互いを尊重し家族の親密さをUPさせる共有と専有プラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :103.51㎡(31.31坪)
  • 部屋数  :3LDK
  • 玄関   :北入り
  • 間口(幅):13.65m
  • 奥行(縦):9.1m

プランポイント

お客様が来たとき、家のどこまで入ってもらうか。玄関で立ち話、リビングまで、それとも廊下の奥まで。この31.31坪の平屋は、そこを間取りではっきり決めています。寝室や子ども部屋のある側と、人を迎える側。ひとつ屋根の下で、性格の違う2つのゾーンをつくった平屋です。

ポイント①|居室を西に寄せて、ひとかたまりにする

間口13.65m、奥行9.1m。横長の平屋です。

この横長を活かして、西の端に洋室4.3帖を2つ、その南に主寝室6.0帖とWIC3.0帖をまとめました。東側は玄関、LDK21.3帖、水回り。人が出入りするのはこちら側だけです。

寝室のドアが玄関から見えない。この一点だけで、来客時の気の使い方がずいぶん変わります。急に人が来ても、居室側の扉を閉めておけば済みますね。

ポイント②|トイレを2か所に分ける

北側の中央にトイレ、そして居室ゾーンの入口にもう1か所。

来客用と家族用を分けた形です。掃除の手間は増えますが、そのぶん「お客様がいるあいだ、トイレに行きづらい」という状況がなくなります。

平屋は上下の移動がないぶん、こうした重複がそのまま使いやすさに変わります。2階建てなら階段が距離をつくってくれますが、平屋は距離が取れません。だから数で解く、という考え方です。

ポイント③|玄関のすぐ横にパントリー1.0帖

東の玄関を入ってすぐ、キッチンの背面にパントリー1.0帖があります。

買い物袋を提げたまま、LDKを横切らずにしまえる位置です。1帖と小さいのですが、置き場所が玄関のそばであることのほうが効いてきます。

重い米や飲料をキッチンまで運ばなくていい。この数歩の違いは、毎週のことになると差が出ますね。

ポイント④|キッチンの前に、大きな窓

キッチンは東側、南を向いて立つ配置です。目の前に大きな窓があります。

洗い物をしているあいだ、壁ではなく外を見ていられる。手元は下を向きますが、顔を上げれば庭がある。この違いは実際に住むと大きいところです。

北側に閉じたキッチンにすると、この時間がまるごと壁向きになります。同じ作業でも印象が変わります。

ポイント⑤|洗面所2.0帖と脱衣室3.0帖を、別の部屋にする

北側に洗面所2.0帖、その奥に脱衣室3.0帖、さらに浴室2.0帖。3つが一列です。

朝の身支度と入浴が重ならないので、家族が多いほど効いてきます。脱衣室が3帖と広めなので、洗濯機を置いても着替えの場所が残ります。

来客中でも、洗面所だけを使ってもらえるのもこの形の利点です。

ポイント⑥|LDKの南に畳コーナー4.0帖

LDK21.3帖の南側に、4.0帖の畳コーナーがあります。

一段の仕切りはありますが、扉で閉じる部屋ではありません。洗濯物をたたむ、子どもを昼寝させる、来客時に少し腰かけてもらう。用途を決めていないぶん、あとから自由に使えます。

平屋は2階に逃げ場がないので、こうした「もうひとつ座れる場所」があるかどうかで、日中の過ごしやすさが変わります。

検討するなら、ここは確認を

  • 収納の置き方:WIC3.0帖とパントリー1.0帖が中心で、居室ごとの収納は小さめです。洋室4.3帖にはクローゼットの奥行が取りにくいので、家具で足すのか造作で足すのかを先に決めておきたいところ。
  • 中央の明るさ:奥行9.1mの横長です。その位置に何を置くかで、光が要るかどうかが変わります。廊下や収納なら気にしなくて大丈夫ですが、長く座る場所なら天窓を検討する価値があります。
  • 必要な敷地:建物だけで13.65m×9.1m。平屋は同じ延べ面積でも2階建ての倍の土地が要ります。駐車台数と庭を含めて、敷地に収まるかを図面の段階で確認を。
  • トイレ2か所の維持:便器も配管も2つぶんです。設置費だけでなく、掃除の回数も倍になります。本当に2か所要るかは、来客の頻度から考えてみてください。
  • 居室ゾーンの空調:西の端にまとめたぶん、LDKのエアコンからは遠い位置になります。廊下の扉を閉めたときの温度差を、設計者に確認しておくと安心です。

こんなご家族に向いています

  • 人を招く機会が多く、寝室まわりは見せたくない方
  • 平屋で3LDKを考えている方
  • お子さんが2人までのご家庭
  • 買い物のあと、玄関からすぐしまいたい方
  • キッチンに立つ時間が長い方

まとめ|分けるとは、扉を増やすことではない

プライベートを守りたい。そう相談されると、たいていは「扉をつける」「廊下で仕切る」という話になります。

でもこの平屋がやっているのは、もっと単純なことです。同じ性格の部屋を、同じ側にまとめただけ。それだけで、来客の動きが自然と東側で止まります。

ご自身の家では、人に見られたくないのはどの部屋でしょうか。その部屋たちを地図の上でひとかたまりにできるか。そこから考えると、扉を増やさずに解けることがありますー。

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複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

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