外からの視界を遮ればカーテンは不要?プラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :98.96m(29.93坪)
  • 部屋数  :3LDK
  • 玄関   :西入り
  • 間口(幅):15.47m
  • 奥行(縦):9.555m
  • 収納率  :17.16%

プランポイント

建物で庭を囲えば視線は防げる。でも囲ったぶん暗くなるのでは、と思われるかもしれません。この29.93坪の平屋は、コの字に囲んだうえで、開ける方向を南だけに絞りました。東・西・北を建物で塞いで、南は全開。視線が入るのは日射と同じ方向だけ、という割り切りです。

ポイント①|三方を建物で塞ぎ、南だけを開ける

間口15.47mの横長の建物が、北・西・東の三方に伸びています。その内側に大きなウッドデッキ。開いているのは南だけです。

東西の隣家からも、北の道路側からも、このデッキは見えません。見えるのは南だけ。

そして南は、日射が入る方向でもあります。囲うことで失う光と、確保できる視線の遮蔽。この2つを両立させるには、開ける方向を南に決めるのがいちばん効率がいいんですよね。

ポイント②|デッキを、LDKと個室の両方から使う

デッキは建物の中央に広がっていて、北のLDK20帖、西の主寝室、東の廊下と洋室、どこからも面しています。

一方向からしか出られない庭は、だんだん使われなくなります。でも複数の部屋から見えて、複数の場所から出られるなら、日常の一部になる。

洗濯物を干す、椅子を出す、子どもを遊ばせる。カーテンを開けたままでいられるので、室内から眺めるだけでも景色として機能します。

ポイント③|LDK20帖を、北の横棒に配置する

LDKは20帖。コの字の北辺にあたる部分で、東西に長く伸びています。

キッチンは東寄りに横向き。西へ進むにつれて食卓、くつろぐ場所と役割が移ります。南面はすべてデッキに向いています。

北側にあるLDKですが、南のデッキから光を取れるので暗くなりません。しかも北面の外壁は道路側になるため、そちらには小さな窓で済む。プライバシーと採光を、方向で切り分けた形です。

ポイント④|水回りと納戸を、東の縦棒に

東側には、洗面脱衣室3.1帖、浴室2帖、納戸2.5帖、トイレ、そして廊下。

洗面脱衣室が3.1帖と広めなので、洗濯機と洗面台を置いてもゆとりがあります。そしてキッチンの東隣なので、料理をしながら洗濯機を見に行くのも数歩。

納戸2.5帖が独立して確保されているのが目を引きます。29坪台の平屋で専用の物置を持てるのは、収納計画としてかなり優秀です。

ポイント⑤|子ども部屋2つを、東の南端に

東の縦棒の南端に、洋室4.3帖が2つ。廊下から入ります。

デッキに面した位置なので、部屋からも緑が見えます。そして主寝室が西の縦棒なので、子どもと親が家の東西に分かれる形です。

4.3帖という広さは、机とベッドでほぼ埋まります。衣類は各部屋のクローゼットで管理する前提ですね。

ポイント⑥|主寝室5.7帖とWIC2.2帖を、西の縦棒に

西側に主寝室5.7帖、その西にWIC2.2帖。玄関のすぐ南です。

主寝室が5.7帖とコンパクトなのは、WICを別に確保しているからでしょう。衣類が部屋の中を占領しないので、この広さでも窮屈になりません。

そしてデッキに面しているので、朝カーテンを開けたときに緑が見えます。囲われた庭なので、寝室でも開け放しておけます。

検討するなら、ここは確認を

  • 収納率17.16%:29坪台としてはかなり多い部類です。納戸2.5帖、WIC2.2帖、パントリー、シューズクローク。用途が分かれていて、大物の置き場もある。バランスのいい配分だと思います。
  • コの字による外壁の増加:三方に伸びる形なので、外壁も基礎も四角い建物よりかなり長くなります。建築費に響く部分なので、デッキの価値と天秤にかけて判断したいですね。
  • デッキの排水と落ち葉:三方を囲まれた場所は、雨水も落ち葉もたまります。排水経路と、掃除のために出入りできる動線を確認しておきましょう。
  • 主寝室5.7帖:ベッドを2台置くと、ほぼ埋まります。WICが別にあるとはいえ、実際の家具配置を一度描いてもらうと安心です。
  • 間口15.47mの敷地:かなり横長です。境界までの余白を足すと、18m前後の幅が要ります。この寸法を満たす土地は限られるので、探し始めの段階で条件に入れておきたいですね。

こんなご家族に向いています

  • 隣家が近く、視線が気になる土地の方
  • カーテンを開けたまま暮らしたい方
  • 庭を毎日使いたいご家庭
  • 収納の総量をしっかり確保したい方
  • 横に広い敷地をお持ちの方

まとめ|囲うなら、開ける方向を一つに決める

建物で庭を囲うと、暗くなるのではという心配が出ます。実際、四方すべてを塞げばそうなります。

でも一方向だけ開ければ話は別です。しかもその方向を南にすれば、いちばん光の入る方角から日射を受けられる。囲ったことによる損失は、ほとんどありません。

大事なのは、開ける方向を「なんとなく」で決めないこと。日射なら南、風なら卓越風の向き、眺望ならその方角。何を優先するかを先に決めれば、囲い方は自然と決まりますよ。

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