
概要
- 延べ面積:100.20㎡(30.31坪)
- 部屋数 :3LDK
- 玄関 :東西入り
- 間口(幅):10.92m
- 奥行(縦):10.01m
- 収納率 :11.57%
プランポイント
西海岸風の家、と聞くと外観や内装のイメージが先に立ちますよね。ただ、あの空気感の正体は素材でも色でもなくて、室内と屋外がつながっていることだったりします。この平屋は大きなデッキをL字に回り込ませて、それを間取りのレベルで実現しています。もちろん中身も詰まっています。
ポイント①|デッキをL字に回り込ませて、外を居場所にする
西側から南側へ、大きなウッドデッキがL字に回り込んでいます。しかも角が斜めにカットされていて、まっすぐな長方形ではありません。
LDKの掃き出し窓を開ければ、そのままデッキへ出られます。床の高さがつながっているので、室内と屋外の境目が曖昧になります。この連続感が、いわゆる西海岸らしさの正体ですね。
斜めのカットも効いていて、視線が正面だけでなく斜めにも抜けます。同じ面積のデッキでも、直線で囲うより広がりが出ます。
ポイント②|21帖のLDKが、そのデッキに向かって開く
LDKは21帖。延床30.31坪の平屋としては、かなり大きく取られています。
キッチンは中央付近の対面配置。そこからダイニング、リビングと西へ広がり、その先がデッキです。座ったときの視線が、窓を越えて外まで届く構成になっています。
21帖という数字だけでも十分ですが、デッキと合わせれば体感はさらに広がります。天気のいい日は、生活の重心がそのまま外へ移ります。
ポイント③|収納を小分けにして、使う場所の隣に置く
シューズクローク2帖、ファミリークローク2帖、パントリー1.5帖、ウォークインクローゼット1.5帖。ひとつひとつは大きくありませんが、それぞれ使う場所の隣にあります。
玄関には靴とベビーカー、水回りには衣類、キッチンには食品、寝室には洋服。取りに行く距離がどれも数歩です。
大きな納戸をひとつ作るより、小分けにして配るほうが実際には使われます。この間取りは後者の考え方ですね。
ポイント④|書斎1.5帖を、主寝室の隣に
主寝室6帖の南に、書斎1.5帖があります。カウンターと椅子が入る、こもるための最小サイズです。
1.5帖というと物置のような広さですが、机に向かうだけならこれで足ります。むしろ狭いほうが集中できるという方も多いんですよね。
位置が寝室ゾーンの側なので、LDKの音から離れられます。夜や早朝に使う前提の書斎という位置づけです。
ポイント⑤|畳コーナー2帖と、東側の個室
LDKの南東に畳コーナー2帖。引戸で仕切れる形です。
その東側に洋室4.5帖が2室。廊下を挟んで主寝室と分かれているので、生活音のゾーニングもできています。
個室を4.5帖に抑えて、LDKに21帖を割いた。どこに面積を寄せるかがはっきりした配分ですね。
検討するなら、ここは確認を
- 脱衣室1.5帖の狭さ:洗濯機を置くと、ほとんど余白が残りません。着替えのスペースとしては最小限です。室内干しをする予定なら、別の場所を確保する必要があります。この間取りで最初に手を入れるとしたら、ここになりそうです。
- ウッドデッキの素材選び:これだけの面積になると、塗り直しの手間も面積に比例します。天然木の風合いを取るか、手のかからない樹脂系にするか。10年後の自分がどちらを喜ぶかで決めるのがいいかなと思います。
- 収納率11.57%:やや控えめです。小分けに配置されているぶん使いやすい一方、大物の置き場がありません。季節家電や来客用布団の行き先は決めておきたいところ。
- 必要な敷地の広さ:間口10.92m、奥行10.01mの平屋です。加えてデッキと駐車スペースが要るので、それなりに広い土地が前提になります。
- 書斎1.5帖の使い方:机と椅子でいっぱいになるので、資料を広げる作業には向きません。何をする場所かをはっきりさせてから寸法を決めたいですね。
こんなご家族に向いています
- 庭やデッキを日常的に使いたい方
- 屋外で食事をしたり、過ごしたりするのが好きな方
- LDKに21帖を割きたい方
- 収納は大きさより配置を重視したい方
- 30坪台で3LDKの平屋を建てたい方
まとめ|外の居場所は、面積ではなく「つながり方」で決まる
庭を広く取れば外で過ごすようになるかというと、そうでもありません。段差があったり、扉が重かったり、そこまで距離があったりすると、出るのが億劫になります。
この間取りのデッキが使われそうなのは、LDKの窓を開ければそこがもう床だからです。靴を履かずに一歩出られる。その手軽さが、実際の使用頻度を決めます。
外を暮らしに取り込みたいなら、広さより「何歩で出られるか」を見てみてください。そこがつながっていれば、小さなデッキでも毎日使う場所になりますよー。
保存・コメントもこちらから
こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください
- 提案されたプランに、どうもピンとこない
- 担当者と感覚が合わず、モヤモヤしている
- 「他の可能性」をプロの目線で知っておきたい
- SNSで集めた情報が多すぎて、整理できない
- 完成したあとの暮らしが、うまく想像できない
家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。
ご相談メニューと料金は、リンク先のページでご確認いただけます
イメージギャラリー







コメント