居間より土間。父の休日はリビングより玄関、趣味スペース付き平屋の間取り

間取り紹介
広い玄関土間、17帖LDK、6帖の主寝室と5.2帖の洋室を配置した24.79坪の平屋間取り図

概要

  • 延べ面積:81.98㎡(24.79坪)
  • 部屋数:2LDK
  • 玄関:東入り
  • 間口(幅):12.285m
  • 奥行(縦):7.280m
  • 収納率:14.63%

プランポイント

ロードバイクを室内に置きたい。でも、置くだけで玄関がいっぱいになるのは困りますよね。整備する場所も、ヘルメットや道具をしまう棚も欲しい。趣味を続けていると、必要なのは自転車一台分の置き場所だけではなくなってきます。

この24.79坪の平屋は、玄関を趣味の時間を過ごす場所として考えました。広い土間とシューズクロークを組み合わせ、自転車を整え、壁に掛け、次の休日にまた出かける。家族がリビングでくつろぐあいだ、お父さんは玄関で愛車の手入れをしているかもしれません。「居間より土間」というタイトルは、そんな休日の過ごし方から生まれています。

ポイント①|自転車を置くだけで終わらない、広い玄関土間

玄関は建物の東側。土間の壁面にロードバイクを掛け、手入れをする場所として使う計画です。出かける道具を家の入口にまとめれば、室内の奥から運び出す手間を減らせます。

壁掛けは床を空けるだけでなく、好きな自転車を眺められる置き方でもあります。靴や趣味の道具はシューズクロークの棚へ。ヘルメット、手袋、工具など、何をどこにしまうかが見えてくると、玄関は趣味スペースとして使いやすくなりますね。

見せるものは壁に、細かなものは棚に。自転車を整えている時間も、家族が出入りする場所であることは変わりません。飾る場所と作業する場所、人が通る場所を合わせて考えたい玄関です。

ポイント②|冷蔵庫もパントリーへ。キッチンの見え方を整える

キッチンの奥には2帖のパントリーがあります。図面では冷蔵庫もこの中に配置しています。食品のストックや買い置きだけでなく、冷蔵庫まで奥へまとめることで、ダイニングから見えるキッチンをすっきりさせる考え方です。

棚の位置が決まっていると、買い物から帰ったあとに何をどこへしまうかも整理できます。使う物を使う場所の近くへ置く。その小さな移動の積み重ねが、毎日の料理のしやすさにつながります。

パントリーの隣は2.5帖の脱衣室です。今の図面では直接つながっていませんが、収納棚の一部を減らして出入口を設ける案も考えられます。料理と洗濯の行き来を優先するなら、収納量とのバランスを見ながら検討したいところですね。

ポイント③|キッチンと食卓を横並びにした、17帖のLDK

家の中央に17帖のLDKを置き、キッチンとダイニングテーブルを横並びにしています。料理を運ぶときも、食器を戻すときも、キッチンから食卓までの行き来が短い配置です。

リビングは食卓の先に続きます。食事の準備をしている人と、ソファで過ごす人が同じ空間にいられる形です。玄関の土間に趣味の場所をつくりながら、家族が集まるLDKも確保しています。

玄関だけを大きくして、普段の居場所が窮屈になってしまうと使いにくいですよね。好きなことを楽しむ場所と、家族で過ごす場所を、一つの平屋の中に配分したプランです。

ポイント④|親と子の部屋を離し、それぞれの時間をつくる

6帖の主寝室は西側、5.2帖の洋室は東側。間にLDKを挟み、二つの部屋を隣り合わせにしていません。子ども一人の3人家族を想定した2LDKです。

家族で集まるときは中央のLDKへ。休むときや自分のことに集中したいときは、それぞれの部屋へ。同じフロアでも、部屋を離して配置することで過ごし方を分けています。完全な防音という意味ではありませんが、親子の部屋が壁一枚で接する配置とは距離の取り方が違います。

