2階ファミクロにするとコンパクトな家でも余裕のある生活が実現できますプラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :102.68㎡(31.06坪)
  • 部屋数  :3LDK
  • 玄関   :北玄関
  • 間口(幅):6.37m
  • 奥行(縦):8.19m
  • 収納率  :11.59%

プランポイント

ファミリークロークは1階に置くもの、という空気がありますよね。でもこの間取りは、あえて2階に、しかも4帖という広さで置いています。間口6.37m・延床31坪というコンパクトな条件で、それでも余裕を感じる暮らしが成立しているのは、この判断があるからです。

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ポイント①|4帖のファミリークロークを、2階の寝室の並びに

2階に上がると、階段の隣に4帖のファミリークロークがあります。主寝室8.8帖、洋室5.4帖が2つ、そしてこのファミクロ。つまり「寝る・着替える」がすべて2階でまとまっている形です。

朝起きて、そのまま着替えて、1階に降りる。夜も、脱いだものを2階に置いて寝る。着替えという行為に階段の上り下りが挟まらないので、動きとしてはかなり素直なんですよね。

家族全員分の衣類が4帖に集まっているので、各部屋のクローゼットも最小限で済みます。洋室が5.4帖ずつでも窮屈にならないのは、そのぶん服を置かなくていいからです。

ポイント②|1階から収納を追い出して、居住空間に使い切る

間口6.37m、奥行8.19m。1階の床面積はおよそ15.8坪しかありません。この中に玄関、階段、トイレ、浴室、洗面脱衣室、そしてLDKを収める必要があります。

ここにファミリークロークまで置こうとすると、必ずどこかが削れます。LDKか、洗面脱衣室か。この間取りは収納を2階に逃がすことで、1階をぜんぶ「使う場所」にしています。

コンパクトな家で余裕を出すコツは、面積を増やすことではなく、階ごとに役割をはっきり分けることかなと思います。1階は暮らす場所、2階はしまって寝る場所。そう決め切ると、狭さの感じ方が変わってきます。

ポイント③|間口6.37mでも、LDK17.6帖

LDKは17.6帖。1階のほとんどをLDKが占めています。南側に大きく開口を取って、その先がデッキです。

間口が狭い敷地は、どうしても細長い部屋になりがちです。この間取りはキッチンを西の壁側に寄せ、ダイニングとリビングを南北に並べることで、細長さを縦の奥行きとして活かしています。手前にダイニング、奥にリビング、その先に庭という重なりですね。

視線が南のデッキまで一直線に抜けるので、17.6帖という数字以上に広く感じられる作りです。

ポイント④|水回りは東側に一列。ホールから直行できる

浴室2帖、洗面脱衣室3帖、トイレが東側にまとまっています。玄関を上がってホールに出れば、LDKを通らずに直接アクセスできる位置です。

来客中でもお風呂やトイレに行きやすいですし、帰宅した家族が汚れたままリビングに入ってこない。動線が分かれていることの効果は、こういう細かいところに出てきます。

洗面脱衣室が3帖あるので、洗面台と洗濯機を置いても作業スペースが残ります。

ポイント⑤|キッチンのすぐ裏にパントリー

キッチンの背面、ホールとの境あたりに小さなパントリーがあります。冷蔵庫もLDKの北側、キッチンの延長に納まる配置です。

玄関ホールからパントリーへ入れるので、買い物帰りにリビングを横切らずに食材をしまえます。小さなスペースですが、ここがあるかないかでキッチンまわりの散らかり方はけっこう変わるんですよね。

検討するなら、ここは確認を

  • 洗濯物を2階へ運ぶ動線:ここが2階ファミクロ最大の検討ポイントです。洗濯機は1階の洗面脱衣室。干した後、たたんで2階のファミクロへ運ぶ工程が発生します。1階で干して2階へ運ぶのか、乾燥機を導入して手間を減らすのか、方針を決めておきたいところです。
  • 干す場所:この間取りにはバルコニーがありません。南のデッキで外干しするか、洗面脱衣室3帖に室内干しを設けるか。ここは間取りと同時に決めておくべきところですね。
  • 1階の上着・カバン置き場:ファミクロが2階なので、帰宅してすぐ荷物を置く場所は玄関のシューズクロークだけになります。学校のカバンや通勤バッグをどこに置くか、決めておかないとソファまわりに溜まりがちです。
  • 間口6.37mと隣家の距離:東西の壁は隣家に近くなりやすい形です。東側の水回りの窓と、西側キッチンの窓は、周囲の建ち方を見ながら位置を決めたいところです。
  • 収納率11.59%:数字としては標準的です。ただ4帖のファミクロに依存する割合が高いので、季節物や大物の置き場は別途考えておくと安心かなと思います。

こんなご家族に向いています

  • 間口の狭い敷地、コンパクトな土地に建てる方
  • 洗濯物を乾燥機まで含めて考えている、あるいは1階で干し切れる方
  • 朝の身支度を2階で完結させたい方
  • 1階のLDKを最大限広く取りたい方
  • 30坪台前半で3LDKを確保したい方

まとめ|収納を「どの階に置くか」で、狭さの感じ方が変わる

ファミリークロークを1階に置くか2階に置くか。よく議論になるところですが、正解は敷地の形で決まる部分が大きいです。

1階に十分な面積があるなら、洗濯動線を優先して1階が有利。でもこの間取りのように1階が15坪台しかないなら、収納を2階へ逃がして1階を暮らす場所に使い切ったほうが、日々の満足度は高くなります。

コンパクトな家ほど、「何をどこに置かないか」を決めることが効いてきます。いま検討中の間取りで1階が窮屈に感じるなら、2階に上げられるものがないか探してみると、案外すっきりするかもしれませんー。

こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください

  • 提案されたプランに、どうもピンとこない
  • 担当者と感覚が合わず、モヤモヤしている
  • 「他の可能性」をプロの目線で知っておきたい
  • SNSで集めた情報が多すぎて、整理できない
  • 完成したあとの暮らしが、うまく想像できない

家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

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