THE 老後は絶対に2階へ行かないプラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :102.68㎡(31.06坪)
  • 部屋数  :3LDK
  • 玄関   :南入り
  • 間口(幅):10.465m
  • 奥行(縦):7.28m

プランポイント

「老後は2階に行かない」。よく言われることですが、実際にそれを前提に設計された家は多くありません。寝室が2階にあれば、毎晩上がることになる。この31.06坪の家は、そこをはっきりさせました。主寝室も水回りも収納も1階。2階にあるのは子ども部屋2つとトイレだけです。

ポイント①|主寝室6.5帖を、1階の北東に

1階の北東に主寝室6.5帖。寝るための部屋が1階にあります。

これだけで、日常から階段が消えます。起きて、食べて、風呂に入って、寝る。すべて同じフロアで完結する。

2階建てでありながら、暮らし方は平屋と同じです。しかも建築面積は平屋より小さく済むので、敷地の条件が厳しくても建てられる。両取りの構成ですね。

ポイント②|脱衣兼ランドリー3.0帖とファミリークローク3.5帖を、並べる

1階の北西に、脱衣兼ランドリー3.0帖。その東にファミリークローク3.5帖。

脱いで、洗って、その場で干して、隣にしまう。この流れが北側の2部屋で完結します。

そしてファミリークロークの東が主寝室です。しまって、数歩で着替える。洗濯という家事も、衣類の管理も、1階の北側だけで回ります。階段を使う場面がありません。

ポイント③|畳コーナー3.0帖を、家の中央に

1階の中央に3.0帖の畳コーナー。LDKにも面しています。

小さめですが、位置がいい。LDKからも、北のファミリークロークからも近い。乾いた洗濯物をここでたたむ、という使い方が自然にできます。

そして将来のことを考えると、この畳コーナーが効いてきます。腰を下ろせる場所が生活の中心にあると、体が動かしにくくなったときにも過ごしやすい。

ポイント④|LDK17.0帖を、南に大きく取る

1階の南側にLDK17.0帖。キッチンを西端に置き、東へ食卓、ソファと並べています。

間口10.465m×奥行7.28mという横長の平面なので、南面の窓を長く取れます。

31坪の家で17帖のLDKに加えて、1階に主寝室と水回りとファミリークローク。かなり詰まっていますが、廊下をほとんど持たないことで成立しています。

ポイント⑤|2階は洋室5.3帖が2つとトイレだけ

2階は洋室5.3帖が2つ、階段、トイレ。それだけです。面積も6.37m×4.55mと最小限に抑えられています。

お子さんが使う期間は、せいぜい15年ほど。そのあと空くと分かっているなら、そこに水回りや収納を分散させないほうが無駄が出ません。

ただしトイレは残してあります。夜中に降りずに済むうえ、朝の混雑も避けられる。ここだけは削らないという判断ですね。

ポイント⑥|玄関を南東に置いて、動線を短くまとめる

南東の玄関にシューズクローク1.0帖。ホールを経てLDKへ、あるいは北の水回りへ。

玄関から主寝室までも、玄関から浴室までも短い距離です。31坪という規模だからこそ、どこへ行くにも遠くならない。

コンパクトであることが、将来の暮らしやすさにそのままつながっています。大きな家ほど移動が増えることを考えると、この規模感には意味があります。

検討するなら、ここは確認を

  • 収納の配分:ファミリークローク3.5帖、シューズクローク1.0帖、各室のクローゼット。31坪の家としては標準的です。ただしパントリーがなく、大物の置き場もありません。食品ストックとふとんの行き先を決めておきたいところ。
  • 2階が空いたあとの使い方:お子さんが独立すると、2階の2部屋は完全に使われなくなります。掃除も換気もしない場所が生まれるので、将来の用途を一つ想定しておくと無駄になりません。
  • 主寝室6.5帖が北東:日当たりは望めない位置です。寝るための部屋と割り切れるかどうか。日中も過ごす想定なら、窓の取り方を相談しておきたいですね。
  • 脱衣とランドリーの兼用:一室にまとめているので、誰かが入浴していると洗濯物を触れません。ご家族の生活時間によっては、洗面台だけでも分けたいところ。
  • 建築面積が敷地に載るか:間口10.465m×奥行7.28m。1階が大きめの2階建てなので、平屋ほどではないものの、それなりの敷地が要ります。駐車台数とあわせて確認を。

こんなご家族に向いています

  • 将来、階段を使わない暮らしを見据えたい方
  • ご夫婦の生活を1階で完結させたい方
  • 洗濯まわりを1階にまとめたい方
  • 平屋を建てるほどの敷地はない方
  • お子さんが2人までのご家庭

まとめ|2階建てでも、平屋のように暮らせる

平屋が人気なのは、階段のない暮らしが楽だからです。でも平屋は建築面積が大きくなるぶん、広い敷地が要ります。予算的にも土地的にも、選べない方は多い。

このプランは、その中間を取りました。2階建ての形をしていながら、生活は1階で完結する。2階は子どもがいる期間だけの階と割り切る。

平屋にしたいけれど土地が足りない、という方は、「1階に何を置けば階段を使わずに済むか」から考えてみてください。案外、2階に必要なものは少ないものですー。

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こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください

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家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

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