
概要
- 延べ面積:112.62㎡(34.06坪)
- 部屋数:4LDK
- 玄関:北入り
- 間口(幅):11.830m
- 奥行(縦):12.740m
- 収納率:17.64%
プランポイント
ランドリーもファミリークロークも、パントリーもほしい。でも、家事をするための場所だけで家がいっぱいになるのは、少し違いますよね。用事を済ませたあと、どこでどんな時間を過ごしたいかも、一緒に考えておきたいところです。
この34.06坪の平屋は、19.5帖のLDKの隣に4.5帖の小上がり和室を設けた4LDK。洗濯や片付けの場所を確保しながら、ソファとは違う姿勢でくつろげる場所も用意しています。家事のあとに、畳へごろり。「家事のち、畳」は、そんな普段のひと休みを思い浮かべたタイトルです。
ポイント①|小上がりは、リビングの続きにも客間にも
リビングに隣接する和室は4.5帖。戸を開ければLDKとつながり、家族がそれぞれの場所で過ごせます。ソファでテレビを見る人の隣で、畳に座って絵本を広げる。洗濯を終えたあとにお茶を飲む。椅子やソファだけではない居場所を加えたプランです。
来客のある日は、戸を閉めて客間として使うことも想定しています。和室には収納も設けているので、客用の寝具や日常に使う物の置き場所も考えられます。何でも置ける空間にするより、普段使う物と来客用の物を分けておくと、片付けの負担も抑えやすいですね。
LDK19.5帖と和室4.5帖を合わせると、帖数の表記では24帖です。ただし、段差や引き戸のある別の空間なので、「24帖のLDK」とは分けて考えます。つなげるとき、閉じるときの両方で使いやすいかを見ることが大切です。
ポイント②|4帖のランドリーで、洗う・干す・たたむをまとめる
南側の脱衣兼ランドリールームは4帖。洗濯機の隣にスロップシンクがあり、その先には作業台が続きます。室内物干しも備え、予洗いから洗濯、室内干し、乾いた物をたたむ作業までを同じ部屋で進める計画です。
スロップシンクは、汚れた衣類の予洗いや、手洗いしたい物を扱う場所になります。作業台には洗濯物を広げられる一方、使っていないときは脱衣の動きも必要です。籠や洗剤の置き場所を決めて、床の通り道を空けておきたいですね。
洗面所は脱衣兼ランドリーと別に設けています。誰かが入浴している時間にも、洗面を使い分けやすい構成です。なお、ランドリーとファミリークロークは隣同士ではありません。洗面所とLDK側を経由してしまう経路も含め、普段の洗濯方法に合うかを確認します。
ポイント③|パントリーとファミクロに、戻す物の役割を分ける
キッチンの脇に2帖のパントリー、その南側に2帖のファミリークロークを設けています。食品や日用品の買い置きはパントリーへ、普段着や家族の持ち物はファミリークロークへ。収納を一か所に集めるだけでなく、入れる物によって使い分ける計画です。
キッチンの近くに食品を置ければ、料理中の出し入れもまとめやすくなります。ファミリークロークはLDKから使う位置なので、家族が日中使う服や荷物の置き場所として考えられます。どちらも「2帖あるから十分」と決めず、棚の奥行きと収納したい物の大きさを合わせたいところです。
収納相当面積は19.87㎡、収納率は17.64%。いずれもCADの面積表に記載された値です。面積だけで判断せず、食品、衣類、靴、寝具をどこへ戻すかまで決めると、日々の使い方が見えてきます。
ポイント④|主寝室と子ども部屋の間に、3帖のWIC
西側には6帖の主寝室と、4.5帖の洋室が2室あります。主寝室と隣の洋室の間に3帖のウォークインクローゼットを挟み、寝る場所どうしが直接隣り合わない配置にしています。
同じ平屋でも、家族が集まる場所と個室の距離、個室どうしの接し方で過ごしやすさは変わります。LDKから主寝室へアクセスしやすい位置を保ちながら、子ども部屋との間に収納を設けたところが見どころです。音の感じ方は壁や建具の仕様にもよるため、収納を挟めば防音できるという意味ではありません。
二つの洋室には、それぞれ机とベッド、収納を配置しています。子ども部屋として使う場合も、勉強道具や衣類をそれぞれの部屋で管理する暮らしを想定しやすい構成です。家族人数は固定せず、和室を含む四つの居室をどう使うかで考えられます。
ポイント⑤|北の玄関にSC、南と東にLDKの窓
玄関は北入りで、2帖のシューズクロークを備えています。靴や外で使う道具を玄関にまとめると、室内の収納と役割を分けられます。来客が使う正面の動きと、収納へ出し入れする動きが重なりすぎないかも見ておきたいですね。
LDKは南と東に窓を設け、西側には収納や個室を配置しています。プラン特徴にある「朝から昼にかけて日当たりを確保し、西日を抑える」という考え方を、部屋の配置からも読み取れます。日照の長さや強さは敷地と周囲の条件で変わるので、この形なら必ず同じ明るさになるとは考えません。
検討するなら、ここは確認を
- 小上がりの段差と使い方:腰掛ける高さや寝具を広げる使い方、日常の上り下りを一緒に確認します。小さな子どもや将来の体の動きも考え、LDKとフラットにする案と比べるのもよいですね。
- ランドリーから収納までの経路:洗濯物をどの収納へ戻すかで行き先が変わります。ハンガーのまま運ぶ物、たたんで運ぶ物を分けて、実際の経路をたどります。
- 室内干しの環境:干す量、除湿・換気、物干しの高さ、作業台や扉との干渉を合わせて考えます。4帖という広さだけで乾きやすさは決まりません。
- 棚に入れる物の寸法:パントリーの食品、ファミクロの衣類、SCの靴や道具では必要な棚の高さ・奥行きが違います。持ち物を先に書き出すと整理しやすくなります。
- 二つのトイレの役割:北側と南側にトイレがあります。家族や来客の使い分けに合うか、掃除や設備費も含めて検討します。
こんなご家族に向いています
- ランドリーや複数の収納を備えつつ、畳でくつろぐ場所もほしい方
- 主寝室と二つの洋室に加え、客間にもなる和室を考えている方
- 食品・普段着・寝室の衣類・靴を、用途ごとに分けて収納したい方
- ソファと畳、それぞれの過ごし方をリビングの近くに用意したい方
まとめ|家事のち、畳
この平屋は、4帖のランドリー、2帖のパントリーとファミリークローク、3帖のWIC、2帖のSCを備えた34.06坪のプランです。そのうえで、19.5帖のLDKに4.5帖の小上がり和室を添え、家事以外の時間を過ごす場所も確保しています。
洗濯が終わったら、畳でひと休み。家族が同じ場所に集まりながら、それぞれ好きな姿勢で過ごす。収納や家事スペースを選ぶときも、その先にどんな時間をつくりたいかまで考えると、自分たちに合う間取りへ近づけそうですね。
こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください
- 提案されたプランに、どうもピンとこない
- 担当者と感覚が合わず、モヤモヤしている
- 「他の可能性」をプロの目線で知っておきたい
- SNSで集めた情報が多すぎて、整理できない
- 完成したあとの暮らしが、うまく想像できない
家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。
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イメージギャラリー
鳥瞰・内観はこの間取りをもとにしたイメージです。人物・小物・収納物は暮らしを表現するために配置しています。







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