家事動線も生活動線もしっかり確保 毎日がリゾートホテルの暮らしプラン

間取り紹介
R

概要

  • 延べ面積 :141.19㎡(42.71坪)
  • 部屋数  :4LDK
  • 玄関   :北玄関
  • 間口(幅):9.1m
  • 奥行(縦):10.01m
  • 収納率  :13.83%

プランポイント

「毎日がリゾートホテルみたいな暮らし」って、広さや内装の話だと思われがちなんですよね。でもこの42.71坪・4LDKの間取りを追っていくと、その空気をつくっているのは実は”片付けの設計”のほうだったりします。生活感の出るものを、通り道の途中でぜんぶ受け止めてしまう。そういう考え方でまとめられた間取りです。

ポイント①|玄関からお風呂まで一直線。「ただいま」からの数分がラクになる

北側の一列に、玄関 → シューズクローク(1帖)→ ファミリークローク(2.5帖)→ 脱衣室(2.5帖)→ 浴室(2帖)が並んでいます。靴を脱ぐ、上着とカバンを置く、着替える、お風呂に入る。帰宅してからの動作が、そのまま一本の線の上に乗っている配置です。

特に効いてくるのが、お子さんが泥だらけで帰ってきた日。リビングを一度も通らずに浴室まで行けるので、廊下に足跡が…みたいなことが起きません。ファミリークロークが2.5帖あるので、家族4人分の普段着をここにまとめてしまうことも可能です。「各部屋のクローゼットまで運ぶ」という一番面倒な工程が、そもそも発生しない形ですね。

ポイント②|洗面台は脱衣室の外。朝の”お風呂待ち”が起きない

洗面台は脱衣室の中ではなく、ホールと階段のあいだに独立して置かれています。いわゆる脱衣・洗面の分離ですね。

これ、地味なんですが朝の効き方がすごいです。誰かが入浴中でも、歯磨きや洗顔、身支度が止まりません。来客時に「洗面所お借りできますか」と言われても、脱衣室の中を見られずに済みます。

しかも位置が玄関ホールのすぐ横。帰ってきてリビングに入る前に手を洗える動線になっているので、お子さんの手洗いが習慣になりやすいのもポイントかなと思います。分離に必要なスペースは実質1帖ぶんほど。この1帖で朝の渋滞が20年なくなると考えると、悪くない投資ですよね。

ポイント③|3帖のパントリーが、冷蔵庫ごと生活感を隠す

キッチンの背面に、3帖のパントリー。しかもここに冷蔵庫が納まっています。この間取りで一番”ホテルっぽさ”に効いているのは、たぶんここです。

LDKに立ったとき、視界に入る家電はキッチンまわりだけ。冷蔵庫、ストック食材、レジ袋、掃除道具といった「あると便利だけど絵にならないもの」が、まとめて壁の向こうに収まります。

ホテルライクな空間って、素材やカラーの話にされがちなんですが、実際はモノの量で決まる部分が大きいんですよね。3帖という余裕があるからこそ、頑張って片付けなくても勝手に片付いて見える。そういう仕組みになっています。

買い物から帰ってきたときも、玄関側からパントリーへ回り込めるので、荷物を持ったままリビングを横断する必要がありません。

ポイント④|22.5帖のLDKと、L字に回り込むタイルテラス

LDKは22.5帖。南面をまるごと使っています。そこに、西側から南側へL字に回り込むタイルテラスがくっついています。

22.5帖という数字だけでも十分広いのですが、この間取りが効いているのは「窓の外にもう一段、床がある」ことですね。掃き出し窓の先が土や芝ではなくタイルの床になっていると、視線がそこで止まらずに奥まで抜けていきます。結果、実際の帖数以上に広く感じられます。

テラスにイスを2脚出せば、朝のコーヒーも週末の食事もそこでできます。リゾート感って、屋外に居場所があるかどうかがけっこう大きいんですよね。

ポイント⑤|主寝室 → WIC → 書斎。2階はホテルのスイートみたいな並び

2階は主寝室8帖、そこにウォークインクローゼット3.5帖が続き、さらに書斎1.5帖という並びです。

部屋に入っていきなりベッド、ではなく、クローゼットを通ってから寝る場所に着く。ホテルのスイートと同じ流れですね。着替えを寝室に持ち込まなくてよくなるので、寝室が散らかりにくくなります。

書斎は1.5帖とコンパクトですが、寝室ゾーンの奥にあるぶん生活音から離れられます。夜に集中したいときや、朝早く起きて作業したいときに、家族を起こさずに済む位置ですね。

洋室は5.2帖が3室。納戸1.5帖と2階トイレもあるので、お子さんが大きくなってからも2階だけで生活が完結します。

検討するなら、ここは確認を

良いところばかり並べても参考にならないと思うので、実際に建てるなら詰めておきたい点も書いておきます。

  • 洗濯物を干す場所:洗濯機は脱衣室の中ですが、「洗う・干す・しまう」の”干す”をどこでやるかは決めておきたいところです。2階バルコニーまで運ぶのか、脱衣室に室内干しを設けるのか、浴室乾燥で完結させるのか。ここの選び方で動線の評価がかなり変わります。
  • 西側テラスの西日:西から南へ回り込むテラスは気持ちいい反面、夏の西日はしっかり入ってきます。軒やオーニング、あるいは高木を1本、といった対策はセットで考えたいところですね。
  • LDK内の収納:収納率13.83%は数字としては十分なのですが、中身はファミリークローク・シューズクローク・パントリーに集中しています。リビングで使う細々したもの(書類、文具、リモコン、お子さんのおもちゃ)の置き場は、造作か家具で別途決めておくと安心です。
  • 北玄関の明るさ:玄関そのものは北向きなので、日中でも暗くなりがちです。玄関ドアの採光や、ホール側からどう光が回るかは、窓の位置と合わせて確認しておきたいですね。

こんなご家族に向いています

  • 共働きで、帰宅後の家事時間をとにかく短くしたい方
  • 「片付けが得意なほうではない」自覚があって、仕組みで解決したい方
  • 生活感の出るものを見せずに暮らしたい方
  • 家の中と外を、続きの空間として使いたい方
  • 40坪台で、4LDK+書斎まで確保したい方

まとめ|「リゾートっぽさ」は、片付けの設計から生まれる

こうして見ていくと、この間取りには豪華な素材も特別な仕掛けもそれほど使われていません。やっているのは、生活感が出るものに、通り道の途中でちゃんと居場所を与えること。それだけです。

玄関からお風呂までの一列、3帖のパントリー、寝室手前のWIC。この3つがあるだけで、日常の”散らかる原因”がかなりの割合で消えていきます。散らからない家は、それだけで整って見えるんですよね。

広さや内装から入る前に、まず「モノがどこに帰るか」を決める。リゾートホテルみたいな暮らしへの近道は、意外とそっちなのかもしれません。

ご自身の敷地やご家族の暮らし方に当てはめてみて気になるところがあれば、お気軽にご相談くださいー。

この間取りをInstagramで見る

保存・コメントもこちらから

こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください

  • 提案されたプランに、どうもピンとこない
  • 担当者と感覚が合わず、モヤモヤしている
  • 「他の可能性」をプロの目線で知っておきたい
  • SNSで集めた情報が多すぎて、整理できない
  • 完成したあとの暮らしが、うまく想像できない

家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

間取りのセカンドオピニオンを相談する

ご相談メニューと料金は、リンク先のページでご確認いただけます

イメージギャラリー

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


TOP