秘密の家族専用裏ルートで便利な帰宅動線プラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :99.58㎡(30.12坪)
  • 部屋数  :3LDK
  • 玄関   :東(西)入り
  • 間口(幅):12.275m
  • 奥行(縦):9.1m
  • 収納率  :12.47%

プランポイント

同じ玄関を使っていても、家族と来客では通る道が違う。この30.12坪の平屋には、そういう仕掛けがあります。玄関の脇に3帖のシューズクロークがあり、そこを抜けると家の中へ直接入れる。来客はホールを通ってLDKへ。家族だけが使う裏ルートが用意されています。

ポイント①|シューズクローク3帖を、家族の通用口にする

東側の玄関を入ると、すぐ西に3帖のシューズクローク。ここが行き止まりではなく、その先が家の中につながっています。

家族が帰ってきたら、この中で靴を脱いで、上着や荷物を置いて、そのまま室内へ。玄関の三和土を汚さずに済みますし、脱いだ靴が並ぶこともありません。

一方、来客は玄関からホールへ上がり、LDKへ通される。同じ扉から入っても、そこから先が分かれます。玄関がいつもきれいに保てるのは、この二重構造のおかげですね。

ポイント②|裏ルートの先が、キッチンと水回りに直結する

シューズクロークを抜けた先には、キッチンの背面とパントリーがあります。そしてそのまま西へ進めば洗面所へ。

買い物から帰ってきたとき、シューズクロークで荷物を降ろして、数歩でキッチンへ。食材を持ってLDKを横切る必要がありません。

そして手を洗いたければ、そのまま西の洗面所へ。帰宅時にやりたいことが、この裏ルート上に順番に並んでいます。

ポイント③|LDK21帖を、南東にたっぷりと

LDKは21帖。30坪の平屋としては、思い切った配分です。

キッチンは北側に横向き。そこから南へ、ダイニングテーブル、リビングのソファと続きます。南面は大きな窓で、外には幅の広いウッドデッキ。

来客がホールから入ってくると、目に入るのはこのLDKと南のデッキ。生活の裏側は北の裏ルート側にまとまっているので、見せたくない部分が視界に入りません。

ポイント④|主寝室7.8帖とWIC2.5帖を、西に置く

西側に主寝室7.8帖、その北にWIC2.5帖。図面には机も描かれています。

玄関から最も遠い位置なので、来客の気配が届きません。そしてWICの北が洗面所と脱衣室なので、洗って干した衣類をしまうのも近い。

30坪の平屋で主寝室に7.8帖を割けているのは、子ども部屋を4.8帖ずつに抑えたからですね。

ポイント⑤|子ども部屋2つを、南西に並べる

南西に洋室4.8帖が2つ。どちらもLDKに面していて、南側に窓があります。

主寝室が西、子ども部屋が南西。個室が家の西半分にまとまっているので、東側のLDKや玄関とは分かれています。

4.8帖という広さは、机とベッドを置いてぎりぎり余裕が残る寸法。衣類は各部屋のクローゼットで管理する形です。

ポイント⑥|水回りを北西にまとめる

北西には浴室2帖、脱衣室1.5帖、洗面所、トイレ。

脱衣室が1.5帖と最小限ですが、洗面所が独立しているので、入浴中でも洗面台は使えます。

そして裏ルートの終点がこの洗面所です。帰宅して、荷物を置いて、手を洗って、必要なら風呂へ。家族の帰宅動線が、北側の一列で完結する構成になっています。

検討するなら、ここは確認を

  • 収納率12.47%:シューズクローク3帖、WIC2.5帖、パントリー、各室のクローゼット。標準的な数字です。ファミリークロークはないので、洗濯物は各部屋へ運ぶ形になります。北西の脱衣室から南西の子ども部屋までの距離を、確認しておきたいところ。
  • 通り抜けるシューズクロークの維持:ここは通路でもあるので、物を置きすぎると通れなくなります。棚の奥行きと通路幅を実際の寸法で見ておきましょう。3帖あっても、両側に棚を付ければ通路は狭くなります。
  • 脱衣室1.5帖:服を脱ぐことに絞った広さです。お子さんの入浴を手伝う時期には、少し窮屈に感じるはず。
  • 子ども部屋がLDKに面する:思春期になると、友人を通しにくい配置です。入口の向きを変えられる余地があるか、設計の早い段階で確認しておきたいところ。
  • 間口12.285mの敷地:横に伸びた形なので、それだけの幅が要ります。玄関が東にあるので、道路の位置とアプローチもあわせて確認しておきましょう。

こんなご家族に向いています

  • 玄関をいつもきれいに保ちたい方
  • 来客が多く、生活感を見せたくないご家庭
  • 食材をくつろぐ場所を通さずに運びたい方
  • 主寝室をゆったり取りたいご夫婦
  • 東西に長い敷地をお持ちの方

まとめ|玄関に、二つの顔を持たせる

玄関は家の顔だと言われます。でも同時に、家族がいちばん散らかす場所でもあります。靴、傘、外遊びの道具、宅配の箱。きれいに保つのは、なかなか難しい。

このプランは、玄関を「見せる側」と「使う側」に分けました。来客が通るのは前者、家族が使うのは後者。役割を分けたので、片方をきれいに保つだけで済みます。

玄関がいつも散らかると悩んでいる方は、片付ける努力の前に、家族用の通り道をつくれないか考えてみてください。仕組みで解けることは、意外と多いんですー。

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複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

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