子どもにとっても有益な回遊動線 永遠に鬼ごっこできますプラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :107.64㎡(32.56坪)
  • 部屋数  :3LDK
  • 玄関   :北入り
  • 間口(幅):5.46m
  • 奥行(縦):12.285m

プランポイント

家のなかをぐるぐる回れる。大人にとっては家事の近道ですが、子どもにとっては遊び場です。この32.56坪のプランは、間口5.46mという細い建物のなかに、その輪をつくりました。奥行は12.285m、3LDKになります。

ポイント①|廊下を最低限にして、居室に面積を回す

図面には設計者の注記で「廊下の広さは最低限、居室の広さを最大限優先させたプラン」と書かれています。

間口5.46mは3間。この幅で廊下を通常どおり取ると、部屋に残る面積が一気に減ります。だから通路は必要最小限にして、そのぶんをLDK17.3帖と各室に配りました。

通路を削ると窮屈になりそうですが、回れる形にしておけば行き止まりが生まれません。狭さの感じ方は、幅より「先があるかどうか」で決まる部分が大きいです。

ポイント②|ファミリークローク3.0帖を、洗面と玄関の両方に近づける

1階の中ほどに、ファミリークローク3.0帖があります。

北側の洗面脱衣室3.0帖からも、北西の玄関からも近い位置です。帰ってきて上着をしまうにも、乾いた服をしまうにも、どちらからも短い距離で届きます。

図面の注記にも「洗面にも玄関にも近いので使い勝手抜群」とありました。クロークは広さより、どこに置くかで決まる収納ですね。

ポイント③|洗面室とキッチンをつなぐ、家事の近道

洗面脱衣室とキッチンのあいだに、パントリー1.5帖を挟んだ通り道があります。

料理をしながら洗濯機を回しに行く、という動きが直線で済みます。ぐるりと回れる輪の、いちばん使う部分がここです。

パントリーを通路の途中に置くと、通るたびに在庫が目に入ります。買い忘れが減るという副産物もありますね。

ポイント④|和室3.8帖を、どこからでも見える位置に

LDKの西側に和室3.8帖。引き戸で仕切れますが、開けておけばLDKの一部になります。

図面には「どこからでも見えるから子供を遊ばせていても安心」と書かれていました。キッチンからもリビングからも視線が届く位置ということです。

3.8帖と小ぶりなのは、独立した部屋にしていないからです。閉じて使う前提なら足りませんが、開けて使うなら十分な広さになります。

ポイント⑤|2階に洋室6.0帖を2つ、主寝室6.9帖

2階は北側に洋室6.0帖がふたつ、南に主寝室6.9帖という配分です。

1階でファミリークロークに服を集めているので、各室の収納は控えめで足ります。そのぶん、床の広さをまっすぐ確保できました。

洋室6.0帖は、机とベッドを置いてもまだ動けるサイズです。お子さんが大きくなってからも使い続けられます。

ポイント⑥|バルコニー3.0帖を、奥まった位置に置く

2階の南西、少し引っ込んだ位置にバルコニー3.0帖があります。

図面の注記では「奥まった空間のため物干し用だけでなく、ちょっとしたくつろぎスペースとしても使える」とされています。外から見えにくいので、座っていられる場所になるわけですね。

細長い建物では、外に対して開いた場所をどこにつくるかが難しくなります。奥まらせるという解き方は、覚えておくと使えます。

検討するなら、ここは確認を

  • 必要な敷地の奥行:建物だけで12.285mです。前面道路からのアプローチと駐車スペースを足すと、敷地の奥行はかなり要ります。配置図の段階で台数まで確認を。
  • 東西の窓と隣家:間口5.46mなので、長い東西面が隣家に向きます。どちらの面に居室の窓を開けるか、隣の建ち方を見てから決めたいところ。
  • 通路の幅:廊下を最低限にしている以上、家具の搬入経路は事前に確認が必要です。冷蔵庫やソファが曲がれるか、寸法を当てておきましょう。
  • 和室を閉じて使う日:来客が泊まる想定があるなら、3.8帖で足りるかは確かめておきたいところ。押入れの有無も合わせて相談してください。
  • バルコニーの日当たり:奥まっている位置なので、時間帯によっては陰になります。洗濯物の乾きを当てにするなら、南のどの範囲に日が当たるかを聞いておきましょう。

こんなご家族に向いています

  • 間口の狭い敷地を検討されている方
  • お子さんが小さいご家庭
  • 家事の移動を短くしたい方
  • 服を1か所にまとめたい方
  • 32坪前後で計画されている方

まとめ|狭い家ほど、回れる形が効きます

回遊動線は広い家のぜいたく、と思われがちですが、実際は逆だと思っています。狭い家ほど、行き止まりの重さが効いてきます。

このプランは間口5.46mで、廊下も最低限です。それでも窮屈に見えないのは、どこへ行くにも道が2本あるからですね。

いまのプランで、行き止まりになっている場所を数えてみてください。そこが1本つながるだけで、家の感じ方は変わりますー。

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家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

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