

概要
- 延べ面積 :129.18㎡(39.07坪)
- 部屋数 :3LDK
- 玄関 :南入り
- 間口(幅):10.92m
- 奥行(縦):8.645m
プランポイント
120インチのスクリーンを置くには、それなりの壁と、それなりの距離が要ります。この39.07坪のプランは、LDKと主寝室の両方でその条件を満たしました。間口10.92m、奥行8.645mの3LDKです。
ポイント①|LDK19.0帖に、投影できる壁を確保する
1階の南側にLDK19.0帖。西側に長い壁が残されています。
プロジェクターを使うには、家具も窓もない面がひとつ必要です。壁一面を空けておくというのは、設計の段階で決めておかないと、あとから確保できません。
19.0帖あれば、120インチを見るための距離も取れます。画面の大きさは、部屋の広さとセットで決まるものですね。
ポイント②|主寝室10.0帖にも、同じ条件をつくる
2階の南西に主寝室10.0帖。寝室としてはかなり広い配分です。
ベッドから見る位置に壁を確保しているので、寝室でも大きな画面が使えます。LDKと寝室の二か所に投影できる家というのは、なかなかありません。
10.0帖あると、ベッドを置いても画面までの距離が取れます。広さの理由がはっきりしている部屋です。
ポイント③|畳コーナー3.0帖を、LDKの北に置く
LDKの北側、玄関ホールとのあいだに畳コーナー3.0帖があります。
床に座って画面を見たいときにも使えますし、洗濯物をたたむ場所にもなります。独立させていないので、3.0帖でも窮屈になりません。
LDKに、椅子とは違う姿勢で過ごせる場所がひとつあると、居方の選択肢が増えます。
ポイント④|洗濯まわりを、西側の一角にまとめる
1階の北西に洗面脱衣室3.0帖とランドリールーム3.0帖、その東に浴室2.0帖が並びます。
脱ぐ、洗う、干すが西の一角で完結します。それぞれ3.0帖あるので、作業中に人がぶつかりません。
キッチンの北にはパントリー。そこから水回りへ抜けられるので、料理と洗濯を並行して回せます。
ポイント⑤|玄関を南東に置いて、SC3.0帖を添える
玄関は南東寄り。その西側がシューズクローク3.0帖です。
3.0帖あれば、靴のほかにベビーカーや外用の道具まで置けます。玄関に物が出しっぱなしにならない容量ですね。
玄関からLDKまでは、畳コーナーの前を通る短い道です。廊下と呼べる長さはありません。
ポイント⑥|2階に洋室5.3帖が2つと、吹抜け
2階の北に洋室5.3帖がふたつ。東側に吹抜けがあります。
吹抜けを介して1階とつながるので、2階にいても気配が届きます。主寝室で画面を見ていても、家が閉じきってしまいません。
主寝室の南にバルコニー3.0帖。1階のランドリールームと合わせて、干す場所が2か所ある構成です。
検討するなら、ここは確認を
- スクリーンと窓の位置:投影する面に窓や照明があると、映像が見えにくくなります。壁を空けたつもりでも、照明が正面に来ていないか図面で確認してください。
- 配線の経路:プロジェクターは天井に付けることが多く、電源と映像の線を通す必要があります。壁や天井の中を通せるか、着工前に決めておきたいですね。
- 吹抜けの音:1階の音は2階まで届きます。夜に映画を見るなら、音量がお子さんの部屋にどう届くかは考えておきたいところ。
- 間口に必要な余裕:建物の幅は10.92mです。ここに両側の空きと駐車スペースが乗るので、敷地の間口は余裕を見ておきたいですね。
- 主寝室10.0帖の空調:広い部屋はエアコン1台では温度のムラが出ます。機器の能力と設置位置を計算して出してもらいましょう。
こんなご家族に向いています
- 家で映画を見る時間が長い方
- 寝室でも大きな画面を使いたい方
- 畳に座る場所をLDKに欲しいご家庭
- 玄関の土間を広く取りたい方
- 39坪前後で計画されている方
まとめ|壁を空けておくのは、設計でしかできません
家電や家具は、住みはじめてからでも足せます。ただ、壁を一面空けておくことだけは、あとからではどうにもなりません。窓も、コンセントも、もう決まっているからです。
このプランはLDKと主寝室の二か所で、その面を先に確保しました。何を置くかより、何を置かないかを決めたということですね。
やりたいことがはっきりしている方ほど、図面の段階で伝えてください。あとからでは間に合わないものが、いくつかありますー。
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こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください
- 提案されたプランに、どうもピンとこない
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家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。
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