奥に長細い敷地にオススメ!間口狭くても平屋は作れますプラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :91.92㎡(27.81坪)
  • 部屋数  :3LDK
  • 玄関   :南入り
  • 間口(幅):6.37m
  • 奥行(縦):16.38m
  • 収納率  :14.98%

プランポイント

間口6.37m、奥行16.38m。3間半の幅しかない敷地に、27.81坪の平屋が建っています。「間口が狭いから2階建てにするしかない」と言われることの多い条件ですが、そんなことはありません。奥行を使えば、平屋でも3LDKは入ります。この間取りは、その具体例です。

ポイント①|庭を、長いほうの辺に取る

まず注目したいのが、ウッドデッキの位置です。建物の南端ではなく、西側の長辺に沿って設けられています。

細長い敷地では、短いほうの辺に庭を取ろうとすると、幅3間ぶんしか確保できません。でも長辺側なら、建物と境界のあいだの細い帯が、そのまま長い庭になります。

しかもLDKの西面に沿っているので、リビングからもダイニングからも外が見えます。細長い土地でも、庭の取り方を変えれば外との関係はつくれるんですよね。

ポイント②|LDK18.7帖は、幅を割らずに1室で使う

LDKは18.7帖。建物の中央から南西にかけてを占めています。

幅6.37mのなかで、ここは仕切りを入れずに使い切っています。キッチンは中央東寄りに縦向き、その北にダイニングテーブル、南西にリビング。

細い建物で壁を1枚入れると、両側が一気に窮屈になります。逆に仕切らなければ、幅の狭さはほとんど気になりません。27坪台で18.7帖を確保できているのは、この判断があってこそです。

ポイント③|和室4.5帖を、LDKと個室のあいだに挟む

LDKの北側、建物の中ほどに4.5帖の和室があります。

位置がうまくて、南のLDKと北の個室ゾーンのちょうど境目。LDKの音が寝室まで届くのを、この和室が和らげてくれます。

用途としては、お子さんの遊び場、来客の宿泊、洗濯物をたたむ場所。細長い家では部屋と部屋が直列に並ぶので、あいだに一つ「緩衝になる部屋」があるかどうかで住み心地が変わります。

ポイント④|水回りを西側にまとめて、廊下を短くする

建物の中ほど西側に、浴室2帖、洗面脱衣室、トイレ、そして収納。北側に短い廊下が通り、そこから個室へ分かれます。

奥行16mの家で廊下を長く通すと、それだけで数坪を失います。このプランは廊下を北側の一部だけに留めて、あとはLDKや和室を通って各所へ行く形にしました。

そして洗面脱衣室の南隣がファミリークローク2.5帖。洗って、干して、隣にしまう。水回りの用事はこの一角で完結します。

ポイント⑤|北の端に、主寝室7帖と洋室4.6帖

建物の北端に、主寝室7帖と洋室4.6帖。道路から最も遠い場所です。

玄関が南、寝室が北。この距離が、そのまま静けさになります。車の音も、来客の気配も届きません。

主寝室7帖は27坪の家としてはゆったりしていて、図面にはデスクも描かれています。衣類はファミリークロークに出す前提なので、この広さをまるごと使えます。

ポイント⑥|パントリー1.2帖を、玄関とキッチンの間に

南の玄関を入ると、ホール、そしてその北にパントリー1.2帖。その先がキッチンです。

買い物から帰ってきて、玄関、ホール、パントリー、キッチン。LDKのリビング側を通らずに食材をしまえます。

奥行16mの家では、玄関からキッチンまでの距離が問題になりがちです。このプランはキッチンを建物の中ほどに置き、その手前にパントリーを挟むことで、運ぶ距離を短くしています。

検討するなら、ここは確認を

  • 収納率14.98%:27坪台でこの数字は健闘しています。ファミリークローク2.5帖、パントリー1.2帖、廊下脇の収納、各室のクローゼット。分散していて、どれも使う場所の近くです。ただし一つひとつは小さいので、大物の置き場だけは別に考えておきたいところ。
  • 東西の隣家との距離:幅6.37mの建物なので、両隣とかなり近くなります。光の入口は東西の長辺です。西側にデッキを取っている以上、そこが隣家で塞がれると計画が成り立ちません。契約の前に、隣に何が建っているかを自分の目で確かめておきたいですね。
  • 奥行16.38mの移動距離:南の玄関から北の主寝室まで、16m以上あります。平屋としてはかなり長い部類です。朝起きてから出かけるまでの動きを、図面の上で一度たどってみてください。
  • 和室を通らないと行けない場所はないか:細長い平面では、部屋が通路を兼ねやすくなります。和室が個室への通り道になっていないか、建具の位置を確認しておきましょう。
  • 駐車スペースの取り方:間口6.37mでは、車を横に並べられません。縦列にするか、建物の前に1台分を取るか。土地の形とセットで考える部分です。

こんなご家族に向いています

  • 間口が狭く、奥行だけがある土地をお持ちの方
  • 「その土地では平屋は無理」と言われた方
  • 道路の音から離れた寝室で休みたい方
  • 和室を客間としても日常でも使いたい方
  • お子さんが1〜2人のご家庭

まとめ|間口が狭いことは、平屋を諦める理由にならない

間口の狭い土地を前にすると、多くの方が2階建てを勧められます。1階の面積が取れないから、上に積むしかない、と。

でも奥行があるなら、平屋は成立します。このプランは幅3間半のなかに、LDK18.7帖と和室と3つの個室、そして水回り一式を収めました。しかも西の長辺に庭まで取っています。

大事なのは、正方形に近い間取りを無理に当てはめないことです。細長い土地には、細長い土地なりの並べ方がある。まずはその形で描いてもらってから、判断してみてくださいー。

この間取りをInstagramで見る

保存・コメントもこちらから

こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください

  • 提案されたプランに、どうもピンとこない
  • 担当者と感覚が合わず、モヤモヤしている
  • 「他の可能性」をプロの目線で知っておきたい
  • SNSで集めた情報が多すぎて、整理できない
  • 完成したあとの暮らしが、うまく想像できない

家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

間取りのセカンドオピニオンを相談する

ご相談メニューと料金は、リンク先のページでご確認いただけます

イメージギャラリー

鳥瞰図
内観イメージ

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


TOP