狭小地でも平屋が建てたい方へ進めたい 外の視線も音も気にしない完全防視線プラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :99.37㎡(30.06坪)
  • 部屋数  :3LDK
  • 玄関   :東西入り
  • 間口(幅):10.92m
  • 奥行(縦):10.465m
  • 収納率  :20.83%

プランポイント

平屋は憧れるけれど、隣家が近いと視線が気になる。カーテンを開けられない家になるくらいなら2階建てのほうが、と迷われる方は多いですよね。この間取りは、窓をぜんぶ内側に向けるという方法でその悩みを解いています。中庭を囲んだ、外に対して完全に閉じた平屋です。

ポイント①|窓を中庭に向ける。だから外からの視線がゼロ

10.92m×10.465m、ほぼ正方形の平屋です。その中央に中庭があり、LDK、主寝室、洋室、水回りが、その中庭をぐるりと囲んでいます。

主要な窓はすべて中庭を向いているので、隣家や道路からの視線が室内に入りません。カーテンを開けたまま暮らせる家、というのがこのプランの一番の価値です。

外に対して閉じているぶん、音も入りにくくなります。前面道路の交通量が多い敷地や、隣家との距離が取れない敷地で効いてくる考え方ですね。

ポイント②|閉じているのに、暗くない

外に閉じると聞くと、暗い家を想像されるかもしれません。でも実際は逆で、中庭に面する壁がぜんぶ採光面になります。

一般的な平屋だと、建物の中央に光が届きません。奥行が10m以上あればなおさらです。この間取りは真ん中に穴を開けているので、中央部こそが一番明るい場所になっています。

LDKからは中庭ごしに向こう側が見えるので、視線も抜けます。17.5帖という帖数以上に広がりを感じられる作りですね。

ポイント③|収納率20.83%。平屋としてはかなり多い

シューズクローク2.5帖、パントリー2.2帖、ファミリークローク2帖、ウォークインクローゼット4帖。収納率は20.83%で、一般的な目安とされる12〜15%を大きく上回っています。

平屋は「2階に逃がす」ができないので、収納が足りなくなりがちです。この間取りは要所に分散配置することで量を確保しています。しかも、玄関にはシューズクローク、キッチンにはパントリー、水回りにはファミクロ、寝室にはWICと、使う場所のすぐ隣にある。取りに行く距離が短いので、実際に使われる収納になります。

ポイント④|北西に水回りをまとめて、家事を一角で完結させる

浴室2帖、脱衣室2.5帖、洗面所、ファミリークローク2帖が北西にまとまっています。洗濯機は脱衣室の中で、その隣がファミクロ。

洗って、着替えて、しまうまでが数歩です。キッチンからも近いので、料理の合間に洗濯を回すような動きがしやすい配置ですね。

洗面所が脱衣室と分かれているのも効いていて、来客時に脱衣室を見られずに手を洗ってもらえます。

ポイント⑤|玄関から入って、いきなり生活が見えない

玄関は南東。入ってホールに出ると、正面に中庭があり、居室は視線の先にありません。LDKへは中庭沿いに進む形です。

玄関を開けた瞬間にリビングが丸見え、ということが起きない構成ですね。宅配便の受け取りのような日常の場面で、この一段のクッションはけっこうありがたいです。

洋室4.5帖が2室は東側にまとまっているので、寝る場所とくつろぐ場所も分かれています。

検討するなら、ここは確認を

  • 中庭の排水とメンテナンス:ここが中庭の家で一番大事な検討点です。四方を囲まれているので雨水の逃げ道が限られます。排水経路と、詰まったときの対処をどう設計するか、建築会社さんと詰めておきたいところ。落ち葉の掃除も定期的に必要になります。
  • 建築コスト:中庭があるぶん外壁の面積が増えます。同じ延床面積の総二階と比べると、外壁・屋根・基礎のいずれもコストが上がる形です。予算とのバランスは早めに確認を。
  • 断熱と夏の熱:中庭に面するガラス面が多いので、夏は熱が入りやすくなります。軒の出、庇、あるいは中庭に落葉樹を1本といった対策をセットで考えたいですね。
  • 居室の広さ:中庭に面積を使うぶん、洋室は4.5帖ずつとコンパクトです。お子さんが成長したときの使い方は、あらかじめ想定しておくと安心です。
  • 外観の見え方:外に閉じる設計なので、道路から見ると壁の多い外観になります。素材の選び方や、玄関まわりの見せ方で表情をつけたいところです。

こんなご家族に向いています

  • 平屋に住みたいけれど、隣家や道路からの視線が気になる方
  • カーテンを開けたまま暮らしたい方
  • 交通量の多い道路に面した敷地をお持ちの方
  • 平屋でも収納をしっかり確保したい方
  • 30坪で3LDKの平屋を建てたい方

まとめ|プライバシーは、塀ではなく間取りで確保できる

視線が気になるとき、まず思いつくのは塀を高くすることですよね。でも塀で囲うと、今度は風も光も入らなくなります。しかも敷地が狭いほど、塀と建物のあいだの空間は使い道のない場所になりがちです。

この間取りは、囲うものを外周ではなく建物の内側に持ってきました。同じ「囲う」でも、囲った内側が庭として使えるぶん、暮らしの質はまったく違ってきます。

狭い敷地で平屋を諦めかけているなら、外に開くのをやめて内に開く、という選択肢も並べてみてください。条件が厳しいときほど、効いてくる考え方かもしれませんー。

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こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください

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家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

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