
概要
- 延べ面積 :101.86㎡(30.81坪)
- 部屋数 :3LDK
- 玄関 :北入り
- 間口(幅):13.65m
- 奥行(縦):8.19m
- 収納率 :14.43%
プランポイント
ダイニングテーブルは食事をする場所。そう思っていると、この間取りの意図は見えてきません。30.81坪のこのプランでは、キッチンの前に大きなテーブルが据えられていて、そこが家の中心になっています。食べる、宿題をする、書類を広げる、来客と話す。用途を限定しない大テーブル。いわば集会所のような場所です。
ポイント①|キッチンとテーブルを、一体で置く
LDKは20帖。北側にキッチンが横向きに配置され、その手前に6人が座れる大きなテーブルが並んでいます。
キッチンのアイランドとテーブルが、ほぼ一続きになっているのが特徴です。調理台からそのまま料理を出せますし、逆にテーブルにいる人がキッチンの手元を手伝える。
この配置だと、キッチンに立つ人が孤立しません。料理をしながら会話に入れる。「集会所」というのは、そういう距離感のことですね。
ポイント②|テーブルの用途を、食事に限定しない
6人掛けというサイズは、4人家族には少し大きめです。でもこの余裕が効いてきます。
食事のあと片付けなくても、端で子どもが宿題をできる。親が書類を広げても、隣で誰かがお茶を飲める。来客があっても、席が足りなくならない。
リビングのソファは、どうしても向きが決まってしまいます。でもテーブルは全方向から座れる。人が自然と集まる場所というのは、たいていテーブルなんですよね。
ポイント③|LDKの南に、大きなウッドデッキを続ける
LDKの南面には掃き出し窓が並び、その外に幅の広いウッドデッキ。
間口13.65mの横長の平屋なので、南面の窓を長く取れます。テーブルに座ったときに、視線が外まで抜ける。
天気のいい日はデッキにも椅子を出せるので、集まれる場所が室内外に広がります。人が集まる家では、この「もう一段の余裕」があると助かります。
ポイント④|水回りを中央に集めて、東西を分ける
建物の中央に、浴室2帖、脱衣室2帖、洗面所2帖、トイレ、そしてパントリー1.5帖とファミリークローク1.5帖。南にはランドリールーム3帖。
この水回りの塊が、東のLDKと西の個室ゾーンを仕切っています。人が集まる場所と、静かに休む場所のあいだに緩衝を置いた形ですね。
洗って、ランドリールームで干して、ファミリークロークにしまう。洗濯の流れも、この一角で完結します。
ポイント⑤|個室3つを、西側にまとめる
西側には、主寝室7.7帖とWIC2.2帖、洋室5.2帖、洋室4.1帖。
主寝室は北西の角で、玄関からもLDKからも遠い位置です。集会所的なダイニングでにぎやかに過ごしていても、寝室までは音が届きにくい。
子ども部屋2つは南西と南中央。5.2帖と4.1帖と少し差がありますが、どちらもLDKからは離れています。集まる場所と離れる場所、両方が確保されているのがこのプランの良さです。
ポイント⑥|玄関を北東に置いて、LDKに直結させる
玄関は北東の角。シューズクローク2帖とホールを経て、すぐLDKです。
人が集まる家では、玄関からLDKまでが近いほうが便利です。お客さんを長い廊下で案内する必要がありません。
そして玄関から西へ進めば、水回りと個室ゾーン。来客はLDKへ、家族は西へ。同じ玄関から入っても、行き先が分かれます。
検討するなら、ここは確認を
- 収納率14.43%:シューズクローク2帖、WIC2.2帖、パントリー1.5帖、ファミリークローク1.5帖。数としては足りていますが、パントリーとクロークが1.5帖ずつと小さめです。人が集まる家は物も増えやすいので、来客用の食器や座布団の置き場も考えておきたいところ。
- 大テーブルの寸法:6人掛けとなると、長さ180cm前後。周囲に椅子を引くスペースを含めると、想像以上に場所を取ります。実際の家具の寸法を入れた図面を、一度描いてもらうと安心です。
- LDKに人が集まる前提:テーブルが中心なので、誰かが使っていると他の人は遠慮しがちになります。ソファ側にも居場所をつくれるか、家具配置とあわせて考えておきたいですね。
- 子ども部屋が5.2帖と4.1帖:1帖以上の差があります。きょうだいでどう割り振るか、揉めない工夫を先に考えておくといいかもしれません。
- 間口13.65mの敷地:東西に長い平屋なので、それを受け止められる幅が要ります。両隣の離れと駐車スペースを含めて、敷地の図面に重ねてみてください。
こんなご家族に向いています
- 家族がばらばらに過ごすより、同じ部屋にいたい方
- お子さんの勉強をそばで見たい方
- 親族や友人が集まる機会の多いご家庭
- キッチンに立つ人を孤立させたくない方
- 東西に長い敷地で、3LDKの平屋を考えている方
まとめ|家の中心は、ソファではなくテーブルかもしれない
リビングの主役はソファ。そう思って間取りを考えると、テレビの位置から配置が決まっていきます。でも実際に家族が集まっているのは、どこでしょうか。
食事のあと、なんとなくテーブルに残って話している。子どもが宿題を広げている。その光景を思い浮かべるなら、テーブルを主役にしたほうが自然です。
家具のどれを中心に置くかで、間取りは変わります。ご家族が家の中でいちばん長く集まっている場所はどこか、そこから考えてみてくださいね。
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