
概要
- 延べ面積 :85.91㎡(25.98坪)
- 部屋数 :3LDK
- 玄関 :北入り
- 間口(幅):11.375m
- 奥行(縦):8.645m
- 収納率 :13.96%
プランポイント
25.98坪。26坪を切る平屋で、3LDKとLDK17帖、そしてファミリークローク3帖にパントリー1.8帖まで入っています。4人家族が暮らすのに必要なものが、ひととおり収まっている。狭さを感じさせないのは、収納を「大きく取る」のではなく「置く場所を選ぶ」ことで解いているからですね。
ポイント①|26坪でLDK17帖を確保する
延べ面積85.91㎡のうち、LDKが17帖。全体のおよそ3分の1を、家族が集まる場所に使っています。
キッチンは中央に縦向きで、その東にダイニングテーブル、さらに東がリビング。南東の掃き出し窓の外には、幅の広いウッドデッキが続きます。
コンパクトな家で17帖を取れているのは、個室を4.4帖・4.4帖・7帖と絞ったからです。そして廊下をほとんどつくっていない。この2つの判断が、LDKの広さに変換されています。
ポイント②|ファミリークローク3帖を、水回りと寝室のあいだに
西側の中央に3帖のファミリークローク。北に洗面所と脱衣室、南に主寝室7帖という位置です。
洗って、干して、数歩でしまう。そして朝はここで着替えて出ていく。26坪の家では、この距離の短さがそのまま暮らしやすさになります。
各部屋にクローゼットを分散させると、扉と壁とそこへ行く通路が、その数だけ必要になります。1か所にまとめれば、同じ収納量でも占める面積は小さい。コンパクトな家ほど、この集約が効いてきます。
ポイント③|パントリー1.8帖を、キッチンの南に
キッチンの南側にパントリー1.8帖。冷蔵庫もここに納まっています。
1.8帖は決して大きくありませんが、位置が良い。キッチンから振り返れば手が届きます。食品ストックと、キッチン家電と、冷蔵庫。生活感の出るものをまとめてここに入れられます。
LDKを広く見せたいなら、まず物を減らすより「見えない場所に置く」ほうが早いんですよね。17帖のLDKがすっきり見えるのは、この小部屋があるからです。
ポイント④|玄関を北東に寄せて、LDKまでにワンクッション
玄関は北東の角。シューズクロークを脇に置き、ホールを経てLDKへ入ります。
コンパクトな家で怖いのは、玄関を開けた瞬間にリビングが丸見えになることです。ここはホールを一つ挟んでいるので、その心配がありません。
そしてホールから西へ進めば洋室2つと水回り。玄関を家の角に置いて、そこから対角線方向に生活空間を広げていく形です。移動のための面積が最小限に抑えられています。
ポイント⑤|洗面所を脱衣室から分ける
北西に浴室2帖と脱衣室2帖。そしてその南に、独立した洗面所とトイレ。
26坪の家で洗面と脱衣を分けるのは、かなり思い切った判断です。ふつうは1室にまとめて面積を節約します。
それでも分けたのは、4人家族を想定しているからでしょうね。朝、誰かが入浴していても洗面台が使える。家族が多いほど、この2〜3分の差が積み重なります。
ポイント⑥|主寝室7帖を南西に。個室2つを北に
南西の角に主寝室7帖。26坪の家としては、ゆったりした広さです。図面にはデスクも描かれています。
洋室4.4帖が2つは北側。ホール側からもLDK側からも出入りできる置き方です。4.4帖は机とベッドを置いてちょうどという寸法ですが、衣類をファミリークロークに出す前提なら成立します。
主寝室が南西、子ども部屋が北。家の対角に分かれているので、生活時間がずれても互いに影響しにくい配置です。
検討するなら、ここは確認を
- 収納率13.96%:26坪でこの数字は、よく確保できているほうです。ファミリークローク3帖、パントリー1.8帖、シューズクローク、各室のクローゼット。それぞれ使う場所の近くに置かれているので、実際の使い勝手は数字以上でしょう。手薄なのはかさばるものの置き場で、ふとんや扇風機をどこに入れるかだけは先に決めておきたいですね。
- 洋室が4.4帖ずつ:衣類が部屋の外にある前提の広さです。お子さんが成長して「自分の服は自分の部屋に」となったとき、家具で足せる余地があるか確認しておきたいですね。
- 4人で暮らす前提の面積:25.98坪は、4人家族としてはコンパクトな部類です。それぞれの持ち物の量によっては窮屈になります。いまお持ちのものを一度数えてみることをおすすめします。
- 北側の個室の採光:洋室2つが北向きです。日中に部屋で過ごす時間が長いなら、窓の大きさと位置は相談しておきたいところ。
- 建築面積が敷地に載るか:平屋なので、26坪ぶんの建築面積がそのまま必要です。間口11.375m×奥行8.645m。車を何台停めるかまで含めて、敷地の図面に重ねて確かめておきましょう。
こんなご家族に向いています
- 4人家族で、平屋をコンパクトに建てたい方
- 建築費を抑えて、土地や暮らしにお金を回したい方
- 洗濯まわりを1か所にまとめたい方
- 朝の身支度が重なりやすいご家庭
- 持ち物を増やさない暮らしができる方
まとめ|狭い家ほど、収納の「位置」で決まる
面積に余裕がある家なら、収納が多少不便な場所にあっても困りません。歩けばいい。でも26坪の家では、その数歩の積み重ねが暮らしやすさを左右します。
このプランは、収納の量を増やすのではなく、置く場所を選びました。衣類は水回りと寝室のあいだ、食品はキッチンの真後ろ、外のものは玄関脇。どれも「そこで使うもの」のすぐそばです。
コンパクトな家を検討されている方は、収納を何帖取るかの前に、何をどこで使うかを書き出してみてください。必要な場所が決まれば、必要な大きさも自然と見えてきますー。
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