

概要
- 延べ面積 :112.61㎡(34.06坪)
- 部屋数 :3LDK
- 玄関 :南入り
- 間口(幅):6.37m
- 奥行(縦):9.555m
プランポイント
ファミリークロークという部屋は、置く場所で価値が決まります。2階の隅に3帖つくっても、結局は各部屋のクローゼットを使ってしまう。この34.06坪のプランは、1階の中心に4.5帖のファミリークロークを置きました。通らずには生活できない位置です。
ポイント①|ファミリークローク4.5帖を、家の真ん中に
間口6.37m、奥行9.555m。細長い2階建てです。
その1階、ちょうど中央にファミリークローク4.5帖があります。北は水回り、西は階段、南は玄関ホール。三方向から入れる位置です。
洗濯物を持って上がる必要も、着替えを取りに寝室へ行く必要もありません。家族4人ぶんの服をここに集めても、4.5帖なら収まります。
ポイント②|ランドリールーム3.0帖から、数歩でしまえる
北西の角にランドリールーム3.0帖。その東に洗面脱衣室2.5帖、浴室2.0帖と続きます。
ランドリールームからファミリークロークまでは、通路を挟んで数歩です。洗って、干して、乾いたら振り返ってしまう。移動が発生しません。
洗濯を階段で運ぶ家と比べると、1日あたり10分は変わってきます。毎日のことなので、年単位で見ると大きな差になりますね。
ポイント③|玄関からも、クロークに入れる
玄関は南側。シューズクローク1.0帖が東隣にあります。
そこからホールを北へ進むと、すぐファミリークロークです。上着を脱いで掛ける場所が、玄関から数歩の位置にあることになります。
外で着たものをリビングに持ち込まない。花粉の季節や、作業着で帰るお仕事の方には、この距離が効いてきます。
ポイント④|LDK17.5帖を西側にまとめる
1階の西半分がLDK17.5帖。キッチンは北の壁沿いで、南に向かって立つ配置です。
34坪の家としては控えめな17.5帖ですが、そのぶんの面積がファミリークロークとランドリールームに回っています。どちらを優先するかの選択ですね。
南面は掃き出し窓。細長い建物なので、南の光が北のキッチンまで届きやすい形になっています。
ポイント⑤|2階の階段前に、ユーティリティスペース
階段を上がった正面に、部屋として仕切っていない広いスペースがあります。
洗濯物を追加で干す場所にも、子どもの勉強スペースにも、荷物の仮置きにも使えます。バルコニー4.5帖が隣接しているので、外に出す作業の中継地点としても便利です。
2階の廊下は通るだけになりがちですが、幅を足せば用途が生まれます。居室を1つ増やすより費用も抑えられる足し方です。
ポイント⑥|主寝室6.0帖と書斎1.5帖
2階の南に主寝室6.0帖。北にWIC3.0帖と書斎1.5帖があります。
書斎1.5帖は机ひとつ分ですが、扉で仕切られています。オンライン会議の日に、家族の声を気にせず済む場所があるのは心強いところ。
子ども部屋の洋室5.0帖は北側に2つ。主寝室とはユーティリティスペースを挟んで離れています。
検討するなら、ここは確認を
- 室内干しの換気:ランドリールーム3.0帖で干す前提です。湿気がこもる場所は、数年後に壁の裏で問題が起きやすい箇所でもあります。換気計画は妥協したくないところ。
- ファミリークロークの湿気と光:家の中心にあるぶん、外壁に面していません。窓のない収納は空気が動きにくいので、換気扇か、隣室からの通風経路を確認しておきたいですね。
- 隣家との距離:間口6.37mなので東西の壁は境界に近くなります。隣家の窓と正面から向き合わないよう、位置をずらしておきたいところ。
- 収納の配分:ファミリークローク4.5帖とWIC3.0帖に集中しています。逆に各居室の収納は小さめなので、子どもが大きくなったときに個室で完結できるかを考えておきましょう。
- バルコニーの防水:4.5帖と広めのバルコニーです。防水層は10年前後で点検が要ります。その費用と時期を、引き渡し時に確認しておくと安心です。
こんなご家族に向いています
- 洗濯の手間を最優先で減らしたい方
- 服を1か所で管理したい方
- 間口の狭い敷地で計画されている方
- 在宅勤務で個室が要る方
- お子さんが2人までのご家庭
まとめ|収納は、広さより位置
収納が足りないというご相談の多くは、実は広さの問題ではありません。使いにくい場所にあるから、結局そこを使わないだけです。
ファミリークロークが機能するのは、洗濯機と、玄関と、階段のどれかに近いときです。この3つから遠いと、どれだけ広くても物置になります。
図面を見るとき、クロークの帖数ではなく、洗濯機からの歩数を数えてみてください。そのほうが実際の使いやすさに近いはずですー。
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こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください
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家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。
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