

概要
- 延べ面積 :101.02㎡(30.55坪)
- 部屋数 :3LDK
- 玄関 :北入り
- 間口(幅):7.28m
- 奥行(縦):8.19m
プランポイント
玄関を北に振ると、南側がまるごと空きます。この30.55坪は、その空いた面積をひとつづきのLDKにまとめました。20.0帖です。間口7.28m、奥行8.19m。ほぼ正方形の2階建てで、廊下と呼べる場所はありません。
ポイント①|北側に、玄関と水回りを一列で
1階の北面には、西から玄関、トイレ、洗面脱衣室2.0帖、浴室2.0帖が並びます。
北は日当たりを当てにしない面です。居室を置くにはもったいない一方で、玄関と水回りは日当たりよりも「他の部屋の邪魔をしないこと」のほうが効いてきます。この4つを北の一列に寄せてしまえば、南に残るぶんは全部LDKに回せます。
間口7.28mは1.82mが4つぶん。玄関・トイレ・洗面脱衣室・浴室が、半端を出さずに収まる寸法です。
ポイント②|洗面脱衣室を2.0帖と決める
洗面と脱衣をひと部屋にまとめて、広さは2.0帖。洗濯機と洗面台を置くと、ほぼ埋まります。
ここを3帖にすることも、洗面と脱衣を分けることもできました。ただ、そうすると必ずどこかが1帖ぶん痩せます。このプランは、痩せる先をLDKにしたくなかったということですね。
2.0帖は、ひとりで使うぶんには足ります。ふたりが同時に立つと、肩が当たります。この差をどう見るかが、判断の分かれ目になります。
ポイント③|階段をLDKの中に置く
階段は1階の西端、LDKに面して上がっていきます。
階段のためだけのホールを用意していないので、上り下りに使う面積がそのまま部屋の面積として残ります。
2階へ行くにはLDKを通ることになります。帰ってきた家族と、必ず一度は顔を合わせる並びです。
ポイント④|南西を凹ませて、外とつなぐ
LDKの南西の角は、建物のかたちを内側に折り込んで、外まわりのスペースにしています。
LDKからは掃き出し窓でそのまま出られます。20.0帖の内側だけで完結させず、天気のいい日は外まで使えるようにした形ですね。
床面積としては減りますが、南西の角が空くぶん、LDKには西と南の両方から光が入ります。
ポイント⑤|主寝室7.0帖に、厚く配分する
階段を上がると、南東に主寝室7.0帖。北東と中央に洋室5.3帖がふたつ並びます。
3LDKの内訳としては、主寝室に多めに配ったかたちです。7.0帖あればベッドを2台置いても、まだ足元に動ける余裕が残ります。
主寝室の北にはWIC2.3帖。衣類をこちらに預けられるので、寝室に箪笥を置かずに済みます。
ポイント⑥|北のバルコニーと、ホールの収納
2階の北、玄関の真上にバルコニーがあります。幅は3.64m。
その南側、ホールに面して収納がふたつ並びます。各室のクローゼットとは別に、家族で使うものを廊下側でしまえる配置です。
バルコニーが北向きになったのは、南面を居室にすべて回したためです。ここは使い方に工夫が要るので、次で触れます。
検討するなら、ここは確認を
- 北向きバルコニーの使い道:直射日光での乾きは期待しにくい向きです。布団を干す想定なら、南側に別の場所を決めておきたいですね。物干しは室内に置き、バルコニーは室外機置き場と割り切る手もあります。
- 洗面脱衣室2.0帖の朝:お子さんが大きくなると、洗面台の取り合いが起きます。2階のホールに小さな手洗いを足せるか、図面の段階で聞いてみてください。
- 階段まわりの空気:階段がLDKに開いているので、暖めた空気は2階へ抜けていきます。階段の上り口に建具を1枚入れられるかどうかで、冬の効き方が変わります。
- 東西の壁と隣家:間口7.28mの家を敷地に置くと、東西の壁は境界に寄ります。いま隣に何が建っているかだけでなく、建て替わった場合まで見て窓の位置を決めたいところ。
- 土間の広さ:玄関まわりに収納はありますが、土間として使える面積は多くありません。ベビーカーや外遊びの道具を土間に置きたいなら、玄関の寸法を先に相談してください。
こんなご家族に向いています
- 敷地の北側に道路がある方
- LDKの広さを何より優先したい方
- 廊下の掃除を増やしたくない方
- 主寝室にゆとりを取りたい方
- お子さんが2人までのご家庭
まとめ|北入りは、不利ではありません
北側道路の土地を「日当たりが悪いから」と敬遠される方は多いです。でも、玄関が北に来るということは、南側に玄関を置かなくていいということでもあります。
このプランで20.0帖が成立しているのは、南に玄関も廊下も置いていないからです。北に押し込めるものを、全部北に押し込んだ結果ですね。
土地を見るとき、道路の向きだけで決める必要はありません。その向きだと何が南に残るのか。そこまで見てから判断していただければと思いますー。
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複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。
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