主寝室の隣には3帖のウォークインクローゼットもあります。衣類は寝室の近く、趣味の道具は玄関、食品はキッチンの奥へ。収納率14.63%という数字に加え、持ち物ごとに置き場所を分けている点も見どころです。

ポイント⑤|LDKも二つの個室も、南の庭に向ける

主寝室、LDK、洋室を南側に並べ、それぞれの窓を庭へ向けています。家族が長く過ごす場所と個室の両方で、南からの光を取り込む配置です。

庭に向いた窓がLDKだけにある家では、個室の明るさは別に考える必要があります。この平屋は、二つの個室にも南側の窓を取っています。自分の部屋で過ごす時間にも、庭と昼の光を感じられる形ですね。

実際の日当たりは、敷地の向きや隣家の位置で変わります。候補地に合わせるときは、南側にどれだけ空間を確保できるかまで見ておきたいところです。

検討するなら、ここは確認を

  • 土間で何をするか:自転車を掛けたあとも、家族が通れるか。整備中に道具を広げる範囲も含め、持っている自転車や道具の寸法を当てて確認したいですね。壁掛けの位置や固定方法も、使う自転車に合わせて計画します。
  • 玄関収納の棚割り:靴とアウトドア用品では、必要な棚の高さや奥行きが違います。しまいたい物を先に書き出し、床に置く物と棚に収める物を分けておくと使いやすくなります。
  • パントリーと冷蔵庫の行き来:冷蔵庫を奥へ置く分、調理中はパントリーへ出入りします。扉の開く向きや、買い物袋を持って通れる幅を合わせて見ておきましょう。脱衣室へつなぐ案を選ぶ場合は、減る収納量も確認します。
  • 家族の過ごし方と部屋数:2LDKは、子ども一人の3人家族を想定した構成です。在宅ワークの個室が必要か、将来もう一室欲しくなるか。面積を増やす前に、普段の過ごし方と必要な部屋を整理しておきたいですね。

こんなご家族に向いています

  • ロードバイクやアウトドア用品を、家の中で保管・手入れしたい方
  • 玄関を、趣味を楽しむ場所としても使いたい方
  • 25坪前後の平屋で、家族の時間とそれぞれの時間を両立したい方
  • 靴、趣味の道具、食品、衣類の収納先を分けたい方
  • 子ども一人の3人家族で、2LDKを検討している方

まとめ|好きなことに、使える場所を用意する

趣味の道具をしまう場所はあっても、それを使ったり手入れしたりする場所は後回しになりがちです。自転車を飾れても、整備のたびに別の場所へ運ぶなら、土間の使い方は少し変わってきます。

この平屋は、玄関に愛車の居場所と趣味の時間をまとめました。一方で、家族が集まる17帖のLDKと、離して配置した二つの個室もあります。

父の休日は、リビングより玄関。家族それぞれが好きな場所で過ごし、食事の時間には中央に集まる。家の中で何をして過ごしたいかを先に考えると、必要な広さの配分が見えてきますね。

こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください

  • 提案されたプランに、どうもピンとこない
  • 担当者と感覚が合わず、モヤモヤしている
  • 「他の可能性」をプロの目線で知っておきたい
  • SNSで集めた情報が多すぎて、整理できない
  • 完成したあとの暮らしが、うまく想像できない

家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

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イメージギャラリー

鳥瞰図・内観は、この間取りをもとにしたイメージです。

玄関土間と南側の庭、二つの個室の配置を見渡せる平屋の鳥瞰イメージ
鳥瞰イメージ
ロードバイクを壁に掛け、靴や趣味の道具を棚に収めた広い玄関土間のイメージ
玄関土間のイメージ
南側の窓から自然光が入るリビングと、その奥の横並びダイニングのイメージ
リビングのイメージ
キッチンとダイニングテーブルを横並びに配置した17帖LDKのイメージ
ダイニングのイメージ
南側の窓と隣接するウォークインクローゼットを備えた主寝室のイメージ
主寝室のイメージ

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