無駄な廊下を極力減らして家全体、そして回って遊べる回遊動線プラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :120.06㎡(36.31坪)
  • 部屋数  :4LDK
  • 玄関   :南入り
  • 間口(幅):9.555m
  • 奥行(縦):7.735m

プランポイント

廊下は、通るためだけの床です。減らせば減らすほど、同じ坪数で部屋が広くなります。この36.31坪のプランは廊下をほとんど持たず、代わりに家じゅうを回れる形にしました。間口9.555m、奥行7.735mの4LDKです。

ポイント①|階段を家の中央に置いて、まわりを通路にする

階段は1階のほぼ中央にあります。その周囲を通って、どの部屋へも行けます。

階段を端に寄せると、そこへ行くための廊下が必要になります。中央に置けば、階段のまわりがそのまま通路を兼ねます。廊下という名前の床がなくなるわけですね。

その結果、通り道が輪になります。行き止まりがないので、家のなかを回って歩けます。

ポイント②|LDK17.0帖と和室4.5帖を、西と南に取る

1階の西側にLDK17.0帖、その南に和室4.5帖が続きます。

和室は引き戸で仕切れます。開ければLDKの延長になり、閉じれば個室です。LDK17.0帖に4.5帖が足されると、体感の広さはかなり変わります。

キッチンは北西の角。北のパントリー1.0帖と水回りへ、まっすぐ抜けられます。

ポイント③|脱衣兼ランドリールーム3.5帖に、洗濯を集める

1階の北側に、脱衣兼ランドリールーム3.5帖があります。その西が浴室2.0帖です。

脱いで、洗って、その場で干す。3.5帖あれば、干したままでも人が動けます。外に頼らずに洗濯を回せる広さですね。

キッチンからここまでが短いので、料理をしながら洗濯機を回しに行く動きに無理がありません。

ポイント④|玄関を南に置いて、シューズクローク1.9帖を添える

玄関は南東寄り。隣にシューズクローク1.9帖があります。

玄関からLDKへも、水回りへも、階段へも短い距離で届きます。中央に階段がある構成の利点が、ここに出ています。

シューズクローク1.9帖は、靴と外用の道具を置く広さです。

ポイント⑤|2階に主寝室9.0帖とWIC4.0帖

2階の西に主寝室9.0帖、その北にWIC4.0帖があります。

WIC4.0帖はかなり広い部類です。家族ぶんの服をここへ集められるので、各室の収納は控えめで足ります。

主寝室9.0帖は、ベッドのほかに椅子を置いても床が残る広さです。

ポイント⑥|洋室5.6帖と5.4帖を、東側に並べる

2階の東に洋室5.6帖と5.4帖。あいだに収納が入ります。

階段を挟んで主寝室から離れているので、夜の物音が届きにくくなっています。

和室4.5帖と合わせて4LDK。北側は下屋の屋根になっていて、1階のほうが広い構成になっています。

検討するなら、ここは確認を

  • 通路の幅:廊下を持たないぶん、階段まわりの通り道が生活の動線を全部引き受けます。家具の搬入経路を含めて、寸法を当てておきたいですね。
  • 回れることの音:扉の少ない家は、音も回ります。夜に帰宅する方がいるなら、LDKに近い部屋の建具の仕様を見ておきましょう。
  • 室内干しの湿気:脱衣室と兼用で毎日干すと、湿気がこもりやすくなります。換気の計画を図面で確認してください。
  • 下屋の屋根:2階が一部にしか載っていないので、北側は下屋になります。雨樋の位置と屋根の見え方を立面図で確かめておきたいところ。
  • 和室の使い方:来客用と普段使いでは、収納の量も仕上げも変わります。どちらを主にするか決めてから仕様を詰めてください。

こんなご家族に向いています

  • 通るだけの床を減らしたい方
  • お子さんが小さいご家庭
  • 家事の移動を短くしたい方
  • 服を1か所にまとめたい方
  • 36坪前後で計画されている方

まとめ|廊下を消すには、階段の位置から考えます

廊下を減らしたいというご希望はよくいただきます。ただ、部屋の並びだけをいじっても、なかなか減りません。

減らす鍵は階段です。階段を端に置くと、そこへ行くための床が必ず要ります。中央に置けば、まわりの床が通路と兼用になります。

いまのプランで、階段はどこにあるでしょうか。そこを動かせるかどうかを聞いてみると、話が進むかもしれませんー。

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複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

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