

概要
- 延べ面積 :106.82m(32.31坪)
- 部屋数 :3LDK
- 玄関 :北入り
- 間口(幅):5.46m
- 奥行(縦):12.74m
プランポイント
間口5.46m。3間しかありません。この幅で土地を紹介されて、諦めた方もいるかもしれません。でも奥行が12.74mあれば、32.31坪の3LDKは成立します。細長さを弱点ではなく前提として組んだ、うなぎの寝床型のプランです。
ポイント①|間口5.46m、奥行12.74m
建物の外形は幅5.46m、長さ12.74m。長辺が短辺の2倍以上ある、極端に細長い形です。
この形でまず決まるのは、部屋を横に並べられないということ。すべて縦一列に並べるしかありません。
一列に並べるとどうしても通路が要りますが、この案では通路を建物の東寄りに1本通し、そこに部屋をぶら下げる形にしています。無駄な折り返しがない、単純な組み方ですね。
ポイント②|1階を、北から南へ順番に使う
北の端に浴室、脱衣室2.0帖、洗面所、トイレ。その南に玄関とシューズクローク2.0帖。さらに南がパントリーとキッチン、そしてLDK18.0帖です。
北からの順番が、そのまま「濡れる場所→出入りする場所→暮らす場所」になっています。
細長い建物では、この順番を間違えると通り抜けの回数が増えます。水回りを南に置いてしまうと、毎日その前を何度も通ることになりますからね。
ポイント③|LDK18.0帖を、南の端にまとめる
いちばん日当たりのいい南の端を、まるごとLDKにしています。
細長い形なので、南の窓から入った光は北へ向かって届きます。奥まで届かせるために、LDKと玄関のあいだに壁を立てすぎない工夫がされています。
18.0帖ですが、細長い形の中では実際より広く感じるはずです。視線が長く抜けるためですね。
ポイント④|畳コーナー3.0帖を、LDKの東に
LDKの東側に3.0帖の畳コーナーがあります。
細長い間取りは、どうしても「通り抜けるだけの家」になりがちです。座れる場所を途中に置くと、そこで動きが止まります。
昼寝、洗濯物をたたむ、来客時の応接。用途は決めていません。3帖でも、床に座れる場所があるかどうかで日中の過ごし方が変わります。
ポイント⑤|2階の中央を吹抜けにする
2階の中央、階段の東側が吹抜けです。
奥行12.74mの建物では、中央部が南北どちらの窓からも遠くなります。ここに吹抜けを開けて、上から光を落としています。
細長い家の弱点は、まさにこの中央の暗さです。それを面積を使って解決した形ですね。吹抜けのぶん2階の床は減りますが、1階中央が暗いままの家よりは暮らしやすくなります。
ポイント⑥|2階は北に子ども部屋、南に主寝室と書斎
2階の北側に洋室5.4帖が2つ。南に主寝室6.0帖と書斎2.0帖、トイレがあります。
主寝室と書斎が隣り合っているので、寝る前に少し作業をする使い方ができます。書斎2.0帖は机と本棚でいっぱいですが、扉で閉じられる個室です。
北側の子ども部屋には、屋根つきのスペースが張り出しています。洗濯物を干す場所としても使える位置です。
検討するなら、ここは確認を
- 隣家との距離:間口5.46mでは、東西の壁が境界のすぐそばになります。外壁の塗り替えや設備の交換に、人が入れる幅が残っているかも見ておきたいですね。
- 中央の明るさ:奥行がある形なので、中央は南北どちらの窓からも遠くなります。吹抜けで解決していますが、その効き方は隣家の高さ次第です。実際に土地を見に行って確認を。
- 東西の窓の取り方:長い辺が東と西です。ここに窓を取らないと風が抜けませんが、隣家も近い。腰高より上に窓を上げれば、視線を避けながら光と風は取れます。
- 収納の配分:シューズクローク2.0帖とパントリー、各室のクローゼット。細長い形は廊下に収納を足しにくいので、季節ものの荷物をどこに置くかは早めに決めておきましょう。
- 工事車両の入り方:間口の狭い敷地では、足場を組むスペースや資材の搬入経路が問題になります。契約前に、現場を見た上での見積もりをお願いしたいところ。
こんなご家族に向いています
- 間口の狭い土地を検討されている方
- 土地の価格を抑えたい方
- 3LDKと書斎を両立させたい方
- 都市部で駅に近い場所を優先したい方
- お子さんが2人までのご家庭
まとめ|細長さは、条件であって欠点ではない
間口が狭い土地は、たいてい安く出ています。形が悪いと敬遠されるからです。
でも細長い形には、細長いなりの組み方があります。部屋を順番に並べ、中央に光を落とす。この2つが押さえられていれば、5.46mでも32坪の家は建ちます。
土地の形で諦める前に、その形でどう組めるかを一度描いてもらってください。見えてくるものが変わるはずですー。
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こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください
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