家づくりやリフォームを検討していると、「とりあえず間取りを描いてみたい」と思う場面が必ずあるはずです。でも、いきなり住宅会社に相談しに行くのはハードルが高い……そんな人に、ぜひ使ってみてほしいのが間取り作成アプリ「まどりっち」です。
この記事では、まどりっちの特徴・機能・使い方・メリット・デメリットまで、設計士の私が長年愛用しわかったことをすべてお伝えします。
まどりっちとは?
「まどりっち」は、福井コンピュータアーキテクト株式会社が開発した、iPad専用の間取り作成アプリです。2020年6月にリリースされ、累計27万ダウンロード以上という実績を誇る、建築・住宅業界でも高く評価されているアプリです。
App Storeから無料でダウンロードでき、マニュアルなしで誰でも直感的に使えることが最大の特徴。「間取りなんて描いたことがない」という方でも、すぐに使いこなせます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開発元 | 福井コンピュータアーキテクト株式会社 |
| 対応端末 | iPad専用 |
| 料金 | 無料(一部機能は有料) |
| ダウンロード数 | 累計27万以上 |
| 受賞歴 | APPLIONアワード2020 iPad無料アプリビジネス部門 第1位 |
まどりっちの主な機能
① 手書き感覚で間取りを描ける
まどりっちの最大の魅力は、Apple Pencilや指で画面に直接書き込むだけで間取りが完成すること。紙と鉛筆で下書きするのとほぼ同じ感覚で操作できます。
グリッドに沿って線を書き込むと自動的に壁が配置され、壁で囲まれた領域が「部屋」として認識されます。また、部屋の名前を手書き入力すると、候補が自動で表示されるので、細かい入力の手間もかかりません。
② リアルタイムで寸法・面積を確認できる
間取りを描きながら、寸法・畳数・延床面積がリアルタイムで表示されます。「この部屋は何畳になるんだろう?」と悩む必要がなく、バランスを見ながら調整できます。
③ 建具・設備の配置も簡単
ドアや窓などの建具、キッチン・トイレ・バスなどの住宅設備も、直感的な操作で配置できます。本格的な間取り図に近いものを手軽に作れるのが魅力です。
④ PDF・画像として保存・共有できる
作成した間取りはPDFや画像形式に変換して保存・共有できます。家族や住宅会社・設計士に送るときも、このデータ一つで話が進みます。「なんとなく頭の中にあるイメージ」を形にして共有できるのは大きなメリットです。
⑤ 建築CADとのデータ連携(業界初の機能!)
まどりっちが業界から注目されている大きな理由のひとつが、建築CADシステムとのデータ連携機能です。同社の「ARCHITREND ZERO」「ARCHITREND Modelio」と連携することで、まどりっちで描いたラフ図面をそのままCADデータに自動変換できます。
住宅プランナーや設計士がいる住宅会社では、お客様がまどりっちで作ってきたデータをそのまま活用して、正式な図面・パース・積算見積まで一気に進めることができます。
まどりっちのメリット
完全無料で使えるのは言うまでもなく、それ以外にも多くのメリットがあります。
- 誰でも直感的に使える:マニュアル不要。初めてでもすぐに使いこなせる操作性
- リアルタイムで数値確認:畳数・延床面積が動的に表示されるので計画が立てやすい
- プロのツールと連携できる:一般ユーザーが使ったデータを設計士がそのまま活用できる
- 共有が簡単:PDF・画像で保存し、LINEやメールですぐに送れる
- 打ち合わせがスムーズになる:住宅会社との初回面談でもすでに間取りのイメージを伝えられる
まどりっちのデメリット・注意点
正直にデメリットも整理しておきましょう。
① iPad専用アプリ iPhoneやAndroid端末には対応していません。iPadをお持ちでない場合は使用できません。
② データの複数保存は有料 無料版では保存できる間取りデータは1つのみ。2つ目以降を保存したい場合は、有料会員(クラウド保存)に加入する必要があります。複数プランを検討したい場合は注意が必要です。
③ 細かい調整に限界がある あくまでも「ラフな間取り作成」に特化したツールです。精度の高い施工図や確認申請図面の作成には、専門のCADソフトを使う必要があります。
こんな人におすすめ!
まどりっちが特に役に立つのは、以下のような場面です。
- 注文住宅・マンション購入を検討中の方:住宅会社に相談する前に自分のイメージを整理したい
- リフォームを考えている方:現状の間取りをもとに、変更案を描いてみたい
- 建築・リフォーム営業の方:現地調査や初回打ち合わせで、スケッチ代わりに使える
- 設計士・住宅プランナー:ARCHITREND ZEROとのCAD連携で業務効率を大幅改善
まとめ:まどりっちは「家づくりの第一歩」に最高のツール
まどりっちは、専門知識がなくても使える手軽さと、CAD連携というプロレベルの機能を兼ね備えた、非常に完成度の高いアプリです。しかも無料。使わない理由がありません。
「漠然とこんな家に住みたい」というイメージを、まずはまどりっちで形にしてみることで、住宅会社との打ち合わせも格段にスムーズになります。家づくりの最初の一歩として、ぜひ活用してみてください。
ただ一から間取りを考えて描くことは非常にレベルが高く、普通の人が何の気なしに描いてみようとできることではありません。
➔アプリのダウンロードはこちら
まどりっちはApp Storeから無料でダウンロードできます。iPadをお持ちであれば、今すぐ始められます!