キッチンからの家事動線を支える安定の鉄壁4バックプラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :120.89㎡(36.56坪)
  • 部屋数  :4LDK
  • 玄関   :東(西)入り
  • 間口(幅):8.19m
  • 奥行(縦):10.01m

プランポイント

キッチンの背後に、4つの部屋が縦一列に並んでいます。北からパントリー1.3帖、洗面脱衣室2.0帖、ファミリークローク2.0帖、ランドリールーム3.0帖。サッカーでいう4バックのような並びです。前線に立つ人を、後ろから4つの機能が支える。この36.56坪の家は、そういう構えになっています。

ポイント①|キッチンの東に、4つの機能を縦に並べる

キッチンは1階の中央に縦向き。その東側に、4つの小部屋が上から順に並びます。

パントリー1.3帖で食品を取る。洗面脱衣室2.0帖で手を洗う。ファミリークローク2.0帖で衣類をしまう。ランドリールーム3.0帖で洗って干す。

どれもキッチンから振り返れば数歩の距離です。料理の合間に洗濯機を回し、乾いたものをたたみ、また鍋に戻る。この行き来が最短になっています。

ポイント②|4つを小さく刻んだ理由

面白いのは、それぞれが小さいことです。1.3帖、2.0帖、2.0帖、3.0帖。合計8.3帖。

まとめて8帖の家事室をつくる手もありますが、そうすると用途が混ざります。食品と洗濯物と衣類が同じ空間にある状態は、あまり気持ちのいいものではありません。

小さくても仕切って、それぞれに名前を与える。そのうえで一列に並べる。距離は変わらないのに、中身の混乱は起きない。この刻み方が要点です。

ポイント③|LDK21.0帖を、西から南に大きく取る

1階の中央から西、南にかけてLDK21.0帖。36坪台の家としては、かなりの配分です。

キッチンに立つと、西にダイニングテーブルとソファ、南に大きな窓。そして背後には4バック。前を向けば家族、後ろを向けば家事。

そして西側には和室4.5帖。LDKと接しているので、建具を引けばひと続きになります。

ポイント④|ランドリールーム3.0帖を、列の端に置く

4つのうち、いちばん大きいのが南端のランドリールーム3.0帖。物干しのバーも描かれています。

洗って干す作業には、それなりの広さが要ります。3帖あれば、干した下を人が通れる。

そして北隣がファミリークローク2.0帖。乾いたら、扉ひとつ隔てただけの場所にしまえます。工程の順番どおりに部屋が並んでいるので、行ったり来たりが起きません。

ポイント⑤|2階に主寝室8.0帖と洋室5.3帖×2

2階は、東に主寝室8.0帖とWIC2.0帖、中央に洋室5.3帖が2つ。階段とトイレは北側です。

主寝室が8帖と広めで、WICも隣接しています。家族みんなの服は1階のクローク、夫婦のものは2階のWIC。持ち場が分かれています。

子ども部屋は5.3帖ずつで均等。和室を1部屋と数えて4LDKという内訳です。

ポイント⑥|2階の南に、大きなバルコニー

2階の南側、建物の幅いっぱいにバルコニーが広がっています。かなりの面積です。

1階のランドリールームで室内干し、2階のバルコニーで外干し。天候によって使い分けられます。

ただし2階のバルコニーへは階段を上がることになるので、日常的にはランドリールームが主になるでしょうか。晴れた日の大物用、という位置づけですね。

検討するなら、ここは確認を

  • 収納の配分:パントリー1.3帖、ファミリークローク2.0帖、シューズクローク1.3帖、WIC2.0帖。それぞれ用途がはっきりしていますが、一つひとつは小さめです。ふとんや季節家電といった大物の置き場は、別に決めておきたいところ。
  • 4室ぶんの建具と壁:小さく刻むということは、扉と壁がその数だけ増えるということです。開け閉めの手間も、費用も相応にかかります。本当に4つに分ける必要があるか、生活の動きから確認しておきましょう。
  • 通路幅の確保:4つの部屋を縦に通り抜ける形なので、途中に物を置くと道が塞がります。棚の奥行きと通路幅を、実際の寸法で見ておきたいですね。
  • 洗面脱衣室2.0帖:洗面と脱衣を兼ねているので、誰かが入浴中は洗面台が使えません。ご家族の人数によっては、分ける検討をしたいところ。
  • バルコニーの防水:南面いっぱいの大きさなので、維持費は面積に比例します。10年ごとの塗り替えを見込んでおきましょう。

こんなご家族に向いています

  • 料理と洗濯を並行して進めたい方
  • 食品と衣類の置き場を分けておきたい方
  • キッチンに立つ時間が長い方
  • 畳の部屋を、来客用にも普段使いにも充てたい方
  • お子さんが2人までのご家庭

まとめ|支える機能は、一列に並べるとよく効く

家事を楽にしたいと考えると、部屋を近づけることを思いつきます。でも近ければいいというものでもありません。全部が同じ場所にあると、今度は中身が混ざります。

このプランは、4つの機能を分けたうえで一列に並べました。距離は近いまま、用途は混ざらない。しかもキッチンという前線から、どれも等距離です。

家事動線を検討するときは、「どれとどれを近づけるか」だけでなく「どう並べるか」も考えてみてください。順番が合っていると、動きが一方向で終わりますー。

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