
概要
- 延べ面積 :97.30㎡(29.43坪)
- 部屋数 :3LDK
- 玄関 :東西入り
- 間口(幅):11.83m
- 奥行(縦):10.465m
- 収納率 :12.76%
プランポイント
細い通路の先に、ぽつんと敷地がある。旗竿地はそういう形の土地です。価格が抑えられる代わりに敬遠されがちですが、実は平屋ととても相性がいいんですよね。この間取りは、道路から離れているという条件をそのまま静けさに変えています。
ポイント①|玄関だけを竿側へ突き出す
建物は上から見るとL字型です。北東の角に玄関まわりだけが飛び出していて、そこから奥に向かって生活空間が広がります。
旗竿地は、竿の部分を通って奥へ入っていく形になります。この間取りは、竿から一番近いところに玄関を置いて、そこから先は暮らしの場所にしています。アプローチが長くなりすぎず、かつ道路の気配からは離れられる。玄関の位置ひとつで、この両立ができるんですね。
奥まった敷地なので、南のウッドデッキ側は近隣の視線が届きにくくなります。カーテンを開けたまま過ごしやすいのは、旗竿地ならではの利点です。
ポイント②|LDKと廊下のあいだに、3帖の和室
LDKの北側、廊下との境に和室3帖があります。両側に引戸があるので、開ければLDKとつながり、閉じれば独立した部屋になります。
3帖という広さがちょうどよくて、お子さんのお昼寝、洗濯物をたたむ場所、ご両親が泊まるときの寝室と、用途を選びません。個室を1部屋増やすより面積も費用も抑えられます。
位置も効いていて、玄関ホールからも近い。急な来客をここに通せば、LDKを片付けずに済みます。
ポイント③|18.7帖のLDKは、南のデッキへ開く
LDKは18.7帖。東側にキッチンがあり、そこから南に向かってダイニング、リビングと並びます。南面は大きく開口して、ウッドデッキが続く形です。
平屋は屋根の下にすべてが収まるので、天井の高さや梁の見せ方で表情を作りやすい空間でもあります。18.7帖という広さがあれば、勾配天井にしたときの伸びやかさも十分に出ます。
キッチンの背面にはパントリーと冷蔵庫。玄関からの動線上にあるので、買い物帰りにリビングを横切りません。
ポイント④|帰宅してすぐ、洗面脱衣室3帖へ
玄関を上がってホールに出ると、すぐ北側に洗面脱衣室3帖と浴室2帖があります。トイレも玄関のすぐ横です。
外から帰ってきて、LDKに入る前に手を洗える。お子さんが泥だらけで帰ってきた日も、そのままお風呂へ直行できます。
3帖という広さは、洗面台と洗濯機を並べたうえで、まだ人が立ち回れる寸法です。室内干しのバーを渡す余裕もあります。
ポイント⑤|平屋でトイレ2か所。主寝室は一番奥へ
トイレが2か所あります。ひとつは玄関の横、もうひとつは西側の廊下沿いです。
平屋でトイレを2つ設けるのは贅沢に見えますが、朝の混雑と来客時のプライバシーを考えると効いてきます。特に西側の個室ゾーンからは、来客のいる玄関側を通らずに行けるのが大きいですね。
主寝室6帖とウォークインクローゼット3帖は、建物の一番奥である北西に。洋室5.2帖が2室は南西です。玄関から一番遠い場所に寝室を置くことで、静けさを確保しています。
検討するなら、ここは確認を
- 竿部分の幅:旗竿地で一番大事なのがここです。駐車できるか、建築時に重機や資材が入るか、将来的な設備の入れ替えができるか。幅が2m台だと制約が出てきます。土地を検討する段階で必ず確認したいところです。
- 奥まった敷地の採光:周囲を他の建物に囲まれる形になりやすいので、隣家の高さと窓の位置は事前に確認を。平屋は2階建てより日照の影響を受けやすいので、南側に何が建っているかが効いてきます。
- L字型の外壁:総四角形に比べると外壁面積が増えます。断熱性能とコストの両面で、四角に近づけたときとの比較はしておきたいですね。
- 収納率12.76%:標準的な水準です。WIC3帖が主力なので、季節物や大物の置き場は別途考えておくと安心かなと思います。
- 和室3帖の仕上げ:開けっ放しで使うか、閉めて個室にするかで、床の高さや建具の選び方が変わります。使い方を先に決めておくと、あとで悩まずに済みます。
こんなご家族に向いています
- 旗竿地を検討中、あるいはすでにお持ちの方
- 静かな環境を優先したい方
- 平屋に住みたいけれど、土地の価格を抑えたい方
- 和室や多目的スペースがほしい方
- 29坪台で3LDKの平屋を建てたい方
まとめ|旗竿地は、静けさを買っている土地
旗竿地というと、まず「安い代わりに何かを我慢する土地」と思われがちですよね。でも実際に住んでみると、道路から離れていることの価値がじわじわ効いてきます。
車の音が遠い。人の視線が入らない。子どもが飛び出す心配が少ない。整形地では追加のコストをかけないと手に入らない条件が、最初から備わっています。
同じ予算なら、整形地の狭い土地より、旗竿地の広い土地のほうが暮らしは豊かになることもあります。土地探しで行き詰まっているなら、一度候補に入れてみてもいいかもしれませんー。
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複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。
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