良く動くところは回遊動線で 料理も洗濯もグルっとプラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :106.00㎡(32.06坪)
  • 部屋数  :3LDK
  • 玄関   :北入り
  • 間口(幅):10.92m
  • 奥行(縦):7.28m
  • 収納率  :10.38%

プランポイント

家事の中でも、料理と洗濯は動き回る量が違います。1日に何往復もする作業だからこそ、その2つだけでも動線を短くできれば、体感はかなり変わるんですよね。この間取りは、料理まわりと洗濯まわりにそれぞれ回れる仕組みを持たせています。

ポイント①|洗う・干す・しまうが、3.5帖の一室と隣室で完結

東側にある「脱衣兼ランドリー」が3.5帖。中に洗濯機があり、室内干し用のバーも設けられています。そして扉一枚隣が、ファミリークローク2帖です。

洗濯機を回して、そのまま同じ部屋に干して、乾いたら隣にしまう。移動距離としては数歩で、しかも階段を一度も使いません。

洗濯が面倒になる一番の原因って、洗う場所と干す場所としまう場所が離れていることなんですよね。ここを1か所に寄せてしまえば、工程はそのままでも負担はぐっと減ります。3.5帖という広さは、その3つを同居させるために必要な面積という感じです。

ポイント②|キッチンの北にパントリー。玄関からも回り込める

キッチンの北側にパントリーがあり、冷蔵庫もその中に納まっています。玄関を上がってすぐのシューズクローク2帖とも近い位置関係です。

買い物から帰ってきて、玄関からパントリーへ、そのままキッチンへ。リビングを荷物を持って横断する必要がありません。

冷蔵庫がパントリー側にあるのも効いていて、LDKに立ったときの視界に大きな白い箱が入りません。生活感のあるものをまとめて北側に寄せる、という考え方ですね。

ポイント③|19.2帖のLDKと、南に広がるウッドデッキ

LDKは19.2帖。南西側に、かなり大きめのウッドデッキが続いています。

デッキがこれだけ広いと、単なる物干し場ではなく「もう一部屋」として使えます。夏はここで食事をしたり、お子さんのプールを出したり。掃き出し窓を開けたときにLDKと一体になる面積があるので、体感的な広さは19.2帖以上です。

キッチンは西側の壁沿い。そこからダイニング、リビング、デッキと一直線に視線が抜けていきます。

ポイント④|水回りを東にまとめて、LDKから切り離す

トイレ、洗面所、ファミリークローク、脱衣兼ランドリー、浴室が東側にまとまっています。LDKとは壁で仕切られていて、階段がそのあいだに立っている形です。

来客時にお風呂まわりを見られませんし、朝の身支度の音がリビングに響きにくくなります。家事の場所と、くつろぐ場所がはっきり分かれている構成ですね。

洗面所は北東で、玄関ホールから直接入れます。帰宅してすぐ手を洗える動線です。

ポイント⑤|2階は主寝室7帖とWIC。子ども部屋は5帖ずつ

2階は主寝室7帖にウォークインクローゼット2帖、洋室5帖が2室、そしてトイレです。

洗濯物のしまい先が1階のファミリークロークなので、2階のクローゼットは各自の私物中心で足ります。だからWICは2帖でも成立するんですね。1階に収納を集約する方針が、2階の面積配分にも効いてきます。

検討するなら、ここは確認を

  • 収納率10.38%:この規模の家としては少なめです。ファミクロ2帖、SC2帖、パントリー、WIC2帖が主な収納になります。お子さんの荷物が増える時期を見越して、造作や家具で足す前提にしておくと安心かなと思います。
  • 室内干しの湿気:3.5帖に洗濯機と室内干しを同居させるので、換気は重要になります。24時間換気に加えて、除湿機か浴室乾燥の併用を前提に考えておきたいところです。
  • 2階が1階より小さい形:南西側が下屋になっているので、屋根の形が少し複雑になります。総二階と比べると施工コストは上がりますし、屋根の谷部分はメンテナンスの要注意箇所です。長期の維持費まで含めて確認を。
  • ウッドデッキのメンテナンス:面積が大きいぶん、素材選びで維持の手間が変わります。天然木なら数年ごとに塗装、樹脂系なら初期費用が上がる。どちらを取るか決めておきたいですね。
  • 洋室5帖:2室とも5帖です。ベッドと机で埋まるので、収納は壁面に納める工夫が要ります。

こんなご家族に向いています

  • 洗濯の負担をとにかく減らしたい方
  • 共働きで、平日の家事時間が限られている方
  • 外干しではなく、室内干し中心で考えている方
  • 庭やデッキを日常的に使いたい方
  • 32坪台で3LDKとLDK19帖を確保したい方

まとめ|家事は「工程」ではなく「距離」で決まる

家事がラクな間取り、というときに部屋数や設備の話になりがちですが、実際に効いてくるのは移動距離です。洗濯という作業そのものは減らせなくても、洗う場所と干す場所としまう場所が近ければ、かかる時間は半分近くになります。

この間取りは、その距離を詰めるためにランドリーへ3.5帖という面積を割いています。他を削ってでもここに寄せた、という判断ですね。

ご自身の1日を思い出して、どの作業で一番歩いているかを数えてみてください。そこが縮められれば、間取りの満足度はかなり上がりますよ。

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家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

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