コンパクトでも人気要素しっかり確保しました 27坪の一階完結型プラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :91.50㎡(27.68坪)
  • 部屋数  :3LDK
  • 玄関   :東西入り
  • 間口(幅):8.19m
  • 奥行(縦):8.645m
  • 収納率  :10.11%

プランポイント

1階完結型は、ある程度の広さがないと成立しない。そう思われがちですが、この間取りは27.68坪でやっています。主寝室も、3帖のファミリークロークも、18帖のLDKも1階。しかもパントリーまである。どこを削ってどこを残したのか、順番に見ていきます。

ポイント①|27.68坪で、1階に生活を全部載せる

1階には主寝室5.7帖、ファミリークローク3帖、浴室2帖、脱衣室2.5帖、パントリー1帖、そしてLDK18帖。2階に上がらなくても1日が完結します。

延床27.68坪で1階完結型というのは、かなり詰まった構成です。一般的には30坪を超えたあたりから現実的になってくるので、そこから2坪以上絞っていることになります。

成立させているのは、主寝室を5.7帖に抑えた判断ですね。ここを7帖、8帖にすると、たちまち他が入らなくなります。

ポイント②|主寝室を削って、ファミリークローク3帖を残す

主寝室5.7帖に対して、隣のファミリークロークは3帖。寝室のわりに収納が大きい配分です。

これは理にかなっていて、寝室の広さは基本的にベッドのサイズで決まります。ベッドを置いて通路が取れれば、それ以上の面積は余白でしかありません。一方で収納は、多いほど部屋が片付きます。

寝室から出ればすぐファミリークローク、その先が脱衣室と浴室。着替えて、風呂に入って、洗濯物を出す。この並びが1本につながっているので、5.7帖でも窮屈さを感じにくい形です。

ポイント③|洗って、しまうが、扉一枚

ファミリークローク3帖の東隣が脱衣室2.5帖です。洗濯機は脱衣室の中にあります。

洗って、乾いたら扉一枚向こうにしまう。しかも階段を一度も使いません。1階完結型の一番わかりやすい利点が、ここに出ています。

洗濯物を2階へ運ぶ作業がないというだけで、日々の負担はかなり違ってきます。特にお子さんが小さい時期や、共働きのご家庭では効いてくるところです。

ポイント④|18帖のLDKと、南のウッドデッキ

LDKは18帖。1階の南半分をまるごと使っています。キッチンは東側にあり、その裏にパントリー1帖と冷蔵庫。

南面には大きな開口があり、その先にウッドデッキが続きます。掃き出し窓を開ければLDKと一体になるので、体感の広さは18帖以上です。

27坪台の家でLDKに18帖を割けているのは、廊下をほとんど作らなかったからですね。玄関を上がってホールに出れば、そこからLDKへも、水回りへも、階段へも直接分かれます。

ポイント⑤|2階は洋室2室とトイレのみ

2階には洋室5帖と4.5帖、そして廊下とトイレ。それだけです。

浴室も洗面も主寝室もないので、2階は完全に子ども部屋のための階になっています。役割を絞ったぶん、限られた面積に2部屋とトイレを収められました。

お子さんが独立したあとは、2階を使わない生活にそのまま移行できます。

検討するなら、ここは確認を

  • 収納率10.11%:やや控えめです。ファミリークローク3帖とパントリー1帖が主な収納で、シューズクロークがありません。玄関まわりの荷物の置き場は、造作か家具で足す前提にしておきたいところです。
  • 主寝室5.7帖の広さ:ダブルベッドを置くとほぼ埋まります。ベッドの脇に物を置きたい、寝室に椅子がほしい、といった希望があるなら手狭に感じるかもしれません。使うベッドの寸法から逆算して確認を。
  • 2階が小さく、下屋が大きい形:1階に対して2階がかなり小さいので、屋根の面積が広くなります。総二階と比べた場合の差額を、見積もりの段階で確認しておきたいですね。
  • 洋室5帖・4.5帖:ベッドと机で埋まる広さです。収納は確保されていますが、荷物が増える時期には工夫が要ります。
  • 間口8.19mという条件:東西の壁が隣家に近くなりやすい形です。窓の位置は周囲の建ち方を見ながら決めたいところ。

こんなご家族に向いています

  • 予算や土地の条件から、延床を30坪以内に抑えたい方
  • それでも1階完結型にしたい方
  • 洗濯を1階で終わらせたい方
  • 寝室の広さより収納量を優先できる方
  • 27坪台で3LDKを確保したい方

まとめ|1階完結型は、寝室の広さで決まる

1階完結型ができるかどうかは、延床面積そのものより、主寝室に何帖を割くかで決まる部分が大きいです。

寝室に8帖を確保しようとすると、そのぶんLDKか水回りか収納が削れます。逆に寝室を5.7帖まで絞れば、27坪台でも成立してしまう。この間取りは、その割り切りをはっきりやりました。

寝室は1日のうち、目を閉じている時間のほうが長い場所です。そこに面積を使うか、起きている時間を過ごす場所に回すか。優先順位を決めれば、思っていたより小さな家でも希望は入るかもしれませんー。

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