

概要
- 延べ面積 :113.44m(34.31坪)
- 部屋数 :3LDK
- 玄関 :南入り
- 間口(幅):10.92m
- 奥行(縦):8.19m
プランポイント
外で食事をしようと思っても、支度と片づけを考えると腰が重くなります。この34.31坪のプランは、LDKの掃き出し窓を開ければ数歩でテラスという配置にしました。しかも建物で囲われているので、人目も気になりません。間口10.92m、奥行8.19mの3LDKです。
ポイント①|建物を折り曲げて、テラスを囲う
1階の南西に、建物に三方を囲まれたテラスがあります。
玄関のある西の棟と、LDKのある東の棟が、L字にテラスを抱え込む形です。道路からも隣家からも視線が入りにくくなっています。
外に開いた場所をつくるとき、囲うか、開くかで迷います。ここは囲うほうを選びました。カーテンを開けたまま過ごせる庭というのは、実際に暮らすとかなり違います。
ポイント②|LDK18.0帖から、数歩で出られるようにする
LDKの南側に掃き出し窓。開ければそのままテラスへ出られます。
料理を運ぶ距離が短いので、外で食べるのが特別なことになりません。目的地まで数歩というのは、続けられるかどうかの分かれ目です。
キッチンは北側にあり、そこからテラスまでが一直線です。運ぶ、下げる、片づけるまでを考えた並びですね。
ポイント③|畳コーナー3.0帖を、LDKの東に置く
LDKの東側に畳コーナー3.0帖があります。
独立した部屋にしていないぶん、3.0帖という数字ほど狭く見えません。LDKの床がそのまま続くので、区切られた3帖とはまるで印象が違います。
テラスが外の居場所なら、こちらは内の居場所です。同じLDKのなかに性格の違う場所が二つある、という形になります。
ポイント④|玄関からLDKまでを、収納で挟む
玄関は南西。入るとシューズクローク1.5帖、その先にファミリークローク2.0帖があります。
靴を脱ぎ、上着をしまい、洗面室で手を洗ってからLDKへ。外で付いた汚れを、居間の手前で止められる並びですね。
ファミリークロークは洗面室の隣でもあります。乾いた服をしまうにも短い距離で届きます。
ポイント⑤|水回りを、北側で4つに分ける
1階の北側に、浴室2.0帖、脱衣室2.0帖、洗面室2.0帖、トイレが並びます。
一つずつは2.0帖と小ぶりですが、役割を分けているので同時に使えます。誰かが入浴中でも、洗面台も洗濯の作業も止まりません。
北面を機能の帯にして、南を居室とテラスに回す。この分け方が全体を支えています。
ポイント⑥|2階に主寝室6.0帖とWIC3.0帖、洋室5.4帖が2つ
2階は北東に主寝室6.0帖、その西にWIC3.0帖。南に洋室5.4帖がふたつ並びます。
主寝室6.0帖は控えめですが、WIC3.0帖が別にあるので家具で埋まりません。
2階が載っているのは建物の東寄りだけで、西側は下屋になります。1階が横に広い、半平屋に近い構成になっています。
検討するなら、ここは確認を
- テラスの排水:三方を建物で囲うと、雨水の逃げ道が限られます。排水の位置と勾配を図面で必ず確認してください。落ち葉も溜まりやすい形です。
- テラスに落ちる日照:囲われているぶん、時間帯によっては陰になります。季節ごとにどこまで日が入るかを聞いておきたいですね。
- テラスの床材:木のデッキか、タイルか。手入れの手間と、夏の表面温度が変わります。裸足で出る想定なら、そこまで見て決めてください。
- 下屋の屋根:2階が一部にしか載っていないので、西側は下屋になります。雨樋の位置と屋根の見え方を立面図で確かめておきましょう。
- 主寝室6.0帖の家具:ベッドを2台置くと、通路は1本になります。使うベッドの大きさを先に伝えて、図面へ入れてもらってください。
こんなご家族に向いています
- 外で食事をする時間を持ちたい方
- 人の目を気にせず庭を使いたいご家庭
- LDKに畳の場所を足したい方
- 間口の広い敷地をお持ちの方
- 34坪前後で計画されている方
まとめ|使われる屋外は、距離で決まります
庭やテラスをつくったのに使っていない、というお話はよく聞きます。理由をたどると、たいてい遠いか、見られるかのどちらかです。
このプランはその両方を潰しました。LDKから数歩で、しかも囲われている。あとは出るだけです。
屋外の場所を検討されるときは、広さより先に、キッチンからの歩数を数えてみてください。そこで使う頻度が決まりますー。
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