廊下を設けずこんだけの動線は効率的で効果的プラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :109.31㎡(33.07坪)
  • 部屋数  :4LDK
  • 玄関   :北入り
  • 間口(幅):12.74m
  • 奥行(縦):9.555m

プランポイント

玄関から先に、道が3本あります。ホールを抜けてLDKへ。シューズクロークからパントリーを通ってキッチンへ。ホールから東へ折れて洗面スペースへ。33.07坪のこの平屋は、廊下を1本も持たないかわりに、玄関そのものを分岐点にしました。手ぶらのとき、荷物があるとき、手を洗いたいとき。状況に応じて道を選べます。

ポイント①|玄関を、3方向への分岐点にする

北の中央にある玄関。すぐ東に2帖のシューズクローク、南にホールが広がります。

ここから、シューズクローク経由でパントリー1.5帖へ抜ける道。ホールから南のLDKへ入る道。ホールから東の洗面スペース3.5帖へ向かう道。3本が同時に出発しています。

買い物袋を持っているならパントリーへ。帰ってすぐ手を洗いたいなら洗面へ。来客ならそのままLDKへ。全員が同じ道を通らなくていい、というのがこの構成の要点です。

ポイント②|廊下を持たず、部屋どうしを直接つなぐ

この家には廊下がありません。ホールから先は、すべて部屋か収納です。

シューズクローク、パントリー、ファミリークローク。この3つが通路を兼ねているので、歩くだけの床が生まれません。しかも通り抜ける場所は自然と片付きます。

廊下を削ったぶんの面積は、LDK19.6帖と洗面スペース3.5帖に回っています。削った面積が、ちゃんと目に見える形で返ってきていますね。

ポイント③|洗面スペース3.5帖という、独立した身支度の場

北東に洗面スペース3.5帖。脱衣室1.5帖とは別に確保されています。

3.5帖あれば、洗面台の前に2人並んでも窮屈になりません。玄関からも近いので、帰宅時の手洗いにも使えます。

そして脱衣室を1.5帖に絞ったぶん、洗濯の作業は東隣のランドリールーム3帖へ。脱ぐ、洗う、干す、身支度する。それぞれに専用の場所がある構成です。

ポイント④|ファミリークローク2.5帖を、ランドリーの南に

ランドリールームの南に、ファミリークローク2.5帖。

乾いた洗濯物は、南へ数歩運ぶだけで収まります。そしてクロークの南が主寝室7.5帖。朝はここで着替えて、そのままLDKへ出られます。

2.5帖とコンパクトですが、水回りと寝室のあいだという位置がいい。通り道の途中にあるので、使うのが習慣になります。

ポイント⑤|LDK19.6帖と和室4.5帖を、西側に

中央から西にかけてLDK19.6帖。キッチンは中央に縦向きで、その南にダイニングテーブル、西にL字のソファ。

北西には和室4.5帖と押入。玄関ホールからも近いので、来客をここに通せます。押入があるので、来客用のふとんの置き場にも困りません。

そして西の端に洋室4.5帖が2つ。それぞれに「洋服入」が付いていて、子どもの衣類は各部屋で管理する形です。

ポイント⑥|キッチンからも、水回りへ抜けられる

キッチンの北がパントリー1.5帖。そこを抜けると洗面スペースへつながります。

つまり料理をしながら、洗濯機のあるランドリールームへ行くのも数歩。LDKを横切る必要がありません。

玄関からの3本の道が、キッチンや水回りで再び合流する。行き止まりがないので、家族が同時に動いてもぶつかりません。

検討するなら、ここは確認を

  • 収納の配分:シューズクローク2帖、パントリー1.5帖、ファミリークローク2.5帖、各室の洋服入、和室の押入。用途ごとに分かれていて配置も良いのですが、一つひとつは小さめです。ふとんや季節家電といった大物の置き場を、別に決めておきたいところ。
  • 通り抜ける収納の使い方:シューズクロークもパントリーもクロークも、人が通ります。棚の奥行きと通路幅を実際の寸法で確認しておかないと、物を置いた瞬間に道が塞がります。
  • 廊下がないことの影響:子ども部屋も主寝室も、LDKまたはホールから直接入ります。音の緩衝がないので、建具の遮音性は確認しておきたいですね。
  • 脱衣室1.5帖:脱ぎ着に絞った寸法です。お子さんの入浴を手伝う時期は手狭に感じるかもしれません。隣のランドリールームとどう行き来するか、扉の位置まで見ておきたいですね。
  • 間口12.74mの敷地:東西に長い平屋です。33坪ぶんの建築面積がそのまま地面に載るので、建ぺい率と駐車台数を先に確かめておきたいところ。

こんなご家族に向いています

  • 帰宅時の動きを短くしたい共働きのご家庭
  • 家族が同じ時間帯に動くことが多い方
  • 食材を運ぶのに、くつろぐ場所を横切りたくない方
  • 洗濯の工程ごとに場所を分けたい方
  • 和室を客間として使いたい方

まとめ|道が複数あると、待たなくて済む

動線の話は、たいてい「短さ」で語られます。何歩で行けるか、最短ルートはどれか。それも大事なのですが、もう一つの尺度があります。

同時に何人が動けるか、です。道が1本しかない家では、誰かが通っているあいだ他の人は待つことになる。朝の忙しい時間に、これが積み重なります。

このプランは玄関から3本の道を出しました。距離が縮んだわけではありませんが、譲り合う場面が減ります。ご家族の人数が多いなら、短さより本数を見てみてくださいー。

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