

概要
- 延べ面積 :115.92㎡(35.06坪)
- 部屋数 :3LDK
- 玄関 :南入り
- 間口(幅):7.28m
- 奥行(縦):10.01m
- 収納率 :13.20%
プランポイント
玄関を開けて、シューズクロークを抜けて、パントリーを通って、気がつけばキッチンに立っている。この35.06坪のプランには、リビングを一切通らずに玄関からキッチンへ行ける道があります。買い物袋を提げたお母さんが、家族に気づかれないまま食材をしまい終えている。そんな光景が浮かぶ間取りです。
ポイント①|玄関からキッチンまで、西側を裏から通す
南西の玄関を入ると、ホールの北にシューズクローク2.0帖。そこを抜けると、パントリー2帖。さらに進むとキッチンです。
この一本道が、家の西側を縦に貫いています。LDK17.5帖はそのすぐ東にありますが、通りません。
買い物から帰ってきたときのことを考えてみてください。両手に袋を提げて、靴を脱いで、リビングを横切って、キッチンへ。この横切る部分がなくなるだけで、気持ちの負担がかなり減ります。ソファでくつろぐ家族の前を、荷物を持って通らなくていいんですよね。
ポイント②|シューズクロークとパントリーを、直列につなぐ
面白いのは、この2つの収納が縦に並んでいること。
シューズクローク2.0帖は、外で使うもの。靴、傘、ベビーカー、外遊びの道具。パントリー2帖は、食品と日用品のストック。
歩きながら、持っているものを順番に手放していける形です。玄関で外のものを置き、パントリーで食材を置き、手ぶらでキッチンに着く。動線の上に収納を並べるというのは、こういうことですね。
ポイント③|LDK17.5帖と畳コーナー3帖
家の中央から南にかけて、LDK17.5帖。キッチンは北寄りに配置され、その南にダイニングテーブル、さらに南にリビングという並びです。
間口7.28m×奥行10.01mという縦長の建物なので、LDKも南北に長い形。壁で仕切らず、キッチンからリビングまで一続きにすることで、17.5帖を広く使っています。
そしてLDKの南東に3帖の畳コーナー。小上がりではなくフラットにつながっているので、LDKの一部として日常的に使えます。
ポイント④|ファミリークローク4帖を、水回りの隣に
北東に4帖のファミリークローク。西隣が洗面所、その西が脱衣室2.5帖と浴室2帖です。
洗って、干して、数歩でしまう。洗濯の動線がこの一角で完結します。4帖という広さは、家族4人ぶんの日常着をハンガーで掛けてもまだ余ります。
そして重要なのは、この水回りゾーンが1階にあること。2階に上がらずに洗濯が終わるので、階段の往復が発生しません。
ポイント⑤|階段を東側に置いて、2階を独立させる
階段は1階の東側、廊下を挟んだ位置にあります。トイレもその近くです。
LDKを通らずに2階へ上がれる形なので、来客中でも家族が気兼ねなく動けます。逆に、2階から降りてきた人が必ずリビングに顔を出す、という設計ではありません。
このあたりは考え方が分かれるところですが、玄関からキッチンへの裏動線があるプランなので、動線を分けるという思想で一貫していますね。
ポイント⑥|2階に主寝室6帖とWIC3帖、洋室5.4帖×2
2階は、主寝室6帖とWIC3帖、そして洋室5.4帖が2つ。廊下とトイレもあります。
WICが3帖と、主寝室の広さに対してしっかり確保されています。1階のファミリークロークが家族共用なのに対して、こちらは夫婦の衣類用ですね。
洋室は5.4帖ずつで均等。机とベッドを置いて余裕がある広さです。2階にトイレがあるので、夜間に降りる必要もありません。
検討するなら、ここは確認を
- 収納率13.20%:シューズクローク2帖、パントリー2帖、ファミリークローク4帖、WIC3帖。合計11帖が用途別に分かれていて、しかもどれも使う場所の隣にあります。数字以上に使い勝手のいい配分でしょう。あとは大物の置き場をどこにするかですね。
- キッチンへの裏動線がある反面:シューズクロークとパントリーを通り抜ける形なので、この2部屋は常にきれいにしておく必要があります。物置化すると通れなくなる。棚の配置と通路幅を、図面の段階で確認しておきたいところ。
- 間口7.28mの縦長:東西の壁が隣家と近くなります。南北方向は玄関とLDKで光を取れますが、中央部の水回りや階段まわりは暗くなりがちです。窓の位置と、明かり取りの計画を確認しておきましょう。
- 1階に個室がない:将来、階段がつらくなったときに1階で眠れる部屋がありません。畳コーナー3帖を仕切れるようにしておくなど、逃げ道を用意できるか相談しておくと安心です。
- 2階の洗面がない:トイレはありますが、洗面台はありません。朝、2階の3部屋から人が降りてくると、1階の洗面所に集中します。小さな手洗いを足せないか検討しておくといいかもしれません。
こんなご家族に向いています
- 買い物の量が多く、荷物を持って帰ることが多い方
- リビングを通らずにキッチンへ行きたい方
- 洗濯を1階で完結させたい方
- 間口の狭い、縦長の敷地をお持ちの方
- お子さんが2人までのご家庭
まとめ|通り道に収納を置くと、片付けが習慣になる
収納は、量よりも「そこを毎日通るか」で使われ方が変わります。奥にしまい込んだ納戸は開けなくなりますが、通り道にある棚には自然と物が置かれていきます。
このプランは、玄関からキッチンまでの一本道の上に、シューズクロークとパントリーを順番に並べました。歩くついでに片付く。意識しなくても、家が整っていきます。
ご自身の帰宅の動きを思い浮かべてみてください。玄関を開けてから荷物を置き終わるまで、どこを通っているでしょうか。その道の途中に置き場があるかどうかで、散らかり方が変わってきますー。
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