

概要
- 延べ面積 :99.15㎡(29.99坪)
- 部屋数 :3LDK
- 玄関 :北入り
- 間口(幅):6.825m
- 奥行(縦):7.735m
プランポイント
総二階と聞くと、面白みのない形だと思われるかもしれません。1階と2階が同じ大きさで、凹凸がない。でもこの形には、はっきりした利点があります。この29.99坪のプランは、その利点を使い切って、30坪ちょうどに必要なものを全部収めました。
ポイント①|1階と2階が、まったく同じ大きさ
間口6.825m、奥行7.735m。この寸法が1階も2階も同じです。
総二階のいいところは、屋根と基礎が最小限で済むことです。同じ延べ面積でも、1階が広く2階が小さい家より、屋根の面積も基礎の面積も小さくなります。
その差はそのまま工事費に出ます。凹凸のある形が好みでも、予算に限りがあるなら総二階を一度検討する価値はありますね。
ポイント②|2方向から入れるシューズクローク
玄関は北側。その西隣にシューズクローク1.8帖があります。
このクロークは玄関からも、廊下からも入れる形です。家族はクローク側で靴を脱ぎ、来客は玄関の正面を使う。靴が並んでいても、お客様の目には入りません。
急な来客のときに慌てて片づけなくていい。それに、片づいていると玄関は広く見えます。1.8帖の投資としては効きのいい部分です。
ポイント③|LDK17.0帖と、南のウッドデッキ
1階の南半分がLDK17.0帖。その南にウッドデッキが続きます。
30坪の家で17帖は、かなり頑張った数字です。廊下を北側の細い1本に絞り、残りをLDKに回した結果ですね。
デッキに出られる掃き出し窓があるので、視線が外まで抜けます。窓の先に床が続いていると、部屋の広さの感じ方が変わってきます。
ポイント④|水回りを北西にまとめる
北西の角に浴室2.0帖、その南に脱衣室2.5帖と洗面所。トイレは玄関のそばです。
脱衣室が2.5帖と広めなので、洗濯機を置いても物干しのスペースが残ります。ここで干して、そのまま乾かす使い方ができる広さです。
キッチンは北側の壁沿いなので、料理をしながら洗濯機を見に行く距離も短く収まります。
ポイント⑤|階段を玄関のすぐそばに
階段は1階の北側、玄関ホールと水回りのあいだにあります。
上がるときにLDKを通らない形です。2階へ荷物を運ぶとき、洗濯物を持って上がるとき、リビングでくつろぐ家族の前を横切らずに済みます。
家族の顔を合わせる回数は減りますが、そのぶん動きやすい。どちらを取るかは、お子さんの年齢によって変わる部分ですね。
ポイント⑥|主寝室7.75帖とWIC3.0帖
2階の西に主寝室7.75帖、その北にWIC3.0帖。東に洋室5.8帖が2つ、南にバルコニー2.6帖があります。
主寝室が7.75帖あるので、ベッド2台のほかに家具を置く余裕があります。WIC3.0帖が独立しているぶん、寝室に衣類があふれません。
洋室5.8帖はどちらも収納つき。机とベッドを置いて、まだ床が残る広さです。
検討するなら、ここは確認を
- ウッドデッキの手入れ:天然木の風合いを取るか、手のかからない樹脂系にするか。10年後のご自身がどちらを喜ぶかで決めたいところ。上に屋根や軒があるかどうかでも、傷み方はまったく違います。
- 隣家との距離:間口6.825mなので、東西の壁は境界に近くなります。距離が近いと、視線だけでなく生活音やにおいも行き来します。窓の種類で調整できる部分です。
- 収納の配分:WIC3.0帖とシューズクローク1.8帖が中心です。1階に季節ものを置く物入れがないので、屋外に物置を置く前提で考えておきたいところ。
- バルコニーの使い方:2.6帖と控えめです。布団を干すには足りますが、洗濯物を家族ぶん干すには手狭かもしれません。脱衣室で干すのか外に出すのか、先に決めておきましょう。
- 玄関の広さ:クロークを2方向から使う形なので、玄関土間そのものは広くありません。ベビーカーや自転車を入れる予定があるなら、置き場所を別に考える必要があります。
こんなご家族に向いています
- 30坪前後で予算を抑えたい方
- 玄関をいつも片づけておきたい方
- 庭やデッキで過ごす時間を持ちたい方
- 主寝室を広く取りたい方
- お子さんが2人までのご家庭
まとめ|シンプルな形は、中身に予算を回せる
家の形を複雑にすると、外から見た表情は豊かになります。でもその複雑さには、屋根と基礎と、施工の手間ぶんの費用がついてきます。
総二階はその逆です。外形にお金をかけないぶん、断熱や設備、収納にまわせます。
30坪という限られた面積で満足度を上げたいなら、形をそろえるところから始めるのが近道かもしれませんー。
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こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください
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家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。
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