家族の気配を感じながら、一人の時間も大切にできる隠れ家的ヌックプラン

間取り紹介
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概要

  • 延べ面積  :94.82㎡(28.68坪)
  • 部屋数   :3LDK
  • 玄関    :北入り
  • 間口(幅):8.19m
  • 奥行(縦):14.105m
  • 収納率  :13.97%

プランポイント

家族と一緒にいたい気持ちと、ひとりになりたい気持ち。両方あるのが普通ですよね。この平屋には「ヌック」と呼ばれる小さな籠り空間があって、そのどちらも諦めなくていい作りになっています。間口8.19m・奥行14.1mという、南北にかなり細長い敷地をうまく味方につけたプランです。

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ポイント①|LDKの隣にある、囲われた小空間「ヌック」

LDKの東側、パントリーのすぐ南に接する位置に、ヌックと呼ばれる小さなスペースがあります。三方を壁で囲い、LDK側だけを開いた形です。中がはっきりとは見えない、でも声は届くし気配も伝わる。その距離感がこの間取りの主役ですね。

お子さんが宿題をする、本を読む、コーヒーを持ち込んで少しだけひとりになる。個室を1つ増やすほどの面積は要らないけれど、リビングのソファでは落ち着かない。そういう「あいだ」の場所です。

個室を1部屋足すのと比べると、必要な面積はごくわずかです。それでいて満足度は高い。コストパフォーマンスのいい設え方かなと思います。

ポイント②|南北に細長い敷地を、3つのゾーンに割る

間口8.19m、奥行14.105m。かなり細長い形です。この形をそのまま活かして、北から順に「子ども部屋ゾーン → 主寝室・水回りゾーン → LDKゾーン」と3層に分けています。

細長い土地は使いにくいと思われがちですが、実は生活の時間帯でゾーンを分けやすい形なんですよね。朝と夜しか使わない寝室と、日中に使うLDKを離せるので、生活音が混ざりにくくなります。

一番南にLDKを置いているので、家で一番長く過ごす場所に、一番いい光が入る配置になっています。

ポイント③|西側に水回りを縦一列。廊下が廊下だけで終わらない

トイレ、洗面所、ファミリークローク2.5帖、脱衣室2.5帖、浴室2帖が、西側に縦一列に並んでいます。

細長い間取りだと、どうしても南北に長い通路が生まれます。この間取りはその通路の片側に水回りを寄せることで、「移動する」と「使う」を同じ場所で処理しています。通るためだけの面積が最小限で済む形ですね。

洗面所とファミリークロークと脱衣室が隣り合っているので、洗う・しまう・着替えるも一続きになります。

ポイント④|玄関を上がってすぐ、子ども部屋へ

北側に洋室5帖が2つ。玄関ホールからすぐの位置です。

帰ってきてまずランドセルを置きに行ける距離なので、リビングに荷物が溜まりにくくなります。お友達が来たときもLDKを通らずに部屋へ入れるので、生活空間が保たれますね。

一方で、リビングを通らずに部屋へ入れることを「顔を合わせなくなる」と捉える考え方もあります。ここはご家庭の方針が分かれるところかなと思います。

ポイント⑤|19.5帖のLDKと、斜めに開くテラス

LDKは19.5帖。南に面していて、その先のテラスが敷地の形に合わせて斜めにカットされています。

まっすぐな長方形にしなかったぶん、視線が斜めに抜けていきます。細長い建物は視線が南北の一方向に偏りがちなんですが、斜めの要素がひとつ入るだけで空間に広がりが出るんですよね。ちょっとした操作ですが、体感はけっこう変わります。

検討するなら、ここは確認を

  • 建物中央の採光:南北に細長い形なので、中央付近(主寝室やヌックのあたり)は光が届きにくくなります。天窓やハイサイドライト、あるいは小さな中庭のような抜けを検討する価値があります。
  • ヌックの明るさ:囲われているぶん、日中でも照明が要る可能性があります。籠り感を優先するか、窓を1つ設けて明るさを取るか。使い方によって判断が変わるところですね。
  • 北側の子ども部屋:北入りの敷地なので、洋室2室は北向きになります。勉強や就寝が中心なら問題ありませんが、「日当たりのいい部屋で育てたい」というご希望があるなら、配置の見直しが必要です。
  • 間口8.19mという幅:隣家との距離が近くなりやすい形です。西側の水回りの窓と東側の窓の位置は、周囲の建ち方を見ながら決めたいところです。

こんなご家族に向いています

  • 細長い敷地、間口の狭い土地をお持ちの方
  • 家族といる時間と、ひとりの時間、両方を大事にしたい方
  • お子さんの勉強場所をリビングとは別に用意したい方
  • 平屋で3LDKを確保したい方
  • 生活音のゾーニングを気にされる方

まとめ|「ひとりになれる場所」は、個室じゃなくてもいい

ひとりの時間がほしい、と言うと、つい個室を思い浮かべますよね。でも実際に必要なのは、扉と鍵のついた部屋ではなくて、「ここは自分の場所だ」と思える一角だったりします。

このヌックは、面積で言えばごくわずかなスペースです。それでも、家族の気配が届く距離で少しだけ区切られているというだけで、ちゃんと居場所になります。

間取りを考えるとき、部屋数を増やす前に「小さく区切る」という選択肢も並べてみてください。面積も予算も抑えたまま、暮らしの選択肢が増えることがありますよー。

こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください

  • 提案されたプランに、どうもピンとこない
  • 担当者と感覚が合わず、モヤモヤしている
  • 「他の可能性」をプロの目線で知っておきたい
  • SNSで集めた情報が多すぎて、整理できない
  • 完成したあとの暮らしが、うまく想像できない

家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

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