道路からの視界を遮りプライベートガーデンをカーテンなしで楽しむ暮らしプラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :95.23㎡(28.81坪)
  • 部屋数  :3LDK
  • 玄関   :東(西)入り
  • 間口(幅):10.92m
  • 奥行(縦):12.285m
  • 収納率  :12.61%

プランポイント

レースのカーテン越しに庭を眺める。多くの家がそうなっています。せっかく大きな窓をつけたのに、道路から見えるから開けられない。この28.81坪の平屋は、建物の置き方だけでその問題を解きました。道路側に建物を寄せて、その裏に庭をつくる。カーテンを開けたままで暮らせる家です。

ポイント①|建物を道路側に寄せて、庭を裏に隠す

玄関は東側、道路に面した側です。その北に駐車スペース。つまり建物の東半分が、道路に対する壁の役目を果たしています。

そして庭は、その反対側。建物の南西に、大きなタイルテラスとシンボルツリーが配置されています。

道路からテラスを見ようとしても、建物が邪魔をして見えません。しかも南東に主寝室が張り出したL型なので、二方向が建物に囲われた形になります。塀を立てなくても、視線が入ってこないんですよね。

ポイント②|LDK21.2帖の窓を、テラスに向ける

LDKは21.2帖。建物の中央を大きく占めています。

南面の窓は、そのままテラスに向いています。この窓の先にあるのは、道路でも隣家でもなく、自分の家の庭だけ。だからカーテンが要りません。

カーテンを開けたままにできると、部屋の明るさがまったく変わります。レース1枚でも、実は結構な光を遮っているんですよね。しかも視線が外まで抜けるので、21.2帖という数字以上に広く感じられます。

ポイント③|テラスを「もう一部屋」として使う

南西のテラスは、床がタイル張りで、テーブルと椅子が描かれています。ウッドデッキではなくタイルなのは、手入れのしやすさを考えてのことでしょうね。

面積としてはかなり広く、LDKの西側から南側まで回り込んでいます。掃き出し窓を開ければ、そのまま外に出られる。

囲われた外部は、庭というより部屋に近い使い方ができます。朝食を食べる、子どもを遊ばせる、洗濯物を干す。人目を気にしなくていいので、使う頻度が段違いに上がります。

ポイント④|水回りを西側にまとめて、テラスに面させる

西側には、浴室2帖、脱衣室1.5帖、洗面所2.5帖。

注目したいのは、この水回りもテラスに面していること。脱衣室から出てすぐ外に干せます。しかも囲われた場所なので、下着やタオルを干しても外から見えません。

洗面所を脱衣室から切り離してあるので、入浴中でも歯磨きや手洗いができます。2.5帖と広めなので、洗濯機と洗面台を置いてもゆとりがあります。

ポイント⑤|主寝室7.5帖を南東に張り出す

南東の角に主寝室7.5帖、その東にWIC2.2帖。この張り出しがL型をつくっています。

寝室からもテラスが見えますし、南向きなので朝の光が入ります。玄関からは遠く、道路からも離れているので、静かに休めます。

そしてこの張り出しがあることで、テラスの東側が塞がれます。庭を囲うために部屋を配置する、という考え方ですね。

ポイント⑥|書斎1.5帖という、小さなこもり場所

主寝室の北、玄関ホールとLDKのあいだに、1.5帖の書斎があります。

机を置けばいっぱいの広さですが、扉が閉まります。玄関から近いので、来客対応の合間に使うこともできますし、仕事の資料を置く場所にもなります。

LDK21.2帖という大きな空間の脇に、こういう小さな場所が1つあると、家の使い方に幅が出ます。

検討するなら、ここは確認を

  • 収納率12.61%:シューズクローク1.7帖、WIC2.2帖、パントリー1帖、各室のクローゼット。標準的な数字です。ただし衣類をまとめて置く場所がないため、洗濯物は各部屋へ配って歩くことになります。洗面所2.5帖の中に衣類収納を組み込めないか、相談しておきたいところ。
  • 建築面積が大きい:間口10.92m×奥行12.285mの外形に対して、延べ面積は28.81坪。L型でテラスを囲むぶん、敷地は広めに必要です。上限まで建てられるかと、車の置き場を先に確かめておきましょう。
  • テラスの手入れ:タイル張りは木より長持ちしますが、汚れや苔は付きます。掃除のための水栓が近くにあるか、排水がどう取られているかを確認しておきたいですね。
  • 道路側の窓:東面は道路に接するので、玄関まわりと書斎の窓は視線が気になります。位置と高さ、そして目隠しの有無を確認しておきましょう。
  • 北側の洋室2つ:南のテラスに面した部屋と比べると、日中の光は控えめになります。お子さんが日中に使う想定なら、窓の取り方を相談しておきたいところです。

こんなご家族に向いています

  • カーテンを開けたまま暮らしたい方
  • 交通量のある道路に面した土地をお持ちの方
  • 庭を室内の延長として日常的に使いたい方
  • 洗濯物を人目につかない場所に干したい方
  • 3LDKの平屋を、庭とセットで考えたい方

まとめ|目隠しは、塀より建物のほうが効く

道路からの視線を遮ろうとすると、まず塀やフェンスを思い浮かべます。でも塀は高くするほど圧迫感が出ますし、費用もかかります。しかも隙間からは見えてしまう。

このプランは、建物そのものを目隠しに使いました。道路側に建物を置いて、その裏に庭をつくる。それだけで、塀なしでも人目が入りません。

外構にお金をかける前に、建物の配置を見直してみてください。同じ敷地でも、置き方を変えるだけで庭の性格が変わることがありますー。

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家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

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