一階完結型だけど二階にも登りたい!一階は回遊動線いっぱいプラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :108.06㎡(32.68坪)
  • 部屋数  :3LDK
  • 玄関   :東(西)入り
  • 間口(幅):9.555m
  • 奥行(縦):8.19m
  • 収納率  :11.42%

プランポイント

1階完結型にすると、2階へ行く理由がなくなります。子ども部屋があるだけの階になって、親はほとんど上がらない。それはそれで合理的なのですが、少しもったいない気もします。この間取りは2階にユーティリティを置いて、上がる理由を作りました。1階はぐるりと回れる動線です。

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ポイント①|1階に、暮らしがひととおり揃う

1階には主寝室6帖、ファミリークローク4帖、浴室2帖、脱衣室1.5帖、洗面所、トイレ、そしてLDK17.7帖。

起きてから寝るまで、階段を一度も使わずに一日が終わります。年齢を重ねて上り下りが億劫になっても、住まい方を変えずに済む形ですね。

ファミリークロークが4帖と大きいので、家族の衣類をここに集約できます。洗濯機のある脱衣室のすぐ隣なので、洗って、しまうまでが数歩です。

ポイント②|水回りと寝室が、輪になっている

1階の北側を見ると、浴室、脱衣室、ファミリークローク、主寝室が横に並んでいます。そしてその南に洗面所とLDKがある。

この配置だと、洗面所から脱衣室へ、ファミクロを抜けて主寝室へ、そこからホールを経てLDKへ、という流れができます。行き止まりがないので、朝の身支度で家族の動きがぶつかりません。

回遊動線というと1階の家事動線の話になりがちですが、この間取りは寝室まで輪の中に入れています。着替えと洗濯と入浴が、同じ輪の上に乗っている形ですね。

ポイント③|2階に、ユーティリティを置く

2階には洋室5.2帖が2室、トイレ、そしてユーティリティがあります。

ユーティリティは階段を上がったところの一角。椅子が描かれているので、座って過ごす前提の場所です。パソコンを開く、アイロンをかける、趣味の道具を広げる。手を動かす作業に向いた場所ですね。

1階完結型でありながら、大人が2階へ上がる理由がここにあります。子ども部屋しかない階だと足が遠のきますが、自分の居場所があれば話が変わります。

ポイント④|吹抜けで、1階と2階をつなぐ

ユーティリティの西に吹抜けがあり、1階のLDKと縦につながっています。

1階だけで生活が完結する家は、放っておくと2階が別世界になります。吹抜けで音と気配がつながっていれば、上下の距離が縮まります。

お子さんが2階にいても、下から声をかければ届く。1階完結型と、家族のつながりを両立させるための仕掛けですね。

ポイント⑤|シューズクローク3帖と、東からの玄関

玄関は東側。すぐ横にシューズクローク3帖があります。

3帖あると、靴だけでなくベビーカーやアウトドア用品も置けます。玄関に物が出たままにならないので、来客時に慌てずに済みます。

ホールからはLDKへも、主寝室方向へも分岐できます。玄関を起点に、行き先が分かれる構成です。

検討するなら、ここは確認を

  • 脱衣室1.5帖の狭さ:洗濯機を置くと、着替えのスペースはほとんど残りません。2人で使うことは想定していない広さです。ファミクロ4帖が隣にあるので着替えはそちらで、という運用になりますが、そこは実際の動きで確認しておきたいところ。
  • 収納率11.42%:総量よりも、置き場が一か所に寄っていることのほうが気になります。ファミクロ4帖が大半を占めていて、季節家電や大物の行き先が別に要ります。
  • 吹抜けぶんの床面積:延床32.68坪のうち、吹抜けが占めるぶんは居室になりません。同じ坪数で部屋数を優先するなら、閉じる選択肢もあります。何を取るかの判断ですね。
  • 洋室5.2帖:小学生のうちは十分ですが、中学生以降にどう感じるかは分かれるところです。収納の取り方で体感が変わります。
  • ユーティリティの使い方:名前が決まっていない場所なので、何も置かれないまま終わることもあります。誰が何をする場所か、1つでも決めておくと確実に使われます。

こんなご家族に向いています

  • 1階完結型にしつつ、2階も使いたい方
  • 朝の身支度で家族の動きがぶつかりがちなご家庭
  • 在宅ワークや趣味の場所を、寝室とは別に持ちたい方
  • 玄関まわりをすっきり保ちたい方
  • 32坪台で3LDKを確保したい方

まとめ|2階に「上がる理由」を1つ置いておく

1階完結型の弱点は、2階が使われなくなることです。掃除だけしに上がる階になって、そのうち物置になっていく。

それを防ぐには、大人が日常的に使うものを1つ、上に置いておくのが確実です。ユーティリティでも、書斎でも、納戸でもいい。用がある場所には、人は自然と足を運びます。

1階で完結させることと、2階を使い続けることは、両立できます。「上がらなくてもいい」と「上がりたくならない」は別の話なので、そこは分けて考えたいところですー。

こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください

  • 提案されたプランに、どうもピンとこない
  • 担当者と感覚が合わず、モヤモヤしている
  • 「他の可能性」をプロの目線で知っておきたい
  • SNSで集めた情報が多すぎて、整理できない
  • 完成したあとの暮らしが、うまく想像できない

家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

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