

概要
- 延べ面積 :134.16㎡(40.59坪)
- 部屋数 :3LDK
- 玄関 :北入り
- 間口(幅):10.01m
- 奥行(縦):8.19m
- 収納率 :12.96%
プランポイント
バルコニーは洗濯物を干す場所。多くの家ではそうなっています。でも十分な広さがあると、それだけでは終わりません。この40.59坪の家は、2階の東側から南にかけて、たっぷりしたバルコニーを回しました。休日にお父さんが座っている場所は、たぶんここです。
ポイント①|バルコニーを、洗濯物以外にも使える広さにする
2階の東側から南へ、L字にバルコニーが伸びています。かなり広く取られています。
奥行が1m台のバルコニーだと、物干し竿を渡した時点でいっぱいです。人が座る余地はありません。でもここは、椅子とテーブルを置いてもまだ通れる。
洗濯物を干す機能はそのままに、居場所としても使える。この差を生んでいるのは奥行です。バルコニーは長さより、どれだけ張り出しているかで性格が変わります。
ポイント②|吹抜けをバルコニーの隣に置いて、明るさをつなぐ
2階の東側、バルコニーに面した部分が吹抜けになっています。シーリングファンも描かれています。
つまりバルコニーからの光が、吹抜けを通って1階のLDKまで落ちてきます。バルコニーが単なる屋外ではなく、家の採光装置にもなっている。
そして吹抜けに面しているぶん、2階にいても1階の気配が伝わります。バルコニーで過ごしていても、家族から完全に孤立しないという距離感です。
ポイント③|LDK21帖を、1階の南半分に
1階の中央から南にかけて、LDK21帖。キッチンは西寄りに縦向きで、その東にダイニングテーブル、さらに東にL字のソファ。
南面には掃き出し窓が並び、外にウッドデッキ。1階にも外に出られる場所があり、2階にはバルコニー。屋外の居場所が上下に2つある形です。
階段は北東寄りで、LDKに面しています。2階へ上がるときに必ずここを通るので、家族の行き来が見えます。
ポイント④|洗濯の場所を、1階の西側に固める
1階の西側には、脱衣室1.5帖、ファミリークローク3帖、ランドリールーム2.5帖。北には浴室2帖と洗面所。
脱いで、洗って、ランドリールームで干して、隣のファミリークローク3帖にしまう。1階の西側で完結します。
2階にバルコニーがあるので、外に干したいときはそちらへ。室内と室外、どちらも使える構成ですね。ただし2階へ運ぶ手間はあるので、そこは使い分けになります。
ポイント⑤|シューズクローク3帖を、玄関に添える
北東の玄関に、3帖のシューズクローク。ホールを経てLDKへ入ります。
40坪の家で3帖なら、靴に加えてベビーカーやアウトドア用品、外遊びの道具まで収まります。玄関がすっきり保てる大きさです。
そして玄関の西がすぐ洗面所とトイレ。帰宅して手を洗う動線も短く済みます。
ポイント⑥|2階に主寝室7帖とWIC4帖、洋室5.2帖×2
2階は、南中央に主寝室7帖、その西にWIC4帖。北側に洋室5.2帖が2つ。廊下とトイレもあります。
WICが4帖と大きめで、主寝室の衣類はすべてここに収まります。1階のファミリークローク3帖が家族共用なのに対して、こちらは夫婦用という分担ですね。
主寝室がバルコニーに近い位置なので、朝起きてそのまま外に出られます。休日の居場所としてのバルコニー、という使い方を支える配置です。
検討するなら、ここは確認を
- 収納率12.96%:シューズクローク3帖、ファミリークローク3帖、WIC4帖、パントリー1帖。40坪という広さに対しては標準的な数字です。用途は分かれていますが、大物をしまう納戸のような場所はありません。階段下などで確保できないか相談しておきたいところ。
- バルコニーの防水メンテナンス:広いバルコニーは、その面積ぶん防水層の維持費がかかります。10年ごとの塗り替えが目安なので、長期の費用として見込んでおきましょう。
- 吹抜けの冷暖房:LDK21帖の上が抜けているので、暖めた空気は上へ流れていきます。断熱と気密の性能を数値で確かめたうえで、ファン任せにしない空調計画を立てておきたいところ。
- 洗濯を1階と2階で使い分ける:室内干しは1階、外干しは2階。晴れた日に2階へ運ぶ手間が発生します。実際にどちらを主に使うか、決めておくと迷いません。
- 間口10.01m×奥行8.19m:総二階に近い形なので、建築面積そのものは大きくありません。ただしバルコニーが張り出すぶん、外形は広がります。敷地に載るか確認を。
こんなご家族に向いています
- 外で過ごす時間を大切にしたい方
- 家の中に、一人になれる場所が欲しい方
- 洗濯物を天候で使い分けたい方
- 吹抜けのある明るいLDKを希望される方
- お子さんが2人までのご家庭
まとめ|バルコニーは、奥行があれば部屋になる
バルコニーが使われないという声はよく聞きます。理由はたいてい同じで、狭いから。洗濯物を干したら、それでいっぱいになってしまう。
でも奥行を2m近く取れば、椅子が置けます。椅子が置ければ、人が座ります。座る場所ができれば、そこは居場所になる。
このプランのバルコニーが「穴場」なのは、そういう余裕があるからです。バルコニーを計画するときは、長さより奥行を確認してみてください。数十センチの違いで、使われ方がまったく変わりますよ。
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こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください
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