

概要
- 延べ面積:118.41㎡(35.81坪)
- 部屋数:3LDK+書斎
- 玄関:南入り
- 間口(幅):10.920m
- 奥行(縦):6.825m
- 収納率:12.98%
プランポイント
お気に入りのキャンプチェアや道具があるのに、使うのは出かけた日だけ。庭でくつろぐ場所をつくりたくても、広さや日当たりが気になる。好きなことを、もっと普段の暮らしの中で楽しめたら嬉しいですよね。
今回のテーマは「インドアな、アウトドアライフ」。35.81坪・3LDK+書斎の2階建てで、19帖のLDKに吹抜けの土間をつなげています。キャンプチェアに座って本を開いたり、ペレットストーブの炎を眺めたり。家の中に、いつもの道具で過ごせる場所を用意した間取りです。
東西に長く、南側に大きな庭を取りにくい敷地です。西側の小さな庭と高い窓からの光を組み合わせながら、趣味の場所を家族の居場所へつなげています。洗濯の作業をまとめた脱衣室や、少しこもれる書斎も見どころです。
ポイント①|キャンプ道具を、毎日使える土間へ
玄関の隣に土間を設け、リビングへ連続させています。内観イメージでは、二脚のアウトドアチェアと丸テーブル、ペレットストーブを配置。棚には趣味の道具を置き、手に取りやすい場所で楽しむ様子を表現しています。
次のキャンプを待たずに、仕事から帰ってお気に入りの椅子でひと息つく。夕食後に本を読んだり、家族と話したりする。土間を日常の居場所として使うことで、好きな道具に触れる機会も増えそうです。
すぐ隣がリビングなので、ソファでくつろぐ人と土間で過ごす人の距離も近い配置です。同じ椅子に全員が座らなくても、それぞれの過ごし方のまま同じ時間を共有できますね。
ポイント②|土間と洗面まわりへ、上からの光を迎える
東側に道路と駐車スペースを置き、西側に小さな庭を設けています。南側に大きな庭を確保しにくい分、土間の上を吹抜けにして、高い位置の窓からも光を迎える計画です。
土間とLDKをつなぐことで、上へひらいた空間をリビングからも感じられます。南側の低い位置の窓だけに頼らず、光を入れる高さと、普段過ごす場所の関係を考えています。
もう一つは洗面まわりの小さな吹抜けです。外壁に面する窓を取りにくい洗面にも、上からの光を届ける考え方を採用しています。実際の明るさは周囲の建物や窓の条件で変わるため、吹抜けと開口の位置を合わせて確認したいですね。
ポイント③|19帖LDKは、料理とくつろぎが近い配置
キッチンと食卓を横並びにし、その先にソファと土間を配置しています。食事を運び、食器を戻す動きが短く、料理中も食卓やリビングの様子が分かる形です。
一人は食卓で絵を描き、一人はソファで本を読み、もう一人はキャンプチェアでひと息つく。暮らしの一例ですが、家族の過ごし方を一つにそろえなくても、それぞれの居場所が近くにあります。
19帖というLDKの広さと、隣り合う土間は区別して捉えています。土間まで視線が続くつながりを、家具の配置や普段の過ごし方と合わせて見ていただけると嬉しいです。
ポイント④|洗う・干す・畳む・収納をまとめた3帖の脱衣室
キッチンから1.1帖のパントリーを通り、3帖の脱衣室へ直接進めます。食品を取り出す動きと、洗濯の作業へ向かう動きを近くにまとめています。
脱衣室には洗濯機に加え、干す場所、畳むためのカウンター、収納を配置。スロップシンクも用意し、汚れ物を予洗いしてから洗濯機へ入れる使い方も考えています。洗濯の工程を同じ場所にまとめることで、作業のたびに家の中を行き来する負担を減らす計画です。
脱衣室はホール側からも使え、洗面台はその外に独立しています。家族が入浴しているときも手洗いや身支度を分けやすく、料理と洗濯の途中でホールへ出る動きもつながっています。
ポイント⑤|帰宅した上着と靴は、入口の近くへ
南側の玄関には0.7帖のシューズクロークを設け、玄関ホールにはコート掛けを用意しています。上着を脱いでからLDKへ進み、靴は玄関脇へしまう計画です。
外で使った物を、帰宅してすぐの場所で片付けやすくする考え方です。家族それぞれが使う上着や靴の量と、通る幅を合わせて確かめると、使いやすい収納に近づきますね。
趣味の道具を土間で楽しむことと、毎日の持ち物を玄関でしまうこと。その両方を入口の近くで考えた間取りです。
ポイント⑥|2階は三つの個室と書斎、収納をしまい分ける
2階には6帖の主寝室と、5.2帖・4.4帖の洋室があります。洋室の帖数は居室部分の図面表記で、それぞれの収納とは区別しています。子供部屋のイメージでは、ベッドと机に本や文具を添え、休む時間と自分のことに取り組む時間の両方を表現しました。
主寝室には3帖のウォークインクローゼットと2.2帖の書斎を併設しています。書斎は主寝室を通って使う配置です。少しこもって作業をしたい時間に使いつつ、家族が眠る時間の通話などは普段の過ごし方と合わせて考えたいところです。
廊下から使える2帖の納戸もあります。個人の持ち物は各部屋へ、寝室の衣類はWICへ、共用の物は納戸へ。収納率12.98%という数字とともに、誰がどこから使うかも見どころです。
検討するなら、ここは確認を
- 土間の使い方:椅子に座る場所、道具を置く場所、玄関から通る場所を、持ち物の大きさに合わせて確かめたいですね。
- ストーブまわり:機種ごとの設置条件や家具との距離、給排気などを確認して計画します。
- 二つの吹抜け:周辺建物との関係、開口位置、窓の開閉や掃除、空調の使い方も含めて考えておきたいところです。
- 水回りと書斎:脱衣室の物干し・カウンター・収納と通路、寝室経由の書斎を使う時間を、普段の暮らしに重ねて確認します。
こんな暮らしを考えている方へ
アウトドアの道具を日常でも使いたい方や、庭を広く取れない敷地で趣味の居場所を考えている方には、土間とリビングのつなぎ方が参考になりそうです。
家族のそばで好きなことを楽しむ場所と、少しこもる書斎や自分の机。その両方を思い浮かべながら、平日の過ごし方と休日の使い方を考えてみたいですね。
まとめ|趣味を、毎日の生活に
帰宅してお気に入りのチェアに座り、隣のソファにいる家族と話す。夕食の支度が始まったら、すぐそばの食卓へ。子どもは自分の机で絵を描き、集中したいときは2階の書斎へ。土間を中心に、暮らしの中へ好きな時間を取り込んでいます。
庭の広さや日当たりが気になる敷地でも、家の中の居場所と光の迎え方を一緒に考えることができます。「インドアな、アウトドアライフ」を、ご家族ならではの趣味や普段の過ごし方から考えてみてくださいね。
こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください
- 提案されたプランに、どうもピンとこない
- 担当者と感覚が合わず、モヤモヤしている
- 「他の可能性」をプロの目線で知っておきたい
- SNSで集めた情報が多すぎて、整理できない
- 完成したあとの暮らしが、うまく想像できない
家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。
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鳥瞰・内観はこの間取りをもとにした暮らしのイメージです。家具や小物を添えて、日々の過ごし方を表現しています。









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