奥長形状を有効利用 表と裏と違った顔のおうちプラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積:113.66㎡(34.39坪)
  • 部屋数  :3LDK
  • 玄関   :南入り
  • 間口(幅):5.915m
  • 奥行(縦):12.285m
  • 収納率  :10.80%

プランポイント

間口5.915m、奥行12.285m。幅3間強に対して、奥行はその倍以上あります。こういう敷地では、南と北で建物の性格をはっきり分けると使いやすくなります。この間取りは、道路に面した表の顔と、生活を支える裏の顔を、きれいに描き分けました。

ポイント①|南は「表」。玄関とLDKを置く

南側に玄関があり、その西にLDK19帖が広がります。道路から見える側、つまり表の顔です。

玄関ポーチ、LDKの大きな窓。人の目に触れる面はこちら側にまとまっています。外観として整えるべき部分が南に集中しているので、意匠に予算を寄せやすい構成ですね。

LDKも南面に窓を取れるので、家で一番長くいる場所に一番いい光が入ります。

ポイント②|北は「裏」。寝室と水回りを置く

北側には主寝室6帖、ファミリークローク3.5帖、洗面所、トイレ。中央には脱衣室2帖と浴室2帖が続きます。

こちら側は、人に見せる必要がない場所です。窓も必要な分だけでよく、外観も割り切れます。

表と裏で役割を分けると、あれもこれもと欲張らずに済みます。南に大きな窓、北は必要最小限。細長い敷地ほど、この割り切りが効いてきます。

ポイント③|1階に主寝室とファミリークローク3.5帖

主寝室6帖が1階の北西にあり、その東にファミリークローク3.5帖。さらに脱衣室、浴室が続きます。

つまり寝る、着替える、風呂に入るが1階だけで完結します。LDKも1階なので、2階へ上がらなくても生活が回ります。

ファミリークロークが3.5帖と大きめなので、家族の衣類をここに集約できます。洗濯機のある脱衣室から近いので、洗って、しまうまでも短く済みます。

ポイント④|19帖のLDKを、幅3間強に収める

LDKは19帖。建物の西から南にかけて、細長い形で確保されています。

この幅では、家具を横並びに広げる置き方は成立しません。代わりに南の窓から北のキッチンまで視線が通るので、奥行きのほうで広さを稼ぐ形になります。

キッチンは中央付近の対面配置。冷蔵庫もその並びで、生活感のあるものは北側に寄せられています。

ポイント⑤|階段を中央に置いて、2階の廊下を短くする

階段は建物の中央、玄関ホールの北側にあります。

細長い建物で階段を端に置くと、2階の廊下が長くなります。中央に置けば、上がりきったところから両側へ振り分けられるので、通路が最小限で済むんですよね。

しかも1階では、玄関ホールから階段、水回りへとまっすぐつながります。移動のための面積が少なくて済む配置です。

検討するなら、ここは確認を

  • 東西の壁と隣家の距離:幅5.915mということは、東西の壁が敷地境界にかなり近くなります。この形は南北の壁が短いので、採光の主役は東西面です。隣家の窓と正対しないよう、位置決めは慎重に。
  • シューズクローク0.5帖:かなり小さめです。ベビーカーやアウトドア用品を置く前提なら足りません。玄関まわりの荷物をどこに置くか、決めておきたいところ。
  • 収納率10.80%:やや控えめです。ファミリークローク3.5帖が主力なので、季節家電や大物の置き場は2階に確保する前提で考えておくと安心かなと思います。
  • 建物中央の採光:奥行12.285mに対して幅が3間強です。中央付近の脱衣室や階段のあたりは、南北の窓から遠くなります。天井から光を落とす方法の検討を。
  • 細長い建物の基礎:奥行のある細長い平面は、地盤の状況によって配慮が要る場面があります。地盤調査の結果は必ず確認しておきたいですね。

こんなご家族に向いています

  • 間口6m前後の、奥に長い敷地をお持ちの方
  • 階段を使わずに済む生活を、最初から用意しておきたい方
  • 洗濯を1階で完結させたい方
  • 外観にかける予算を、見える面に集中させたい方
  • 34坪台で3LDKを確保したい方

まとめ|奥に長い土地は、表と裏を決めてから描く

細長い敷地で間取りが決まらないとき、たいてい南も北も同じように良くしようとしています。両方に大きな窓を取り、両方の外観を整えようとする。そうすると予算も配置も破綻します。

先に「どちらが表か」を決めてしまえば、判断は一気に早くなります。表には人が見る要素を、裏には生活を支える要素を。それだけで、どこに何を置くかが自動的に決まっていきます。

奥に長い土地は使いにくいと言われがちですが、役割を分けやすいという意味では、むしろ整理しやすい形かもしれませんー。

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家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

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