家族の生活動線をイメージし質にこだわった多動線プラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :97.51㎡(29.50坪)
  • 部屋数  :3LDK
  • 玄関   :東西入り
  • 間口(幅):10.465m
  • 奥行(縦):9.555m
  • 収納率  :13.8%

プランポイント

家の中心に5.5帖のファミリークローク。しかも通り抜けできる。この一部屋があるおかげで、洗濯も、着替えも、帰宅後の片付けも、すべてがここを経由して短くなります。29.50坪の平屋で、LDKに21.1帖を確保しながらそれをやっている。かなり密度の高いプランです。

ポイント①|5.5帖のファミリークロークを、家の真ん中に置く

建物のほぼ中央に、5.5帖のファミリークロークがあります。この規模の家に置く収納としては、破格の広さです。

しかもこの部屋、通り抜けができます。東側はLDKに、西側は主寝室と洋室のある個室ゾーンにつながっていて、両側から出入りできる形です。

収納を家の端に置くと、そこは行き止まりになります。取りに行って、戻ってくる。往復が発生するんですよね。中央に置いて両側に扉をつければ、通りながら用が済みます。この違いが「多動線」という言葉の中身です。

ポイント②|脱衣室3帖から、そのままクロークへ

北側の脱衣室は3帖。洗濯機があり、浴室2帖が隣です。そしてこの脱衣室から少し進むと、ファミリークロークに入れます。

洗って、干して、数歩でしまう。しまった先は家の中心なので、そこから各個室へも近い。洗濯という作業の最初から最後までが、この一直線に収まっています。

平屋なので階段もありません。洗濯物を抱えて上下する動きが最初から存在しない構成ですね。

ポイント③|21.1帖のLDK。平屋としてはかなり大きい

LDKは21.1帖。延床29.50坪の平屋で、これだけの広さを確保しているのは思い切った配分です。

キッチンは中央に対面で置かれ、そこからダイニング、リビングと南東へ広がります。南にはウッドデッキが続いていて、掃き出し窓から一続きになります。

個室を4.5帖と6.7帖に抑え、収納を1か所に集約したぶんが、まるごとここに回っている形です。

ポイント④|トイレ2か所と、独立した洗面台

トイレが2つあります。ひとつは玄関ホールのすぐ近く、もうひとつは個室ゾーン寄りです。平屋でトイレを2か所設けるのは贅沢に見えますが、朝の混雑と来客時を考えると効いてきます。

洗面台は脱衣室の中ではなく、ホール脇に独立して置かれています。帰宅してLDKに入る前に手を洗える位置ですし、誰かが入浴中でも身支度が止まりません。

ポイント⑤|個室は西側にまとめて、静けさを確保

洋室4.5帖が2室と主寝室6.7帖が、西側にまとまっています。玄関からもLDKからも離れた位置です。

寝る場所とくつろぐ場所がはっきり分かれるので、生活時間がずれるご家族でも音が気になりにくくなります。そしてこの個室ゾーンとLDKのあいだに、あのファミリークロークが挟まっている。収納が仕切りの役割も果たしている形ですね。

検討するなら、ここは確認を

  • ファミリークロークが通路を兼ねること:人が通る前提の収納なので、床に物を置くと通れなくなります。棚とハンガーパイプで壁面に納める設計にして、通路幅を確保しておきたいところです。
  • クローク経由で個室に行けること:LDKから個室へ向かうとき、クロークを通るルートがあります。家族の衣類がある場所を通ることになるので、お子さんが大きくなったときにどう感じるかは考えておきたいですね。
  • 建物中央の採光:奥行9.555mの平屋で、中央にクロークがあります。収納なので採光は必須ではありませんが、その周辺の廊下部分が暗くならないか、窓の配置は確認しておきたいところ。
  • 洋室4.5帖:ベッドと机で埋まる広さです。ただ衣類はクロークに集約できるので、部屋の中に置くものは少なくて済みます。この前提が崩れると手狭になります。
  • 収納率13.8%:数字としては十分です。ただクローク5.5帖への依存度が高いので、季節家電や来客用布団など、衣類以外の大物の置き場は別に考えておくと安心かなと思います。

こんなご家族に向いています

  • 洗濯と片付けの動線を極限まで短くしたい方
  • 衣類を1か所にまとめて管理したい方
  • 平屋でLDKを20帖以上にしたい方
  • 個室の広さより、共有部の広さを優先したい方
  • 30坪弱の平屋で、広いLDKと大容量の収納を両立させたい方

まとめ|収納を端に置くか、真ん中に置くかで動線が変わる

収納は余った場所に押し込まれがちです。北側の隅、廊下の突き当たり。使わない時間のほうが長いから、後回しにされるんですよね。

でも実際には、1日に何度も出入りする場所です。それを端に置くと、そのたびに往復が生まれます。真ん中に置いて通り抜けられるようにすれば、往復が「通過」に変わります。

いま検討中の間取りで収納が行き止まりになっているなら、位置を動かせないか見てみてください。同じ面積のまま、動線だけが短くなることがありますよー。

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