敷地は広いけど四方に囲まれて視線がきになる…って土地にオススメな平屋プラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :100.20㎡(30.31坪)
  • 部屋数  :3LDK
  • 玄関   :東(西)入り
  • 間口(幅):11.375m
  • 奥行(縦):12.74m
  • 収納率  :14.05%

プランポイント

敷地が広ければ庭を楽しめる。そう思って郊外の土地を選んだのに、いざ住んでみると四方から視線が入ってきて、庭に出づらい。実はよくある話です。広さと居心地は別物なんですよね。この30.31坪の平屋は、建物をコの字に折って、その内側に庭を抱え込みました。広い敷地を持て余さないための形です。

ポイント①|建物をコの字に折って、テラスを三方から囲う

平面を見ると、建物が南・西・北の三方をぐるりと囲んでいます。その内側にあるのが、大きなタイルテラス。

南はLDK、西は水回り、北は個室ゾーン。テラスに面していないのは東側だけで、そこは駐車スペースになっています。

つまりテラスに出ても、視線が入ってくる方向がほとんどありません。塀を立てなくても、建物そのものが囲いになる。広い敷地だからこそできる、面積を使った目隠しですね。

ポイント②|テラスを、複数の部屋から使えるようにする

このテラスの良いところは、面している部屋が多いことです。

南のLDKからは掃き出し窓で直接出られます。北の廊下や個室からも見えますし、西の水回りからも近い。

一方向からしか出られない庭は、だんだん使わなくなります。でも家じゅうから見えて、複数の場所から出られるなら、日常の一部になる。洗濯物を干す、子どもを遊ばせる、椅子を出して座る。使い道が自然と増えます。

ポイント③|LDK18.7帖を、南に横長に取る

南側の一辺がLDK18.7帖。西端にキッチンが縦向きで、その東にダイニングテーブル、さらに東にL字のソファ。

北側の窓はテラスに向いています。南側にも窓があるので、両面から光が入る形です。

そしてキッチンの北にパントリー1.1帖。小さいですが、そこから北へ抜ければ水回りへ。料理と洗濯を行き来する動線が短く収まっています。

ポイント④|水回りとクロークを、西の一辺に縦に並べる

西側には、南からパントリー1.1帖、浴室2帖、トイレ、洗面脱衣室3帖、そしてファミリークローク3帖。

洗面脱衣室が3帖と広めなので、洗濯機を置いて室内干しをしてもゆとりがあります。乾いたら、北隣のクローク3帖へ数歩。

そしてクロークの北が個室ゾーンです。洗って、干して、しまって、着る。西の一辺を北へ進むだけで、洗濯の流れが完結します。

ポイント⑤|個室3つを、北の一辺に並べる

北側には、西から洋室5.4帖、洋室5.4帖、そして北東に主寝室7.8帖。前を廊下が東西に走ります。

3部屋とも北面に窓を持ちますが、南側はテラスに面しています。つまり両側に開口を取れる。北側の部屋でも暗くなりません。

主寝室7.8帖は玄関から最も遠い北東の角。図面にはデスクも描かれていて、こもって作業もできる広さです。

ポイント⑥|玄関を南東に置いて、駐車場から近づける

玄関は南東。シューズクローク1帖とホールを経て、西へ進むとLDK、北へ折れると個室ゾーンです。

東側には車2台分のスペース。玄関からすぐの位置なので、雨の日の乗り降りも短く済みます。

そして玄関からテラスが直接見えない配置になっているのもポイントです。来客に生活の場を見せずに、LDKへ案内できます。

検討するなら、ここは確認を

  • 収納率14.05%:ファミリークローク3帖、パントリー1.1帖、シューズクローク1帖、各室のクローゼット。標準的な数字で、配置も悪くありません。ただし大物をしまう場所が見当たらないので、ふとんや季節家電の行き先は決めておきたいところです。
  • コの字による外壁の増加:同じ延べ面積の四角い建物と比べると、外壁も基礎もかなり長くなります。建築費で百万円単位の差が出ることもあるので、中庭の価値と天秤にかけて判断したいですね。
  • テラスの排水と落ち葉:三方を建物に囲まれているので、雨水も落ち葉もたまりやすくなります。排水経路と、掃除のための動線を図面の段階で確認しておきましょう。
  • 敷地の広さが前提:間口11.375m×奥行12.74m。コの字で中庭を囲むぶん、建物の外形が大きくなります。駐車2台分を含めると、それなりの広さが要ります。上限まで建てられるかも確認を。
  • 冬のテラスの使い方:三方を囲まれているので風は入りませんが、そのぶん日射が届く時間も限られます。冬に日が当たる時間帯を、方位から確認しておきたいところ。

こんなご家族に向いています

  • 敷地は広いけれど、周囲の視線が気になる方
  • 塀やフェンスにお金をかけたくない方
  • 庭を日常的に使いたいご家庭
  • 車を2台お持ちの方
  • 平屋で3LDKを、ゆとりある敷地に建てたい方

まとめ|広い敷地こそ、囲い方が問われる

土地が広いと、間取りの自由度は上がります。でも同時に、建物の周りに何もない状態が生まれやすい。四方から見られて、どこにも落ち着ける場所がない、ということになりがちです。

このプランは、その広さを使って建物を折り曲げました。庭を外に置くのではなく、建物の内側に取り込む。囲われた場所は、それだけで居心地が変わります。

広い土地をお持ちの方は、「どこに建てるか」だけでなく「どう囲うか」も考えてみてください。同じ面積でも、過ごせる場所の質がまったく変わってきますー。

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  • 提案されたプランに、どうもピンとこない
  • 担当者と感覚が合わず、モヤモヤしている
  • 「他の可能性」をプロの目線で知っておきたい
  • SNSで集めた情報が多すぎて、整理できない
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家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

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