家事の合間の一息 プライベートなお庭でアフタヌーンティープラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :113.85㎡(34.43坪)
  • 部屋数  :3LDK
  • 玄関   :南入り
  • 間口(幅):6.825m
  • 奥行(縦):10.01m

プランポイント

庭を道路側につくると、通る人の目が気になります。せっかくお茶を淹れても、落ち着いて座っていられない。この34.43坪の家は、庭を建物の奥に回しました。間口6.825mの縦長の敷地で、南に玄関、北に庭。道路からいちばん遠い場所が、家族だけの外になります。

ポイント①|庭を、建物の裏側に取る

玄関は南、道路に面した側です。その奥、建物の北西側に外部のスペースが広がっています。

南に庭を取るのが定石ですが、それは道路側でもあります。人通りがあれば、カーテンを開けられない。座っていても視線を感じる。

このプランは逆にしました。建物が道路との間に立ちはだかるので、北の庭には人目が入りません。日当たりは南に劣りますが、落ち着いて過ごせるかどうかで言えば、こちらのほうが上です。

ポイント②|LDK20.5帖の窓を、その庭に向ける

1階の西から北にかけて、LDK20.5帖。キッチンは北寄りに縦向きで、南にダイニングテーブルとソファが並びます。

そして北側の窓の先が、あの庭です。キッチンに立ちながら、あるいはソファに座りながら、外が見える。

34坪台の家でLDKに20.5帖を割いているのも思い切っていますが、それ以上にこの窓の向きが効いています。庭が見えるだけで、同じ帖数でも広く感じられるんですよね。

ポイント③|畳コーナー3.0帖を、玄関の西に

1階の南、玄関の隣に3.0帖の畳コーナー。LDKにも面しています。

3帖という控えめな寸法だからこそ、扉を閉めたくならず、LDKの延長として使い続けられます。お茶を淹れて、ここに座る。北の庭を眺めながら一息つく。

玄関のすぐ隣でもあるので、来客に腰かけてもらう場所にもなります。役割を決めていないぶん、その日その日で顔つきが変わる場所ですね。

ポイント④|水回りを北東にまとめる

1階の北東に、浴室2.0帖、脱衣室1.5帖、洗面所、トイレ。

脱衣室は1.5帖に絞ってありますが、洗面台が別室なので、入浴中でも手洗いや歯磨きができます。

キッチンの東という位置なので、料理をしながら洗濯機を見に行くのも数歩。間口6.825mの細長い建物で、水回りとキッチンを近づけた判断は効いています。

ポイント⑤|2階に主寝室9.0帖という余裕

2階の南西に主寝室9.0帖。34坪台の家としては、かなり大きい部類です。

南東にはバルコニー3.0帖が隣接していて、寝室から直接出られます。北の庭が家族の場所なら、こちらは夫婦の場所ですね。

そして北に洋室5.4帖、東に洋室5.1帖。3LDKという部屋数で、それぞれにゆとりを持たせた配分です。

ポイント⑥|吹抜けと納戸1.9帖を、2階に

2階の中央に吹抜け。1階のLDKの上が抜けています。

間口6.825mの縦長な建物では、中央部が暗くなりがちです。上から光を落とすことで、LDKの奥まで明るさが届きます。

そして北東に納戸1.9帖。小さいながら、大物をしまう専用の場所があるのは助かります。ふとんや季節家電の行き先が決まっている家は、他の収納が散らかりにくいんですよね。

検討するなら、ここは確認を

  • 収納の配分:シューズクローク2.5帖、納戸1.9帖、各室のクローゼット。衣類をまとめる場所がないので、乾いたものは部屋ごとに配ることになります。1階で洗って2階へ上げることになるので、その動線を確認しておきたいところ。
  • 北の庭の日当たり:建物の北側なので、直射日光はほとんど入りません。午前中に東から少し差す程度です。明るさより落ち着きを取る庭なので、その性格が合うかどうか。
  • 庭の使い方を決めておく:日が当たりにくい場所なので、植える樹種は限られます。日陰に強いものを選ぶか、いっそ石とタイルで構成するか。設計と外構を一緒に相談しておきたいですね。
  • 間口6.825mの東西の壁:縦長の建物なので、両隣とは近くなります。光の入口は東西の長辺と吹抜け。隣地に何が建っているか、土地の段階で確認しておきましょう。
  • 駐車スペースの取り方:間口6.825mでは、車を横に2台並べるのは難しい形です。縦列にするか1台にするか、土地の形と一緒に考える部分です。

こんなご家族に向いています

  • 人目を気にせず庭で過ごしたい方
  • 交通量のある道路に面した土地の方
  • 道路に接する幅が狭く、奥に長い敷地の方
  • 主寝室をゆったり取りたいご夫婦
  • お子さんが2人までのご家庭

まとめ|庭は、日当たりか落ち着きかを選ぶ

庭をどこに取るかを考えるとき、たいていは日当たりが基準になります。南が空いていれば南に、と。

でも実際に庭で過ごせるかどうかは、日当たりだけでは決まりません。人目が気になる庭は、どれだけ明るくても使われなくなります。

日当たりを取るか、落ち着きを取るか。両方が手に入る敷地なら悩む必要はありませんが、そうでないなら、ご自身が庭で何をしたいかから決めてみてください。お茶を飲んで一息つきたいだけなら、答えは案外はっきりしますよ。

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家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

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