
概要
- 延べ面積 :98.95㎡(29.93坪)
- 部屋数 :3LDK
- 玄関 :東西入り
- 間口(幅):9.1m
- 奥行(縦):11.83m
- 収納率 :21.96%
プランポイント
ファミリークロークを家の隅に置くと、そこは行き止まりになります。取りに行って、戻ってくる。往復が発生します。この平屋は、それを建物のど真ん中に据えました。しかも複数の方向から出入りできる。収納であると同時に、家じゅうをつなぐ交差点になっています。
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ポイント①|ファミリークローク3.5帖が、建物の中心にある
平面図のほぼ中央に、ファミリークローク3.5帖があります。西はLDK側、北は廊下側、東は洋室側。周囲を囲まれた位置です。
ここを通り抜けられるので、どこからでも入れて、どこへでも抜けられます。衣類を取りに行くために遠回りする、ということが起きません。
収納が動線の交差点にあるというのは、それだけで使用頻度が上がります。通りがかりにしまえるからです。「あとで片付けよう」が発生しにくい配置ですね。
ポイント②|北東の脱衣室3帖から、そのままクロークへ
北東に浴室2帖と脱衣室3帖。洗濯機は脱衣室の中です。そこから南へ進むと、すぐファミリークロークに入れます。
洗って、乾かして、しまう。平屋なので階段もありません。しかもしまう場所が家の中心なので、そこから各部屋へも近い。
洗濯という作業の終点が、家じゅうへの起点になっている。この重なりがこの間取りの効率を作っています。
ポイント③|収納率21.96%。分散させて配る
シューズクローク2帖、パントリー1.5帖、ファミリークローク3.5帖、ウォークインクローゼット2帖、そして各部屋の収納。合計で21.96%です。
一般的な目安の12〜15%を大きく超えています。ただ、数字は良いのですが、その大半をファミリークロークが担っている点は頭に入れておきたいです。ここが機能しないと、一気に置き場所がなくなります。
逆に言えば、ここさえうまく使えれば、他はすべて余裕を持って回ります。棚とハンガーパイプの割り付けは、設計段階でしっかり詰めておきたいところ。
ポイント④|主寝室6帖に、書斎とWICを寄り添わせる
北西に主寝室6帖。その東に小さな書斎があり、さらにウォークインクローゼット2帖が続きます。
寝室、書斎、クローゼットが一続きになっているので、夫婦のゾーンとして独立しています。玄関からもLDKからも離れた位置なので、静かに過ごせる場所ですね。
書斎はカウンターと椅子が入る最小サイズ。廊下側から入る形なので、寝ている人を起こさずに使えます。
ポイント⑤|20.2帖のLDKと、南のウッドデッキ
LDKは20.2帖。建物の南西を占めていて、南面の掃き出し窓からウッドデッキへ続きます。
キッチンは西寄りで、その北にパントリー1.5帖と冷蔵庫。玄関のシューズクローク2帖とも近いので、買い物帰りにリビングを横切らずに食材をしまえます。
29.93坪の平屋で20.2帖を確保できているのは、個室を4.6帖と4.4帖に抑えたぶんが回っているからですね。
検討するなら、ここは確認を
- クロークが通路を兼ねること:人が通る前提の収納なので、床に物を置くと通れなくなります。棚とハンガーパイプで壁面に納め、通路幅を確保する設計にしておきたいところ。
- クローク経由で個室へ行けること:LDKから洋室へ向かうとき、家族の衣類がある場所を通ります。お子さんが大きくなったときにどう感じるかは、考えておきたい部分です。
- 建物中央の採光:奥行11.83mの平屋で、中央がクロークです。収納なので採光は必須ではありませんが、周囲の廊下が暗くならないか、窓の位置は確認しておきたいですね。
- 洋室4.6帖・4.4帖:衣類がクロークに集約される前提の広さです。この前提が崩れると窮屈になります。お子さんが自室に服を置きたがる年齢になったときの想定を。
- 必要な敷地の広さ:間口9.1m、奥行11.83mの平屋です。加えて駐車スペースが要ります。建ぺい率の上限にぶつからないか、土地の条件から確認したいところ。
こんなご家族に向いています
- 収納量をとにかく確保したい方
- 衣類を1か所にまとめて管理したい方
- 洗濯と片付けの動線を短くしたい方
- 平屋でLDKを20帖以上にしたい方
- 30坪弱で3LDKと大容量収納を両立させたい方
まとめ|収納を「置き場」ではなく「通り道」にする
収納は、余った場所に押し込まれがちです。使わない時間のほうが長いから、優先順位が下がるんですよね。
ところが実際は、朝晩あわせて家族全員が出入りします。端に置けば、その人数ぶんの往復が毎日積み上がっていきます。
真ん中に置いて、通り抜けられるようにする。それだけで往復が通過に変わります。収納の位置を決めるときは、量よりも「誰がどこから来るか」を先に考えてみてくださいー。
こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください
- 提案されたプランに、どうもピンとこない
- 担当者と感覚が合わず、モヤモヤしている
- 「他の可能性」をプロの目線で知っておきたい
- SNSで集めた情報が多すぎて、整理できない
- 完成したあとの暮らしが、うまく想像できない
家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。
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