現代社会に疲れたあなたへ これからの時代に必要なミニマム思考プラン

間取り紹介
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概要

  • 延べ面積 :68.73㎡(20.79坪)
  • 部屋数  :2LDK
  • 玄関   :南入り
  • 間口(幅):11.83m
  • 奥行(縦):7.28m
  • 収納率  :9.63%

プランポイント

家を建てるとなると、つい「あれもこれも」と足していきたくなりますよね。この間取りはその逆で、20.79坪・2LDKまで削ぎ落とした平屋です。ただ、我慢の家という感じはしません。削ったぶんがちゃんとLDKの16帖に返ってきていて、暮らしの密度はむしろ濃くなっている。そういうプランです。

ポイント①|20.79坪のうち、16帖をLDKへ。削って、寄せる

延べ面積68.73㎡のうち、LDKが16帖。全体のおよそ4割です。個室は主寝室6帖と洋室4.5帖の2つだけ。部屋数を増やさなかったぶんを、まるごと家族が集まる場所に寄せています。

「小さい家=狭い家」になってしまうのは、限られた面積を細かく割ってしまったときなんですよね。逆に、割る回数を減らせば、坪数が小さくても居場所は広くなります。ミニマムに建てるときは、面積を削ることよりも「何を残すか」を決めるほうが先かなと思います。

ポイント②|各部屋にクローゼットを作らない。3帖のファミリークロークに集約

主寝室にも洋室にも、個別のクローゼットがありません。代わりに、家の中央に3帖のファミリークロークが置かれています。

収納を各部屋に分散させると、扉・壁・そこへ行くための通路が、その数だけ必要になります。1か所にまとめてしまえば、同じ収納量でも占める面積は小さくなるんですよね。しかも家族の衣類が1か所にあるので、洗濯物をしまうのも一度で済みます。

位置も効いていて、脱衣室の隣。洗って、乾かして、数歩でしまう。この距離の短さは、小さい家ならではの強みですね。

ポイント③|脱衣室3帖に、洗う・脱ぐ・整えるをまとめる

脱衣室が3帖と、この規模の家にしてはかなり大きめに取られています。中に洗濯機と洗面台が入っていて、隣が浴室です。

20坪台の平屋で洗面と脱衣を分けると、そのぶんLDKか個室が削れます。ここは分けずに、代わりに広さを与えるという判断ですね。1室を広く使えるので、脱衣・洗面・洗濯・部屋干しを全部この中で回せます。

分けるか、広く1室にするか。どちらが正解ということではなく、ご家族の人数と朝の使い方で決まるところかなと思います。

ポイント④|廊下がない。ホール一つで全部につながる

玄関を上がるとホールがあり、そこから西側に個室ゾーン、北側に水回り、東側にLDK。廊下と呼べる細長い通路がありません。

廊下は面積のわりに何も置けない場所なので、小さい家では真っ先に見直したいところです。この間取りはホールを中心にして各所へ直接分岐させることで、通るためだけの面積をほぼゼロにしています。

ポイント⑤|東側のLDKと、続きのデッキ

南の道路側に玄関を置き、生活の中心は東に寄せています。LDKの掃き出し窓の先にはデッキがあり、床が屋外まで続いていく形です。

20坪台でも狭さを感じにくいのは、この「外に抜ける」設計が効いているからですね。壁で囲われた16帖と、外に続く16帖では、体感がかなり変わってきます。

検討するなら、ここは確認を

  • 収納率9.63%:数字としてはやや控えめです。「持ちすぎない暮らし」が前提のプランなので、いま持っているモノの量と照らし合わせて確認しておきたいところ。特に季節家電や来客用の布団の置き場は、事前に決めておくと安心です。
  • 2LDKという割り切り:お子さんが2人以上になる、在宅ワークの個室が要る、といった変化には対応しづらい形です。洋室4.5帖を将来どう使うか、10年後まで含めて考えておきたいですね。
  • 個室にクローゼットがない:ファミリークロークへの集約は効率的な反面、思春期のお子さんが「自分の服は自分の部屋に置きたい」となる可能性はあります。あとから家具で足せる前提にしておくと柔軟です。
  • 東側LDKの日当たり:午前中は明るく気持ちいい反面、午後は光が回りにくくなります。夕方以降の過ごし方によっては、南側や西側の窓を足す検討も。

こんなご家族に向いています

  • 建物にかける費用を抑えて、土地や暮らしのほうにまわしたい方
  • モノを増やさない暮らしをしたい、あるいは既にされている方
  • お子さんを含めて3人までを想定されているご家族
  • 平屋に住みたいけれど、敷地や予算に限りがある方
  • 掃除やメンテナンスの手間を減らしたい方

まとめ|小さくすることと、我慢することは別

20坪台の平屋というと、どうしても「妥協した家」に見られがちなんですよね。でもこの間取りを追っていくと、やっているのは妥協ではなく、優先順位をはっきりさせただけだと分かります。

部屋数を減らしてLDKへ。収納を1か所へ。廊下をなくしてホールへ。どれも「減らす」判断ですが、その結果として残ったものは濃くなっています。

家の大きさは、暮らしの豊かさとイコールではありません。何を残すかを決められた家は、小さくてもちゃんと気持ちよく住めます。ご自身の暮らしで「これだけは外せない」が何なのか、そこから考えてみるといいかもしれませんー。

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複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

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