
概要
- 延べ面積 :106.82㎡(32.31坪)
- 部屋数 :4LDK
- 玄関 :南入り
- 間口(幅):10.01m
- 奥行(縦):10.92m
- 収納率 :13.08%
プランポイント
仕事から帰ってきて、まずやりたいことは何でしょうか。買ってきた食材を冷蔵庫に入れて、スーツを脱いで、部屋着になる。この3つを、リビングに入る前に済ませられたら楽ですよね。32.31坪のこのプランは、玄関から主寝室までを一本の裏道でつなぎました。共働きのご家庭のための動線です。
ポイント①|玄関・シューズクローク・パントリー・寝室を、直列につなぐ
南西の玄関を入ると、北にシューズクローク2帖。その奥にパントリー2帖。さらに進むと、主寝室11帖です。
西側の壁沿いに、この4つが縦一列に並んでいます。
帰宅したら、靴と外のものをシューズクロークへ。食材はパントリーへ。そのまま寝室に入って着替える。LDKには、手ぶらの部屋着姿で入っていける。買い物袋を提げたままリビングを横切る、あの落ち着かない数十秒がなくなります。
ポイント②|パントリー2帖が、キッチンと寝室の両方に接する
パントリー2帖の位置が絶妙です。北は主寝室、東はキッチン。
つまりこの部屋は、帰宅動線の途中であると同時に、キッチンの背面収納でもあります。買い物から帰って置いた食材が、そのまま調理のときに手の届く場所にある。
一つの部屋に二つの役割を持たせているので、面積の無駄がありません。32坪でこれだけの動線を仕込めているのは、こういう兼用があるからですね。
ポイント③|主寝室11帖という、思い切った広さ
北西の主寝室は11帖。平屋の主寝室としては、かなり大きい部類です。図面にはデスクも描かれています。
寝るだけの部屋ではなく、着替える場所であり、こもって作業する場所でもある。帰宅動線の終点がここなので、実質的に「大人のための部屋」として機能します。
共働きのご家庭では、夫婦がそれぞれ帰宅時間もずれます。11帖あれば、片方が寝ていてももう片方が静かに着替えられる。この広さには意味があります。
ポイント④|LDK21.6帖を、家の中央に据える
LDKは21.6帖。建物の中央を大きく占めています。
キッチンは北寄りに横向き。その手前にダイニングテーブル、南にリビング。キッチンの北側には造作の収納が長く並んでいて、生活用品をここに収められます。
32.31坪で21.6帖というのは、しっかりした配分です。子ども部屋を4.6帖ずつに抑えたぶんが、ここに回っています。
ポイント⑤|和室4.5帖を、南東の角に
LDKの南東に4.5帖の和室。押入も付いています。
LDKに面していて、引き戸を開ければ一体で使えます。お子さんが小さいうちは遊び場に、来客時は客間に。押入が付いているので、来客用のふとんの置き場にも困りません。
南面に窓があるので明るく、LDKの延長として日常的に使える位置です。
ポイント⑥|水回りを東側にまとめる
東側には、トイレ、洗面脱衣室3帖、浴室2帖。
洗面脱衣室が3帖と広めで、洗濯機と洗面台を置いてもゆとりがあります。北の子ども部屋2つからも、LDKからも近い位置です。
帰宅動線が西側、水回りが東側と、家の両端に分かれています。朝、大人が西で着替えている横で、子どもが東で顔を洗う。動線が交わらないので、忙しい時間帯でもぶつかりません。
検討するなら、ここは確認を
- 収納率13.08%:シューズクローク2帖、パントリー2帖、和室の押入、キッチン背面の造作収納、各室のクローゼット。標準的な数字ですが、どれも動線の上か使う場所の隣にあります。ただし衣類をまとめる場所はないので、洗濯物は各部屋へ配ることになります。
- パントリーを人が通り抜ける:帰宅動線の一部なので、食品の棚の前を毎日人が歩きます。棚の奥行きと通路幅を、実際の寸法で確認しておきたいところ。物を床に置くと通れなくなります。
- 主寝室11帖の冷暖房:広いぶん、エアコンの容量は大きめが必要です。しかも北西の角部屋なので、冬の底冷えも考えておきたい。断熱仕様とあわせて相談しておきましょう。
- 子ども部屋4.6帖が2つ:机とベッドを置くとほぼ埋まります。衣類をどこにしまうか、クローゼットの中身の割り付けまで見ておくと安心です。
- 建築面積が敷地に載るか:間口10.01m×奥行10.92m。ほぼ正方形の平屋です。上限まで建てられるか、車を何台置くか。この2つを先に確かめておきましょう。
こんなご家族に向いています
- 共働きで、帰宅後の時間を短縮したいご家庭
- 買い物をしてから帰ることが多い方
- スーツや作業着を、リビングに持ち込みたくない方
- 主寝室を広く取りたい方
- 和室を含めた4部屋を、平屋で確保したいご家族
まとめ|帰宅してからの5分を、間取りで短くする
家事動線というと、キッチンと洗面所の距離ばかりが話題になります。でも共働きのご家庭でいちばん慌ただしいのは、帰宅してから夕食の準備を始めるまでの数分ではないでしょうか。
このプランは、その数分を短くすることに絞りました。玄関から寝室まで一直線。途中に靴の収納と食品の収納がある。歩くだけで、持っているものが順番に片付いていきます。
ご自身の帰宅後の動きを、順番に書き出してみてください。その順番どおりに部屋が並んでいれば、間取りは自然と使いやすくなりますよ。
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こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください
- 提案されたプランに、どうもピンとこない
- 担当者と感覚が合わず、モヤモヤしている
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家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。
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