
概要
- 延べ面積 :108.90㎡(32.94坪)
- 部屋数 :4LDK
- 玄関 :南入り
- 間口(幅):9.555m
- 奥行(縦):12.74m
- 収納率 :12.26%
プランポイント
家族が5人になると、家の考え方が変わります。個室が4つ要る。朝の水回りが混む。そして何より、物の量が一気に増える。この32.94坪の平屋は、その3つに正面から答えたプランです。北側に個室を4つ並べ、中央に収納と水回りを集め、南をまるごとLDKに使う。役割で三層に分けた構成になっています。
ポイント①|北側に個室を横一列。4LDKを平屋で成立させる
北側に洋室4.6帖が3つ、そして西寄りに主寝室7.5帖。合わせて4部屋です。
間口9.555mの幅に、4.6帖を3つ並べる。かなり効率のいい割り方ですね。3部屋とも同じ広さなので、きょうだいで差がつきません。
そして主寝室7.5帖は一列下がった位置。子ども部屋3つとは廊下を挟んでいるので、生活時間がずれても互いに響きにくい形です。5人家族で個室が4つ確保できる平屋は、そう多くありません。
ポイント②|ファミリークローク4帖を、家の中心に置く
建物のちょうど中央に、4帖のファミリークローク。北は廊下、東は水回り、南はLDKに接しています。
位置がとにかく良くて、どの個室からも近く、脱衣室からも数歩。5人分の衣類をここに集めれば、洗濯物を4部屋に配って歩く必要がなくなります。
人数が多い家ほど、この集約の効果は大きくなります。1人あたり数分の手間でも、5人分では毎日20分以上の差になりますから。
ポイント③|脱衣室3帖で、朝の混雑をさばく
東側に浴室2帖と脱衣室3帖、そして洗面所とトイレ。
脱衣室が3帖と広めなのは、5人が使うことを想定しているからでしょうね。洗濯機を置いて、着替えて、室内干しもできる寸法です。
そして洗面所が脱衣室とは別に設けられています。誰かが入浴していても洗面台が使える。5人家族の朝には、この分離が効いてきます。
ポイント④|LDK19.2帖を、南にまるごと
南側はLDK19.2帖。西にキッチンが縦向きに配置され、その南に6人掛けのダイニングテーブル、東側にリビングという並びです。
ダイニングテーブルが大きく描かれているのが印象的で、5人が並んで座れる想定になっています。家族が多い家では、食卓の大きさがそのまま暮らしの中心になるんですよね。
南面には掃き出し窓とウッドデッキ。植栽も添えられていて、室内から外へ視線が抜けます。
ポイント⑤|書斎1.5帖という、大人のこもり場所
主寝室の北西、廊下に面して1.5帖の書斎があります。
机ひとつ分の広さですが、扉で仕切れる場所です。人数の多い家では、一人になれる場所がなかなかありません。1.5帖でも、こもれる場所があるかないかで気持ちが違います。
在宅の仕事にも、家計の管理にも、趣味にも使えます。主寝室のすぐ隣なので、夜遅くに使っても他の部屋に響きません。
ポイント⑥|玄関を南東に置いて、生活空間と分ける
玄関は南東の角。シューズクロークとホールを経てLDKへ入ります。
5人家族となると、靴の数だけでもかなりのものになります。シューズクロークがあることで、玄関の土間が靴で埋まらずに済みます。
そしてホールから北へ進めば水回り、西へ進めばLDK。帰宅してすぐ手を洗いに行ける動線と、リビングへ向かう動線が分かれています。
検討するなら、ここは確認を
- 収納率12.26%:数字だけ見れば標準的ですが、5人家族という前提で考えると、決して余裕はありません。ファミリークローク4帖が全体の柱なので、ここを5人でどう分け合うか、棚の割り付けまで詰めておきたいところ。あわせて、大物の置き場も別に確保できないか相談を。
- 子ども部屋3つが4.6帖ずつ:衣類をファミリークロークに出す前提の広さです。3人とも在宅で勉強する時期が重なると、それぞれの部屋が手狭に感じられるかもしれません。
- トイレが1か所:5人家族で個室4つの家に、トイレが1つ。朝の時間帯は確実に混みます。もう1か所増やせないか、優先的に検討したいポイントです。
- 建築面積が大きい:間口9.555m×奥行12.74mの平屋です。33坪ぶんの面積をそのまま地面に置くので、上限に届いてしまう地域もあります。5人家族なら車2台の想定も含めて、敷地の図面に重ねてみてください。
- 北側の個室3つの採光:日中の明るさは南側に劣ります。お子さんが部屋で過ごす時間が長い年齢になったとき、窓の大きさが十分かを確認しておきたいですね。
こんなご家族に向いています
- 5人家族で、個室を4つ確保したい方
- 家族が多く、物の量も多いご家庭
- 洗濯物をしまう手間を減らしたい方
- 大きな食卓を囲みたいご家族
- 平屋で4LDKを検討されている方
まとめ|人数が増えるほど、集約が効いてくる
家族が2人増えると、必要な部屋も収納も単純に増えます。でも面積を無限に増やすわけにはいきません。
このプランは、増やすのではなく集めることで対応しました。衣類は中央のファミリークロークへ。水回りは東に集約。個室は北に並べる。分散させないぶん、通路も扉も減って、面積が節約できています。
ご家族が多い方は、「一人ひとりに何を持たせるか」より「みんなでどこにまとめるか」を考えてみてください。人数が多い家ほど、集約の効果は大きくなりますー。
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