
概要
- 延べ面積 :114.69㎡(34.69坪)
- 部屋数 :4LDK
- 玄関 :北入り
- 間口(幅):15.015m
- 奥行(縦):9.1m
- 収納率 :15.52%
プランポイント
玄関はひとつ。でも中に入ると、東と西で暮らしが分かれています。西には9.2帖の部屋とミニキッチン、専用の浴室と脱衣室。東にはLDK18.6帖と主寝室、子ども部屋。同じ屋根の下で、それぞれの生活が独立して回る平屋です。
ポイント①|西のゾーンに、生活の要素をひととおり
西側には洋室9.2帖があり、その北側にキッチン設備が並んでいます。コンロ、シンク、冷蔵庫。ここだけで簡単な食事の支度ができます。
さらに北には浴室2帖、脱衣室3帖、トイレ、ファミリークローク3帖。水回りが揃っています。
つまりこの一角だけで、寝て、食べて、風呂に入って、洗濯するところまで成立します。9.2帖という広さも、居室とダイニングを兼ねる前提だと納得できる数字ですね。
ポイント②|東のゾーンは、家族4人の暮らし
東側にはLDK18.6帖、主寝室6帖、ウォークインクローゼット2帖、洋室4.5帖が2室、そしてトイレ。
こちらは一般的な4人家族の間取りとして、そのまま成立しています。キッチンの背面にはパントリー1.5帖、冷蔵庫も専用です。
西と東で、それぞれ独立した生活が回る。ただし完全に切り離すのではなく、玄関と浴室は共有する。この「どこまで分けるか」の線引きが、この間取りの肝ですね。
ポイント③|中央の玄関と、共有のデッキ
玄関は建物の中央、北側にあります。上がってホールに出ると、西へも東へも行けます。
そしてホールの南には、大きなウッドデッキ。ここは両方のゾーンから出られる位置です。
顔を合わせる場所を、玄関とデッキに限定した形ですね。日常的には別々に過ごし、外に出れば自然に一緒になる。適度な距離感を作るための配置です。
ポイント④|浴室は共有、キッチンは分ける
設備の分け方を見ると、キッチンは2か所、浴室は1か所です。
これは合理的な判断だと思います。キッチンは使う時間が重なりやすく、味の好みや食事の時間も違う。一方で浴室は時間をずらせば共有できますし、2つ作るとコストも配管も一気に増えます。
すべてを二重にするのではなく、必要なところだけ分ける。設備の重複を最小限に抑えた組み立て方ですね。
ポイント⑤|収納率15.52%を、両ゾーンに配る
ファミリークローク3帖、ウォークインクローゼット2帖、シューズクローク1.5帖、パントリー1.5帖、各部屋の収納。合計15.52%です。
西にファミクロ、東にWICと、それぞれのゾーンに収納が確保されています。個室のサイズを4.5帖に絞ったぶんが、こうした収納と共有部に回っている形ですね。
検討するなら、ここは確認を
- 浴室を共有することの現実:時間をずらせば共有できますが、生活リズムがずれると使いたい時間が重なります。入浴時間の想定は、同居を始める前に話し合っておきたいところ。脱衣室3帖と広めなのは、その配慮かもしれません。
- 光熱費の分け方:メーターを分けるかどうかで、配線と配管の計画が変わります。あとから分けるのは難しいので、設計段階で決めておきたいところです。
- 将来の使い方:西のゾーンが使われなくなったとき、どうするか。賃貸に出す、趣味の部屋にする、物置にする。いくつか想定しておくと、窓や動線の判断が変わってきます。
- 必要な敷地と法規:間口15.015mの平屋です。地域によっては、二世帯的な用途や境界からの距離に条例がかかる場合があります。建築会社さんに早めに確認を。
- 洋室4.5帖:東ゾーンの子ども部屋は4.5帖ずつです。衣類をWICに集約する前提の広さなので、そこは運用とセットで考えたいですね。
こんなご家族に向いています
- ご両親との同居を考えている方
- 完全分離ではなく、ほどよい距離で暮らしたい方
- 将来ご両親を呼び寄せる可能性がある方
- 間口の広い敷地をお持ちの方
- 34坪台で二世帯的な使い方をしたい方
まとめ|「どこまで分けるか」を先に決める
二世帯住宅の相談で最初につまずくのが、分離の度合いです。完全に分けるのか、一部だけ共有するのか。ここが曖昧なまま進めると、あとで揉めます。
判断の基準になるのは、時間をずらせるかどうかです。キッチンは食事の時間が重なるので分ける。浴室はずらせるので共有する。玄関は一瞬しか使わないので共有でいい。
すべてを二重にすればコストは倍近くになります。何を分けて、何を一緒に使うか。そこを具体的に詰めていくと、必要な広さも自然と決まってきますよー。
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こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください
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複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。
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