

概要
- 延べ面積 :129.17㎡(39.07坪)
- 部屋数 :4LDK
- 玄関 :東(西)入り
- 間口(幅):6.37m
- 奥行(縦):11.83m
プランポイント
ただいま、と言ってから風呂に入るまでに、靴を脱いで、上着を脱いで、手を洗って、服を脱ぐ。この4つを寄り道せずに並べたのが、この39.07坪のプランです。間口6.37m、奥行11.83m。細長い敷地に合わせた4LDKになります。
ポイント①|玄関から浴室まで、一本の道にする
玄関は東側。入るとシューズクローク2.0帖、その先にファミリークローク2.0帖、洗面所、脱衣室2.0帖、そして浴室2.0帖と続きます。
靴はシューズクロークで、上着はファミリークロークで。着替えを手に取って洗面所で手洗いとうがい、脱衣室で脱いで、そのまま風呂です。引き返す動きがひとつもありません。
夏に外で汗をかいて帰る方や、現場仕事から戻る方には、この並びは効きます。汚れたものをLDKに一度も通さずに済むというのが、いちばん大きいところですね。
ポイント②|洗面所の隣に、ランドリールーム2.0帖
北側の水回りには、脱衣室とは別にランドリールーム2.0帖があります。
脱ぐ場所と、洗って干す場所を分けているので、入浴中でも洗濯の作業ができます。家族が多いほど、この分離は効いてきますね。
干したものは、南隣のファミリークローク2.0帖へ。洗う、干す、しまうが北の一角でまとまります。
ポイント③|奥行11.83mのLDKに、中央の吹抜けをつくる
1階の西側から南側にかけて、LDK18.0帖が広がります。
奥行の長い家では、奥に行くほど光が届かなくなります。窓は基本的に外周にしか開けられないので、真ん中がいちばん暗くなるわけですね。
そこで、LDKの中央、ダイニングの上を吹抜けにしています。上から光を落とせば、南北のどちらの窓からも遠い場所に、明るさをつくれます。天井が抜けることで、18.0帖という数字以上の開放感も出ます。
ポイント④|和室4.5帖を、LDKの南東に
LDKの南東に和室4.5帖があります。玄関からも近い位置です。
来客をLDKに通さずに迎えられる位置であり、普段はLDKと続けて使える位置でもあります。引き戸を開けておけば、リビングの延長として使えます。
4LDKの1室をこの和室が担っているので、2階の個室数を増やさずに部屋数を確保できています。
ポイント⑤|2階のユーティリティスペースを、第二の居間にする
階段を上がったところに、ユーティリティスペースがあります。ソファを置ける広さです。
吹抜けに面しているので、1階と気配がつながります。壁にプロジェクターを投影して映画を観る、お子さんのスタディコーナーにする、来客中に家族が過ごす場所にする。使い方は決めきらなくて構いません。
2階に「部屋ではない場所」があると、個室にこもる時間が減ります。家族の距離を調整する余白ですね。
ポイント⑥|主寝室8.0帖とWIC3.0帖、洋室6.0帖が2つ
2階の南西に主寝室8.0帖、その隣にWIC3.0帖。東側に洋室6.0帖がふたつ並びます。
洋室が6.0帖ずつあるので、机とベッドを置いてもまだ余裕があります。お子さんが大きくなってからも使い続けられる広さです。
南東にはバルコニー3.0帖。主寝室側からも洋室側からも近い位置にあります。
検討するなら、ここは確認を
- 吹抜けの上に落ちる光の量:吹抜けは、屋根や2階の壁に窓があってはじめて機能します。どの向きに、どの高さで窓を取るのかを図面で確認してください。隣家が近い側なら、高い位置に振る判断が出てきます。
- 吹抜けまわりの音と暖気:1階の話し声は2階のユーティリティスペースまで届きます。お子さんが勉強する場所として使うなら、そこは織り込んでおきたいところ。暖房の効きも、1階だけで考えないほうが安全です。
- 奥行11.83mに必要な敷地:南北に長い建物です。前面道路から玄関までのアプローチと、南側の庭を確保すると、敷地の奥行はかなり必要になります。駐車台数も含めて、配置図の段階で確認を。
- 玄関からの一本道の幅:シューズクローク、ファミリークローク、洗面所と続く道は、通路であると同時に収納です。人ひとりが通る幅が残っているか、家具や棚を置いたあとの寸法で見ておきましょう。
- 和室の使い方:来客用と普段使いでは、床の間の要否も、収納の量も変わります。どちらを主にするかを決めてから、仕様を詰めてください。
こんなご家族に向いています
- 帰宅後にまず風呂へ入りたい方
- 南北に細長い敷地を検討されている方
- 洗う場所と脱ぐ場所を分けたい方
- 2階にもうひとつ居場所が欲しい方
- 和室を1階に残したいご家庭
まとめ|動線は、順番を書き出すところから
間取りの相談では「動線をよくしたい」という言葉がよく出ます。ただ、動線という言葉だけでは図面は動きません。
このプランのように、靴を脱ぐ、上着を脱ぐ、手を洗う、服を脱ぐ、と順番を書き出してみると、部屋の並べ方が自然に決まります。順番が決まれば、あとはその通りに部屋を置くだけです。
ご自身の一日で、いちばん面倒に感じている動きはどれでしょうか。その順番を紙に書いて設計者に渡すと、話が早く進みますー。
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こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください
- 提案されたプランに、どうもピンとこない
- 担当者と感覚が合わず、モヤモヤしている
- 「他の可能性」をプロの目線で知っておきたい
- SNSで集めた情報が多すぎて、整理できない
- 完成したあとの暮らしが、うまく想像できない
家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。
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