日一回でも、取り出すのは家族の人数分だけ回数があります。そう考えると、答えが変わってくるかもしれませんー。
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