あなたはどう使う?開放感もあって隠れ家的フリースペースのあるプラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :107.64㎡(32.56坪)
  • 部屋数  :3LDK
  • 玄関  :南入り
  • 間口(幅):9.1m
  • 奥行(縦):6.37m
  • 収納率  :11.14%

プランポイント

開放感がほしい。でも、こもれる場所もほしい。この2つは普通なら両立しません。開けば見られるし、閉じれば暗くなるからです。この間取りの2階には、その両方を持った場所があります。吹抜けに面した、南東の隅のフリースペースです。

ポイント①|吹抜けに面した、囲われた一角

2階の南東に、フリースペースがあります。三方は壁に囲まれていて、西側だけが吹抜けに向かって開いています。

囲われているので、廊下からも階段からも中がよく見えません。落ち着いて座っていられる場所です。一方で吹抜け側は開いているので、視線は1階まで抜けます。天井も高い。

閉じている方向と開いている方向を、はっきり分けた形ですね。全方向に開くと落ち着かず、全方向を閉じると窮屈になる。その中間を取っています。

ポイント②|1階のLDKと、縦につながる

吹抜けの下は、1階のLDK17.7帖です。つまりフリースペースに座ると、LDKを見下ろす位置になります。

家族が下にいるのがわかるし、声をかければ届く。それでいて同じ部屋にはいない。この距離感が「隠れ家的」の中身かなと思います。

お子さんが宿題を持ってくる、大人が本を読む、ちょっと一人になりたいときに逃げ込む。用途を決めていないぶん、そのときどきで使い方が変わる場所です。

ポイント③|2階に、トイレと小さな洗面

フリースペースの隣にトイレがあり、その手前に小さな洗面が設けられています。

2階に洗面まで置く間取りはそう多くありません。ただ、フリースペースが「長くいる場所」になる前提なら、これはかなり効いてきます。手を洗うために1階へ降りる必要がない。

主寝室6帖とWIC3帖も同じ階なので、朝の身支度が2階だけで完結する構成でもあります。

ポイント④|1階は、水回りを北側に一列

浴室2帖、脱衣室2.7帖、洗面所、トイレ、そしてファミリークローク3帖が北側に並びます。洗濯機は脱衣室の中です。

洗って、乾かして、東隣のファミクロにしまう。1階で完結するので、洗濯物を2階へ運ぶ必要がありません。

玄関は南東。靴を脱いでホールへ出ると、LDKへ入らずに北の洗面所まで行けます。手を洗ってからリビングに入る流れが、自然に作られています。

ポイント⑤|17.7帖のLDKと、南のウッドデッキ

LDKは17.7帖。西側にキッチンがあり、その北に冷蔵庫。南面が大きく開いて、その先がウッドデッキです。

奥行6.37mと浅い建物なので、部屋は横に長い形になります。ただそのぶん、南北どちらの窓からも遠い場所がありません。細長さが採光の面ではプラスに働いている形です。

そして頭上には吹抜け。横方向にも縦方向にも抜けるので、17.7帖という数字以上の広がりを感じられます。

検討するなら、ここは確認を

  • 収納率11.14%:季節家電、来客用布団、お子さんの外遊び道具。この3つの行き先を決めておきたいところ。ファミクロ3帖とWIC3帖が主力で、それ以外の大物を置く場所が限られています。
  • 吹抜けを通るにおい:1階のLDKと縦につながっているので、料理のにおいも上へ上がります。フリースペースで長く過ごす前提なら、換気の計画とセットで考えておきたい部分です。
  • フリースペースの用途:名前がついていない場所なので、逆に何も置かれないまま終わることもあります。誰が、いつ、何をする場所かを1つでも決めておくと、確実に使われる場所になります。
  • 洋室5.2帖:使う予定のベッドの寸法を平面図に書き込んでみると、判断しやすくなります。5.2帖はベッドと机が入る広さですが、扉と窓の位置次第で置き方が限られます。
  • 吹抜けの掃除:高い位置の窓や照明に手が届きません。掃除と電球交換の方法は、設計の段階で決めておきたいところ。

こんなご家族に向いています

  • 個室とは別に、家族が使える場所がほしい方
  • お子さんが小学生以上で、リビング以外の勉強場所を用意したい方
  • 吹抜けのある開放的な家にしたい方
  • 洗濯を1階で完結させたい方
  • 32坪台で3LDKと余白のある空間を両立させたい方

まとめ|「開放的」と「こもれる」は、方向で分けられる

開放感がほしいと言うと、大きな窓や吹抜けの話になります。こもれる場所がほしいと言うと、個室の話になります。この2つは相反するものとして扱われがちです。

でも実際は、どの方向に開いて、どの方向を閉じるかの問題なんですよね。三方を壁で囲って一方だけ開けば、囲まれている安心感と、抜けている開放感が同時に成立します。

すべてを開くか、すべてを閉じるか。その二択で考えると行き詰まります。方向ごとに決めていくと、案外どちらも手に入りますよー。

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複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

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